もう1ヵ月ほど前のことですが、3月17日に
ブルク劇場で、
ベルトルト・ブレヒトの「
肝っ玉おっ母とその子供たち」を見ました。
ブレヒトは多くの人々にシェークスピアと並べて挙げられる代表的な劇作家です。
「肝っ玉おっ母」は長らく見たいと思っていた劇で、やっと念願が叶い、しかも、好きな俳優マリア・ハッペルが「おっ母」を演じました
Maria Happel(ドイツ語)
(舞台俳優なのでドイツ語ウィキの記事しかありません)
30年戦争の中欧で、屋台を引いて軍隊相手に商売する「肝っ玉おっ母」アンナ・ファイリンクが主人公。3人の子供たちは次々と戦争の犠牲になりますが、それでも「おっ母」は、戦争(軍隊)を相手に生きていくより仕方ないのです。
単に戦争を批判するだけでなく、庶民が犠牲を払いながらも戦争で稼ぐという「相互依存」をも抉り出しています。元々の時代設定は17世紀ですが、普遍的なテーマと問題を含んでいます。
舞台の様子をまとめた英語YouTube
ストーリーに関して一番詳しいのは
ドイツ語ウィキですが、
英語ウィキでも、ある程度詳しいストーリーが紹介されています。