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足利事件と同じ精度のDNA鑑定が決め手で死刑執行者も

2009-06-06 01:05:13 | メディアから
足利事件の菅谷さんの釈放が波紋を広げている。民主党の輿石参議院銀会長は、5日の参議院議員総会で、容疑者取調べの全過程で録音と録画を義務付ける刑事訴訟法改正案(可視化法案)の早期成立の必要性を強調した。
また5日の閣議後佐藤勉国家公安委員長は記者会見で、「範囲拡大含め検討示唆」
と報じられている。現在一部に限定されている取調べの録画・録音について「すべて今のままでいいという話でもない」と述べ範囲の拡大を含め検討することを示唆した。ただ、全面的な録画・録音(可視化)には慎重な姿勢を見せた。佐藤委員長は菅谷さんの逮捕当時栃木県議で県警から報告を受け捜査状況はよく分っていたとも、述べている。捜査に関しては「しっかりした証拠の下に逮捕したと記憶している。あっていけないことだが、当時としては精いっぱいのことをしてこんな結果になったのでは」とコメントしているという。委員長の言う「しっかりした証拠」とはなんなのか。冤罪者を生んだ反省かここには無い。どうすれば再発を防げるのか、反省が無いから提言も無い。菅谷さんは判決が無期懲役だったから、最高裁の判決が出ても生きていられた。ところが同じレベルの低い精度のDNA鑑定が決め手となって、無罪を主張していた死刑囚が昨年計を執行されていると言う。
6月5日付の東京新聞夕刊のトップで紹介されている。
取調べ可視化 法相「全面導入難しい」 真相解明に支障 と検察の主張に沿った、見出しが並び、記事に移ってゆく。 記事本文全文を引用する
「森法相は、可視化導入に「全面的に義務付ければ被疑者に供述をためらわせて取り調べ機能を損ない、真相解明に支障をきたす。現段階では全面的に容認する方向での検討は難しい』と述べた。足利事件と同じ精度の低いDNA鑑定が決め手となった事件として、1992年に福岡県で女児二人が殺害された「飯塚事件」がある。実行犯とされた久間三千年死刑囚は無実を主張していたが昨年、死刑を執行された。弁護団は名誉回復の意味合いが強い死後再審の申し立ての準備を始めている。森法相は、飯塚事件を再検討するかどうか「個別事件のことは控える」とした」  引用終り
鈴木宗男議員は、WEB上の日記の中で、自身が国策捜査の取調べを受けた経験から次のように論じていた。取調べをする検事は、検事のシナリオを持ち、それに沿った自白を求める。証拠調べにおいてもシナリオに沿わないものは捨てられてしまう。冤罪を防ぐためには、取調べを全面的に録画することが有効だと言っていた。森法相の言う真相解明が検事のための真相であってはならない。ここまできたら、政権交代して、警察・検察だどうあろうとも、取調べの全面可視化を実現させた方がよいと思います
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