遅ればせながらジブリの最新作「赤い海ガメ」を観ました。
日本語タイトルは「レッドタートル ある島の物語」ですが、Wiki記事の他の言語は全て「赤い海ガメ」です。中国語Wikiだけが、日本語タイトルを中国語訳してあります。
何故「赤いウミガメ」でなく「レッドタートル」で、その後に「ある島の物語」が加えられているのか・・・私の勝手な推定ですが、「赤いウミガメ」だけだと、ウミガメの生態を紹介する自然科学系の記録映画のような雰囲気だからではないかな、かな、かな・・・
私は折衷で「海ガメ」にしてみました。
既に御存知でしょうが、美しい画面とストーリーは以下のサイトで

ジブリHP
Wikipedia
セリフが全く無いので、世界中で翻訳無しに誰にでも分かります。
本当の主人公は赤い海ガメ。
彼女は、
汎神論的大自然と生命の循環を体現しているのだと思います。
そういう意味で、
象徴主義的な物語と言えるのではないでしょうか。
島の自然や可愛いカニさんたちも印象的です。
登場するカメさんたちは、とにかく美しいのです。
彼らはペンギンさんたちと同様に、水中を優雅に飛翔します。
上の写真は、気の毒にもウミガメスープに調理されるウミガメさん。見事にはばたいていますね

脱線・・・
「
不思議の国のアリス」には「偽ウミガメスープ」の食材となる偽ウミガメさんが登場(日本語Wikiでは「代用ウミガメ」)
私が信奉・敬愛してやまないカメさんは「
モモ」に登場するカシオペイアさん



彼女は自分の中に独自の時間を持ち、通常の時間の外に生きる超越した存在で、言わば「絶対的に拠り所となる存在」です。
カメさんには、そういう超越した雰囲気がありますね。
しかし現実には、世界に現存する様々なカメさんの半数以上が絶滅危惧種だそうです
世界中のカメさんたちが、これからも繁栄し続けますように