続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

後閑薬師堂異聞

2024-06-18 15:03:12 | 群馬県・旧勢多郡

雨の朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、貧乏カッパでお散歩です。

今日は一日中、室内犬です

しっかり、おかあたんのベッドの上に陣取ります

気が向くと、少しの間自分のベッドで寝てます

暑がりタバちゃんは、畳の上がいいみたいです

夕方にはやむといいね

 

 

おかあさんは、歩いてゴミ出しです。

ゴミステーションからの帰り、後閑(ごか)の薬師堂を通ります。

ここには、五輪塔の残骸がたくさんあります。

薬師堂の西には、凝灰岩の五輪塔が捨て置かれています。

もしかしたら、史跡の後閑の五輪塔(長安寺跡)より大きいかも

この薬師墓地の南にある、工務店の土地から出土したそうです。

墓地はかつてもっと広く、南にも広がっていたそうです。

ここには、たくさんの五輪塔があったのです。

実はここは何度も戦乱に巻き込まれて、荒れ果てた土地(後閑の鄕・こかんのごう)だったのです

上杉顕定書状(長享2年3月16日)・その2

 

近世に庶民が無病息災や現世利益を願う前に、鎮魂の場としての姿があったのです

怨念・怨嗟の声が満ち満ちた所だったのです

ガラス戸はあいてますが、雨なのでぬれたまま、上がるわけにはいきません

そのうちに、そばで拝見しまーす

合掌

 

薬師堂の床下には、五輪塔がゴロゴロという話もあります

のぞいてみますけど、わかりません

 

 

お堂の斜め前方の馬頭観音そばにも、五輪塔のパーツです。

よく見ると、なかなかの馬頭観音さんです

合掌

 

右前方にも、大きな馬頭大士の文字塔です。

ここの小さな交差点は、交通の要衝だった時代があったのでしょう

 

現在の薬師堂はちょっと味気ないですけど、古い薬師堂はなかなかのものだったようです。

いつの頃かわかりませんが、古い写真があります。

ちょっと修正を加えました。

古い文書を検討してみると、ここは怖いところです

怨嗟と怨念が渦巻いているのです

 

先日、常広寺で二胡と琴の鎮魂の調べが流れました

上野国山上(こうずけのくにやまがみ)に、鎮魂の調べが流れたのです

みなさん、聞いてくれたかな

合掌

 

 

さて、土手から帰ります。

まだ草刈り途中ですけど、紫陽花は救出しました

 

裾をぬらしながら、ガーデンパトロールして帰ります。

雨で紫陽花も元気を取り戻し、ヘメロカリスの色も鮮やかです

白百合も咲き始めました

 

バラが入るとガーデンが華やかになります

 

向日葵も咲き出してます

今年は、草むしりして地面が出ると、あちこちに種をまいておきました

コスモスの種も、あちこちにまきました。

成長中です

 

 

枇杷の実が完熟です

今年は実は小さいけれど、たくさんなりました。

 

ムーハウスガーデンは、薬師堂の少し東です。

もしかしたら、ここに花々が咲くことが鎮魂になるかも

 

草むしり・草刈り・種まき頑張ります

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上野国山上の新名所(?)・天神川の花桃

2024-04-03 19:20:44 | 群馬県・旧勢多郡

今日は、冷たい雨の1日でした

昨日の朝はよいお天気で、ひめちゃんは、元気に堀之内を西に出ました。

 

蕨沢川沿いの桜、早咲きの方はもう葉桜です。

遅い方は満開かな

石造物があることによって、いい雰囲気になります

 

 

あれ、なんとなく前方に黒柴のような影です

 

黒柴の男の子です

彼は、ひめちゃんに気づきます

でも、飼い主はどんどん引っ張って行ってしまいます

ひめちゃんは真剣に後を追いますけど、見失いました

お友達になりたかったね

 

 

諏訪神社の向こうの高台を突き当たり迄行って、南に下ります。

山上城跡公園の南側を通って帰ります。

山上城跡公園は、桜色がない寂しい公園です

 

 

赤城山・常広寺の前を通ります。

門前の野菜直売所、しだれ桜が開花です

 

 

常広寺の駐車場、花桃が咲いています

2、3日前に通った時は、白い蕾がいくつか大きくなっているだけだったのに

 

満開には少し早いけど、見応えある景色になってます

 

この花桃は、黒川谷から来ました

数年前、常広寺の奥さんの実家からやって来たのです。

植えてさほどの歳月は経っていませんけど、いい景色になってます。

あと数年したら、見応えある上野国山上(こうずけのくにやまがみ)の花桃名所になるかも

蕨沢川沿いに、もう少し苗を植えたりしたほうがいいかな?

 

そうそう、「天神川の花桃」で行きましょう

この川は、数年前まで、天神川でした。

河川の整理の過程で、下流の蕨沢川の名称に統一されたのでしょう。

 

よいお天気で、黒柴の男の子にも会ったし、花桃もきれいでした

  

ひめちゃんも、久しぶりの笑顔です

笑顔のひめちゃん、おかあさんも笑顔になります

大好きだったケンくんちのそばを通りって帰りました。

 

 

ひめちゃんちの、もう1本の金魚葉椿が咲き出しました

この木には、1枚も梵天葉(金魚のシッポが本体と葉脈1本で繋がっている葉)はありません。

やはり梵天白(ぼんてんしろ)という品種は、梵天葉の出やすい品種のようです

少し挿し木をしようかな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葛塚の要害の地から遠くの山々が見えました

2024-02-26 20:21:48 | 群馬県・旧勢多郡

昨日の冷たい雨は上がりました

ひめちゃんは、張り切って、堀之内を西に出ます

今日は諏訪神社のむこうの高台を歩くでふよ

 

神社前から、あの白い山が見えます。

冬の間だけ見える山です。

あそこは、昨夜雪が降ったんだね

左の森は膳八幡神社、右は膳城です

 

赤城山も白い

 

前方の浅間山は吹雪いてるかな

隣に見える榛名山も白い

肉眼では見えましたが、画像には写りませんでした

 

日射しが出てきました

 

南西の方の遠くの山々が見えます

甲斐の山々かな?

戦国時代には、甲斐の武田の軍勢も、膳・山上にやって来ました。

 

突き当たりを南に下って、膳八幡神社後ろの三叉路です。

ひめちゃんは、奥の道を右から来て、手前に曲がります。

この奥の道をどこまでも北上すると、天明2年の百足鳥居(むかでとりい)に至ります。

上野国山上(こうずけのくにやまがみ)から、赤城山への登山道があったのです。

百足鳥居までのみちも、何本もあったでしょう。

でも、百足鳥居を通って登って行ったのです。

 

山上城趾公園(三の丸)に廻り込みます。

山上城にも武田の丸馬出しの跡が発見されたとか。

手前中央、雑草の陰に道標があります。

 

城跡公園は濡れてそうだから、寄らないで帰ります。

 

城跡公園前・常広寺前の野菜の無人スタンド、重宝しています

最近では、細い大根を薄く輪切りにして干した切り干し大根が、家族のお気に入りです

白い赤城山を後ろに、山号の赤城山が似合う常広寺です

しばらく寄ってないね

もう少し暖かくなったら、寄りましょう

 

 

天神田を帰ります。

凜とした白い赤城山です

中央手前の木立の中には、天神様がありました。

古い地図にはあります。

それで、字・天神なのです。

 

振り返ると、また遠くの山々が見えます

甲斐の山々か、中央アルプスか?

戦国時代には、あちらからここらまで攻めてきたのです

 

 

久しぶりに、ケンくんちの側を通ります。

あれ、石造物のみなさん、野焼きに遭っちゃった?

凝灰岩石仏もあって、古くからのパワースポットなのに。

この辺りの土地は、古い地図だと、地主・無量寺のところが多かったと思います。

 

ケンくんに逢えないのは残念だけど、側を通るだけで満足でふ

ケンくんが逝ってしまってから、もう1年が経つね

 

 

庚申塚古墳の向こうも、凜とした赤城山です。

このあたりは赤城山の麓、上野国山上(こうずけのくにやまがみ)です。

戦国時代には、葛塚(くずづか)の要害の地で、たくさんの軍勢がやってきたり通過ししたりして行きました。

冬のある日、いつもは見えない遠くの山々が見える朝があります

 

 

ひめちゃんちのガーデン・ムーハウスガーデンは、クリスマスローズが次々に開花しています。

こんな変わった色の花も咲きました

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不動明王に願いを(宮田不動尊ご開帳)

2024-01-30 15:18:05 | 群馬県・旧勢多郡

最近、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、朝散歩の後おうちに入れてもらって朝ご飯です。

朝ご飯を済ませてしばらくすると、ひめちゃんは玄関で待ってます。

そこらをちい散歩して、外のお部屋(もちろん湯たんぽが入ってます)に帰ります。

ひめちゃんの足下の緑の草は、彼岸花です。

冬に緑の葉でエネルギーを蓄えて、秋まで深い眠りについているのです。

 

タバサねーちゃんは、朝ご飯の後、おうち犬で一眠りです。

目が覚めると、ちい散歩してお外のお部屋の戻ります。

タバサねーちゃんの服を探していますけど、着やすいのがありません。

首の所とか、背中がファスナーになっているのを探しています。

 

 

 

1月28日、宮田不動尊(渋川市赤城町、旧勢多郡赤城村)に向かいます。

大胡から県道34号線で行きます。

赤城の大鳥居を横目に通ります。

ここは小暮(こぐれ)、沼田街道・米野宿の東です。

 

樽の信号から北上します。

宮田不動尊・臨時の駐車場はいっぱいです

駐車場係のおじさんが、不動尊脇の駐車場が少し空いているよと教えてくれました

なんとか駐車出来ました

 

それにしてもすごい人出です

この間の静けさが嘘みたい。

 

 

みんな杖もなく、必死に登ります。

この間の到着地点まで登りました。

あれ、やっぱり通行止め

脇に、参拝者通路⇒です

階段を登らないで行けるんだ

 

 

遠くには榛名山、上越の山々が見えます。

参拝終わった人達は、付近の散策かな?

 

 

階段は登らなくていいけれど、長い列に並ばなくてはなりません

ひたすら待つしかありません。

 

 

しばらくして、やっと、参拝出来そうです

外では、「ご祈祷が始まります。参拝はお待ちください。バスの方は早く入ってください。」ですって

バスツアーが来てるのかな

右手には、ご祈祷を待つ人々です。

左の受付で、ロウソク代100円を志納してロウソクをいただききます。

なんとかたどり着いて、ロウソクに点火して立てて、お不動様に合掌

 

写真撮影禁止なので、渋川市教育委員会の不動明王立像案内の写真です。

当たり前だけど、このようなお姿でした

強く願いを込めて合掌

 

 

ご祈祷が始まりました

急いで退散です。

 

 

外に出ると、人々は隣の神社に詣でてます。

途中、古い石灯籠です。

500年前の石灯籠ですか

1礼です

 

 

宮田神社かな?

お賽銭を入れて2礼2拍1礼です。

 

 

御札の販売所に戻ります。

御朱印とお不動様の写真と版画と破魔矢を買いました。

  

慌ただしい参拝でした。

次回は、もう少しゆとりを持って参拝したいものです。

 

人々がまだまだ次々とやって来ます。

地域が守っている宮田不動です

地域力生きてます

 

見下ろす利根川の流れも、なんとなく優しそうです

 

先の不動明王立像の案内に寄れば、

墨書銘により、この不動明王立像は、建長3年(1251)掃部権助源朝臣氏義の発願により定調(朝)龍の仏師院隆・院快によって建立されたことが明らかになった。~(中略)~願主の掃部権助源朝臣氏義は、新田荘を立荘した源(新田)義重の子義俊が里見(現在の高崎市の一部)を領し里見を号したが、その曾孫が氏義である。

 

新田の記憶です

新田出身のひめちゃんちのおかあさんには、ぜひ訪れておくべき所でした

また来まーす

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国指定重要文化財・宮田不動尊

2024-01-29 15:29:49 | 群馬県・旧勢多郡

比較的暖かい朝です。

ひめちゃんは、諏訪神社の向こうの高台をぐんぐん進みます

 

突き当たりからの浅間山です。

 

南に下って、山上城に廻り込みます。

途中、濃ピンクの花を付けた木が見えます。

紅梅かな?

 

ひめちゃんは、今朝は山上城・三の丸に上がりません。

三の丸の南を通ります。

聞こえるのでふ

誰かが走ってるでふ

そういえば、さっき、三の丸を走ってる中学生の姿を遠くから確認しました。

 

常広寺を横目に帰ります。

うっすら雪化粧の赤城山が迫ってます。

常広寺の山号・赤城山に納得です

 

天神田を通って帰ります。

タバちゃん、起きたかな?

 

 

 

1月5日、沼田街道・米野(こめの)宿から溝呂木(みぞろぎ)宿に出ました。

このまま行くと、蜂蜜屋さんとの約束時間より、まだまだ早く着きます

 

左折して、樽(たる)の信号を登って行って見よう。

樽から、上越線・利根川添いの県道255号線を北上します。

しばらく行くと、イチゴ屋さんが何軒もあります

かなりの人出です

 

 

また少し行くと、宮田神社⇒です。

一緒に目立たなく、宮田不動尊⇒です

古すぎる案内版ですけど、宮田のお不動様・不動明王立像があります。

ええッ、ここだったんですか

もっともっと赤城の山奥だと思ってました

 

 

今日は静かで誰もいないでしょうけど、途中まで探検です

手すりもなく、古いままの登りづらい階段です。

 

2ヶ所、大きく(国指定)重要文化財石造不動明王立像の文字が見えます

誇り高き国指定重要文化財なのです

 

国指定重要文化財・山上多重塔を、5本の幟で国宝復帰を目指す人々に見せたいものです

国指定重要文化財は、決して卑下する必要などないのですよ

 

この先は通行禁止かな?

ひとまずここまでにしましょう

 

右手には、庚申塔などの石仏群です。

     

左手には鳥居です。

宮田神社です。

  

こちらの階段もかなりきつそう

 

1月28日は、宮田不動尊のご開帳で、直接拝めると言うことです

 

昨年は、よくないことが多すぎました

今年こそ、不動明王に悪霊退散・招福をお願いしましょう

28日に、来まーす

 

 

(つづく)

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする