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07京都 その4 淡雪の東福寺

2007-01-08 20:25:36 | 二人の旅
1月7日
朝起きると、時々雪の舞う天候だった。天気が悪い時は東福寺!!!
路面には積もっている様子は無い。しかし時に吹雪のように激しく降ってくる、
こうなると、昨日は入れなかったことを感謝したくなる。そういえば、最初醍醐寺の護摩焚きを知ったのも、直接横浜から醍醐寺に4時過ぎに着いたとき、駐車場の伯父さんに冷たく時間だからと断られたが、もしその気が有るなら、明日9時頃から、「護摩焚きはじめ」が有るよと教えてもらったのが初めでした。東福寺に関しては、何年か前に、雨の降る夕方、紅葉の東福寺を訪れ、通天橋から見る、霧にかすんだ谷と、紅葉の風情が、あまりに素晴らしく、全員が感激してしまいました。あまりの素晴らしさに翌日晴れた日に行ってみたら、たいしたことが無くてがっかりしたこともあります。それ以来東福寺に足を向けることは無かったのですが、昨日は時間切れ。すると今日の雪模様ではないですか。合いも変わらず狭い道を走ってゆきます。この道を運転できるのは、我がグループではママしかいません。雪はどんどん激しくなります。方丈に入ると廊下に雪が吹き込んでいます。拭いても拭ききれないので、気を付けて歩いて下さいといっている。枯山水の砂にはも、雪が積もろうかと言う風情である。裏の通天橋を見るところへ向かう。芝生の上などにはうっすらと雪が積もり始めるが、紅葉の細い枝には積もらない。屋根がどんどん白くなっている。静止画だけでは中々表現できないので動画で撮っておく。通天橋を渡って常歩庵へ上がってゆく
雪は一段と激しくなり、山門を入ると一瞬に視界が開け、刈り込みに積もった雪と雪を冠った鳳凰を乗せた庵の屋根が見えてくる。左側に回ると目の前に白い大きな市松模様が広がる。筋をつけた所と、無地の所。雪に覆われてはっきり見えている。座ってみていると、激しく雪が降っているときは、望遠を使っていても殆んど対象が見えなくなってしまう。ふと気が付くと雪は止み、庭の情景がはっきりと見えている。意外に気温は下がらない。刈り込みや、市松の砂に積もった雪が、解け始めるのが分かる。2・3㌢積もっていたはずなのにもううっすらと、下の地肌が浮かんでくる。さっきまでの激しい雪は何だったのだろう。一瞬の夢を見ていたような不思議な気持ちです。昨年も返る1月7日に雪が降り、朝起きたら積もっていました。早速金閣寺へ行き、雪降る中の金閣寺と、雪の積もった青空の金閣寺を撮りましたが、今年の東福寺は、雪の降っていた一瞬だけの雪景色でした。その場に居合わせなければ決して見ることの出来ない光景を見ることが出来たのは幸せでした。
今回は薬師寺にしろ醍醐寺にしろ、はたまた、リーガロイヤルホテルにしろ、何か
箍が緩み始めているような気がする場面に数多く遭遇する羽目になりました。ひとつの場所の一人の人間のと言うようなことではない、全体としての箍が緩んでいるような空恐ろしい感じを受けました。東福寺で見た雪のように、見る間に消えてしまう、淡い思いであればよいなと願っています。
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