毛のない羊は羊じゃない!
・・・と思いますが「無毛羊にも悩みがある」というヘンテコなタイトルの愉快な本があります
まだ足しげく本屋のハシゴをしていた頃に発見したもので、ナンセンスを満載した詩集
日本語タイトルは原題を自由訳したものです
著者はドイツの代表的なジャズロックのギタリストで、この本のように詩や散文も書き、イラストも描いています。
ドイツ語ウィキには活動分野が詳しく紹介されていますが、
英語ウィキではギタリストとなっています。
出版社の名前も「
カインとアベル」と、かなり挑発的です。
スイスの出版社で
ドイツ語ウィキの記事しかありません。
「無毛羊」にはトリクマ(鳥熊)、イノシシカンガルー、カタツムリシカ(蝸牛鹿)、カモメウシ(鴎牛)、オウムイヌ(鸚鵡犬)、ネコフクロウ(猫梟)など、存在しないナンセンス動物が登場、そのイラストが可愛いのです

しかも詩は
韻文詩になっています
1ページ、スキャンしてみましたが、あまり明瞭ではありません
木の上ではオウムイヌが「ミャウ」と鳴き、虫取り網を持ったトリクマが、羽根のあるカタツムリを追いかけています。
下の1行は「動物界の奇妙な出来事」

今日の蛇足 ハロウィンと万聖節
10月31日は、この頃日本でも
ハロウィンの日として知られるようになってきましたね。キリスト教由来の行事ではないため、教会からは批判もあるようです。
ルター派プロテスタントの多い北ドイツでは
宗教改革の日の方が重要かと思います。
翌日の11月1日は
諸聖人の日(万聖節)、次の11月2日は
死者の日(万霊節)で、この2日間はお墓参りの日になっています。