続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

中山道深谷宿・七ツ梅の記憶2023(後編)

2023-03-25 17:50:26 | 竜骨伝記

冷たい雨の朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、貧乏カッパでお散歩です。

 

昨日の朝は、まだ降っていなかったので、山上城跡公園(山上城三の丸)まで行きました。

椿の花がいっぱい落ちていて、椿ひめです

三の丸には、しだれ桜が一本だけです。

振り返って山上城、本丸あたりに桜が見えます

明日は雨だっていうから、今日お出かけしようよ

お出かけしましょう。

朝ご飯の後、桜満開の鹿の川沼(かのかわぬま、みどり市笠懸町)に行ってきました

 

 

 

中山道を西に歩きます。

レンガの大きな煙突が見えます。

菊泉、大きな酒屋さんです。

酒粕がありそうです。

寄って行こうか

あれ、マスクが必要です。

マスクなしで中山道散策してます。

残念ですけど諦めましょう

 

 

さほど行かないうちに、深谷宿西の常夜灯です。

天保10年には、約1.7kmの間に80軒もの旅籠があったんですか

確かに中山道きってのの賑わいだったでしょうね

そのうち、東の常夜灯も訪ねて見ましょう

 

 

道の向かい側には、呑龍院です。

江戸時代には、阿弥陀堂と称した浄土宗の寺院です。

近年、呑龍商人の木造が安置されて、呑龍院と称するようになったと言うことです。

 

鐘楼堂の鐘には、正徳5年(1715)の銘があると言うことです

正徳5年は、田中藤左衛門が常広寺に竜骨をもたらした翌年です

奇遇です

銘酒七ツ梅の盛衰を、見つめてきたかも

 

 

ここで中山道に別れを告げ、左の路地に入ります。

墓地があります。

呑龍院の墓地です。

しっかり閉まってます。

目立つ青面金剛さんにこんにちは

 

 

この路地を、東に帰ります。

あれ、酒蔵の雰囲気です

菊泉の裏側かな?

レンガの塀の向こうに、中山道です。

路地を進んで振り返ると、菊泉の煙突です。

広い敷地にいくつもの建物があるようです。

菊泉は残って、七ツ梅は残らなかった

何故なんだろう?

 

 

少し歩くと、見たことある景色です。

水かけ地蔵尊の、西島山大円寺です。

お地蔵様に水を掛けて、火難除け・災難除けの御利益を願います

本堂でも、合掌

今回は、庫裏には寄らずに、パスです。

前回、御朱印をいただいてます。

 

 

路地の反対側の相生会議所前を通って、中山道に出ます。

相生会議所には、伊勢殿神社社務所の表札もありました。

社殿で、2礼2拍1礼です

 

 

中山道に出ました。

右(東)に七ツ梅跡が見えます。

 

 

七ツ梅跡の田中藤左衛門の表札を、もう一度確認して帰ります。

上野国山上の常広寺に、鑑定書付きの竜骨を持ってきた近江商人の名前です

 

いつまでも、ここに存在して下さいね

七ツ梅跡を通って、駐車場へ戻ります。

さようなら、又来ます

 

ひたすら北に、上武大橋を渡って帰ります

利根川を渡って、上野国山上に帰ります

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中山道深谷宿・七ツ梅の記憶2023(前編)

2023-03-23 17:28:47 | 竜骨伝記

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を出ようとしています。

でも、さっさと用を足したタバサねーちゃんは、「帰る」と言います。

雨が降りそうな薄暗い朝で、ちょっと視界に不安があるのかも知れません。

タバちゃんを家まで送って、ひめちゃんは出直しです

 

堀之内の北を歩いてきました。

帰道のこの風景、一人っきりはおそらく初めてです。

桜がきれいに咲いているけど、ちょっと寂しい

 

午前中、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、3ヶ月ぶりにシャンプーやさんに行ってきました。

かゆくてしょうがない状態だったので、スッキリです

タバちゃん、白柴に戻ったね

 

 

 

今年も、あと2ヶ月あまりで郷右衛門忌です

常広寺開基の本橋院殿・山上郷右衛門顕将(やまかみごうえもんあきまさ)の命日が近づいているのです。

今年の郷右衛門忌ミニ講演会は、「竜骨伝記をもう一度」でいいかな

 

世の中のお寺の多くは、ロマンがお好きなようです。

でも、常広寺には、否定できない本当のことが2つあります

一つは、戦国の世に、小田原の利け者として名を馳せた山上郷右衛門顕将が開基であること、もう一つは、竜骨があったことです

そしてそれは、田中藤左衛門という近江商人が持ってきたのです

田中藤左衛門は、後に中山道深谷宿で辛口の銘酒・七ツ梅の醸造を始めたのです

でも、七ツ梅は近年廃業

いろいろ調べて、たどり着いたときには、廃業していました

 

それでも、時折、「七ツ梅の記憶」を求めて訪問しています

春めいた先日、久しぶりに利根川を渡って、訪問してきました。

 

 

上野国山上から南にひたすら下って、上武大橋を渡ってまた南にひたすら下って、到着です。

むむ、少し劣化が進んでるかな

 

深谷シネマ、ワンコインで映画が見られたはずですけど、何時の間にか1200円です。

世の中の趨勢で仕方ありませんね。

以前お邪魔して、田中藤左衛門と竜骨の話を聞いてもらいました。

一升瓶用の深谷の銘酒七ツ梅のラベルも、いただきました

今回はパスです。

そのうちゆっくり映画が見られるといいんですけど。

 

シネマ前の休憩スペース、桜が咲き始めてます

 

奥へ行ってみます。

なんとなく劣化が進んでる

 

煙突は健在です

 

人影はないけれど、ここは営業中のようです

左の古本屋さん、廃業しちゃったらしいです

 

前方に見える建物にあったお店が、ここで最初に「竜骨伝記」の話を聞いてくれました

前回(昨年の6月)来た時は、お花屋さんでした。

閉店しています

 

大煙突の脇の飲食店は里業してるようです

 

南に進んで、母屋の脇を中山道に出ます。

振り返ると、田中藤左衛門の表札健在です

 

ジャーマンアイリスが咲いてます

早い

やっぱり色は白が一番似合うかな。

 

母屋も豆腐屋さんが入っていたと思うけど、撤退しちゃったかな

杉玉が寂しい

 

前の道は中山道です。

レンガの煙突が見えます。

あそこには酒屋さんがあります。

七ツ梅のライバルだったかな?

今回は、中山道を西の方に歩いてみましょう

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

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