続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

飛龍の榧(かや)・東方山龍清寺2023

2023-06-30 16:21:23 | 埼玉県

明け方から雨の予報でしたけど、まだ降り出しません。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、大急ぎでお散歩に出ます。

ケンくんちの辺りをお散歩です。

ここは古墳や道標があって、かつては人々の往来が盛んだったようです。

6時前だったせか、誰にも会わずに帰宅です。

ポツポツと振り始めました

 

 

 

塙保己一の里散策マップです。

旧宅から右上の現在地付近に移動です。

 

今回は、龍清寺を東の山門から訪問です。

お地蔵様があります。

御真言も書かれています。

お賽銭を入れて、「オンカカカ ビサンマエイ ソワカ」御真言を唱えながら合掌

 

龍清寺山門正面は、不動堂です。

 

参道左右に一応六地蔵かな?

合掌

 

不動堂前でもお賽銭入れて、合掌

御堂は閉まってますけど、何かあります

三日月不動の御朱印と飛龍の榧の実です

御朱印が三百円、飛龍の榧の実が二百円です。

百円玉があってよかった

 

 

それでは、「榧の木にこんにちは」です

 

榧の木の由緒があります。

今から三百年前上野国新田郡笠懸在に不動寺との寺が在り、この寺の修行僧であった袋算はいつしか夢の中で龍神に乗り毎夜極楽世界を飛び交い楽しんで居たが二十三夜を境に地獄世界の悪夢と変り恐怖が毎夜となり修行が疎かになった。その袋算を見て師僧は「夢は誠にあらず。真の誠は己の心修行亡くして聖人になれぬ。是より西南に向かい旅に出よ。己が住む聖地がある。その地に留りこの榧の実を余の形見と思い蒔けよ。霊木となりてその地を救わん。」と訓され旅に出る。羊申の方向えと師匠の教の通り悪い道を辿りながら七日目の夕刻、紫の靄の低くたれら山里の外れにお堂らしきものが眼に入る。たどりついて見ると荒れ果てた不動堂。とりあえず一夜を明かす。明くる日薬師様を清め御堂を掃除して村人に堂守を乞う。可くして袋算はこの地を修行の地と定め苦行を重ねる事幾星霜。形見の榧もみるみるうちに大木になり大量の実を付け、灯油や薬種となり村人を潤し村も不思議と栄えて本堂も再建。学びの道も教えたりして、村人と仲良く暮らしたと言う。

 

飛龍の榧は、新田郡笠懸(みどり市笠懸町)の不動寺からやって来た袋算によって蒔かれたのですね

現在、笠懸に不動寺は見当たらないようですけど、気になる榧の大木はあります

ここは笠懸野を開拓した代官・岡登景義の生まれ故郷という、児玉町高柳の近くです。

笠懸からやって来たと言うことも、不思議な縁を感じます

 

 

前回(令和元年9月13日)は本堂を訪ねて、2種の御朱印を戴きました

ご本尊の前に御朱印帳をおいて、般若心経を唱えていただきました

ありがとうございます

 

今回は声を掛けずに帰ります。

本堂前で合掌

 

駐車した塙保己一公園(墓所)に戻ります。

笠懸からやって来た実からの実生、大きい大きい飛龍の榧、また逢いましょう

 

板東大橋を渡って、上野国山上に帰ります

 

 

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お久しぶりの塙保己一の里

2023-06-28 16:31:45 | 埼玉県

明るく晴れ上がった朝です

タバちゃんジャンプです

今朝は緑内障のタバちゃんにも、側溝がよく見えるようです

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、天神田(字天神の田んぼ)を歩いてきました。

田んぼの淵の甘草(かんぞう)、アブラムシはあんまり関係なく豪華に咲いてます。

暑くなりそうだね。

 

ひめちゃんちのヘメロカリス、アブラムシに負けながらも花を咲かせました。

和の雰囲気の花です

 

 

 

6月17日、高窓の里・小平から、塙保己一記念館に戻ります。

まず、道の脇の気になった社に参拝です。

お稲荷さんです。

貼り紙があります。

賽銭泥棒が発生しています。器物が壊される怖れがあるので賽銭は入れないように

ですって

ちょっと悲しい世の中になってきました

お賽銭を入れずに2礼2拍1礼です

 

 

それでは、塙保己一記念館の方に行ってみます。

「こんにちは

「こんにちは、やっていますよ

「ありがとうございます。」

 

何か作業中で一休みの方々かな?

 

 

記念館も静かです。

「こんにちは

「こんにちは、どちらからお見えですか?」

「群馬です。」

「ごゆっくりどうぞ。」

 

やはり一番目立つのは、ヘレンケラーが触ったという塙保己一の像(複製)です。

触ってみます。

合掌

 

像の近くにあった、彼の事蹟の説明が一番分かりやすいです

版木に彫ると言うことは、すごい事だったのです。

移しまちがいも無く、何度でも刷る事が出来るのですね。

原稿用紙の元になったんですか

和綴じ本、厚すぎず確かに利用しやすいようです。

盲目の塙保己一が、『群書類従』の編集・出版を成し遂げたのです。

 

 

塙保己一生家への道を教えてもらい、足を延ばします。

まずは、お墓のある塙保己一公園に駐車です。

その人となりを顕した戒名ですね。

合掌

 

すぐ隣に生家のかやぶき屋根が見えます。

 

でも、案内に従って裏から見学です。

7才で失明、15才で江戸に出たんですね。

安永八年(1779)から41年間かけて群書類従を編さん・刊行するなど、学問上多大な貢献をし、文政四年(1821)には総検校となり、この歳の九月二日に76才で亡くなりました。

 

ここで生まれたんですね。

 

 

以前、前から覗いた記憶があります。

ちょっと前の方に行ってみます。

あぜ道ですけど細い道があって、前に回り込めます。

説明板もあります。

花開く夏草の向こうの塙保己一生家です

 

 

すぐ裏の、保己一少年が遊んだという、大きなカヤの木があるお寺にも寄って行きましょう

 

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ひめちゃん&タバサちゃんの古代ハスにこんにちは!

2023-06-27 14:56:36 | あかがね街道

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、久しぶりにお出かけです

雨がちょっと心配ですけど、まあ大丈夫でしょう。

 

着いた先は、岩宿の古代の里公園(みどり市笠懸町)です。

先日おかあさんが下見をしたときには、古代ハスは2輪だけ咲いていました。

咲いてます

ここのハスは、2000年前のハスの実から開花したハスの子孫(大賀ハス)なのですね

 

いきなり「迷惑です」の表示

ワンコがいっぱい来てるのかな

ひめちゃんとタバサねーちゃんも、確かにお出かけすると、お土産お持ち帰りになります。

案の定、ひめちゃんは、早速にお持ち帰りの用意が調ってしまいました

ビニール袋、お出かけの必需品です。

 

咲いてます

大きいね

よく見かけるハスより、葉っぱも花も大きいようです。

クンクン、情報収集です。

あんまり来てないみたいよ

 

ハス池の周りを一周しましょう。

 

向こうに見えるのは稲荷山、北側はカタクリノ自生地だったね

手前は、古代米の田んぼです

 

お出かけ楽しいですわ

タバちゃんのシッポも上がってます

初めての場所で、ちょっと緊張するけど、楽しいですわ

 

大賀ハス、背丈もけっこうあります

近くにも、古代ハスの池があったんだね

 

 

古代米を作る田んぼ用の、溜池も確認して行こう

隣の水路は鹿の川沼に流れ込むのかな?

 

古代米の田んぼ、苗は元気に根付いたようです

古代米の田んぼの向こうに、古代ハス池です。

 

付近の案内図を確認です。

 

すぐ南の鹿の川沼(かのかわぬま)も確認していきましょう

雨が降りそうですけど、たくさんの釣り人です

 

本日は、「鹿の川沼のエノキ」だけ確認です。

ここの脇が銅山街道だったのです。

エノキの遠景です

一里塚だったんですね

 

南に出て、さらに県道69号線に出ます。

 

県道への出口に、石造物です。

道祖神の文字の配列が個性的です。

むむ、どこかで見たことあるぞ

背後に見える山・鹿田山にあるフットパスからの帰り道の三叉路だったような

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高窓の里・小平(こだいら)の風景

2023-06-26 16:56:31 | 埼玉県

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出て、天神田を歩いてきました。

ケンくんちの裏を通ります。

静かに通り過ぎます。

今朝は、道ばたの紫陽花に、姉妹でコラボです

黄色い帽子の集団に逢わなくって、よかったね

 

 

 

6月16日は百体観音の参拝のあと、都合で慌ただしく帰りました。

心残りがあったので、翌17日、再び板東大橋を渡り、児玉を訪ねます

コスモスがきれいに咲いてます

右上に百体観音堂の屋根が見えます

農村ミュージアム、又の機会にしましょう。

コスモスの向こうに、成身院の赤い屋根が見えます。

昨日は、目に入らなかった風景です

 

左手には、うどん屋さんです。

高窓の家です。

明治時代に建てられた養蚕業隆盛の面影だそうです。

 

 

さざえ堂⇒です。

「はにぽん号乗り場」のバス停もあります

桐生市以外は、住民の足を残してくれたのです。

いいなあ、バス亭があって

ひめちゃんちのある桐生市新里町は、合併によってバス停というものがなくなりました

 

 

成身院の仁王門です。

仁王様に合掌

裏から仁王門を見ると、あれ鴟尾がある

けっこう力のある寺院だったのですね

 

 

仁王門を抜けると、山門が見えます。

百態観音堂近くまで車で行けそうです。

でも、観光農業センターで受付をして、しっかり歩いて登ったほうが御利益があるでしょう

 

きれいに咲いた草花の向こうに、赤い成身院の本堂が見えます。

何気ない風景で、いい感じです

 

 

山門脇には、「ネコにえさやり厳禁」の文字が見えます。

最近は、あちこちで見かけます。

 

 

山門をくぐって、本堂です。

説明板もあります。

近世に至るまで檀家制はとらず、北武蔵四箇本寺の一つとして上・武州にわたって末寺122か寺を総括する御朱印寺であった。また僧侶育成の専門道場として経営され、豊山十八世能化秀慶や百体観音堂を建立した元映上人をはじめ、多くの名僧を輩出した。

 

すごい

合掌

 

 

六地蔵の前を普明寺⇒の方向に進みます。

昨日、百体観音拝観の受付をした観光農業センターへの道です

突き当たり左手には高窓の家が見えます

高窓の里です

 

突き当たりが普明寺のはずですけど、堂宇が見えません

石造物はありそうです。

とりあえず、観光農業センターに駐車して歩きます。

 

石段を登って、覆屋の中に六地蔵です。

普明寺の文字を発見

合掌

児玉観音霊場第二番普明寺に参拝できました。

 

 

センターへ戻ります。

帰農はゆとりがなくて、気づきませんでしたけど、紫陽花が咲き、蓮池もあります

 

児玉の原風景を廻るルートの案内板です。

みんな行ってみたいけれど、今日は塙保己一記念館とその生家を訪問して帰ります。

そうそう、塙保己一生家の後ろのお寺には、笠懸野から行ったというお坊さんが持って行ったカヤの実の実生という大きな榧の木がありました

寄れるかな?

 

 

(つづく)

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続続・児玉の百体観音堂(児玉観音霊場一番札所・さざえ堂)

2023-06-24 14:03:13 | 埼玉県

雨上がりの朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます

今朝は諏訪神社前から、妙義山が見えます

 

タバサねーちゃんは、クンクン念入りに情報収集です。

誰が来たかな?

 

ねえ、今朝は気が進まないよ

用は済ませたから、もう帰ろう

じゃあ、帰ろう

ひめちゃんは、案外頑固者です。

気が向くと何処までも、気が向かないと進みません。

 

帰りはタバサねーちゃんも、張り切って元気に歩きます

 

 

 

 

(6月16日)児玉の百体観音堂を参拝です。

やっと3階、西国三十三観音霊場です。

仏像が重厚な感じになってきました

 

 

中央部分には、大きな馬頭観音です

「小平(こだいら)念仏講中」とあります。

地元・小平の人々によって奉納されたのです

みなさんに合掌

 

 

上を見ると、天井絵です

ちょっとボケボケでした

でも、仏の世界らしいですね。

 

 

細い華奢な通路を通って、ほぼ直角の階段を2度降りて、拝観入り口に戻ります。

電気も忘れずに消します。

合掌

 

 

振り返って、さざえ堂です。

さようなら

また来れるといいなあ

 

 

坂道を降りて、拝観受付した観光農業センターの駐車場に戻ります。

すぐそこに見えるのに、とても遠かったさざえ堂でした

 

観光農業センターでいただいた御朱印です。

右がさざえ堂の御朱印、左が第二番の御朱印です。

普明寺は、成身院の末寺ですぐ近くだそうです。

筆跡が同じなので、同じ和尚さんが兼務なのでしょう

 

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