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日テレ久保社長 辞任のなぜ???

2009-03-20 15:00:41 | メディアから
少し旧聞に属するが、日テレの社長が「真相報道 バンキシャ」の語法問題が原因で辞職すると報じられていた。asahi.comの記事を引用する 以下引用
「日本テレビ放送網の久保伸太郎社長は16日、報道番組「真相報道バンキシャ!」が虚偽証言に基づき岐阜県庁の裏金づくりが続いていると報道した問題で、責任をとって辞任した。久保氏は記者会見で「重大な監督指導不行き届きの責任をとりたい」と述べた。同日付で取締役相談役に退き、細川知正(のりただ)会長が社長職を兼務する。同番組の放送打ち切りも検討する。 中略 
同日の記者会見で、「岐阜県や重ねて調査を受けた方々におわび申し上げたい」と陳謝。「テレビ報道とはこの程度のものかと視聴者に評価されたのではないか。その点について心苦しく思っている」と語った。3月初旬に氏家斉一郎取締役会議長に辞意を伝えたという。 中略
また、同日の賞罰委員会で、足立久男報道局長を出勤停止3日、役職罷免としたほか、報道局次長や番組プロデューサーら4人を懲戒処分した。久保氏は読売新聞経済部長を経て96年、日本テレビに転じ、05年から社長。昨年7月からは報道局を担当していた。」
ここで注目すべきは、辞表を出したのは代表取締役取締役会議長 氏家齊一郎氏
(大正15年5月17日)、後任の社長に就任したのが代表取締役会長執行役員 細川知正氏 (昭和16年1月13日)、なお細川氏の上席代表取締役には代表取締役相談役 間部耕苹氏 (昭和9年1月20日)が控えている。つまり久保氏は社長とはいえ、社内においては代表取締役の末席、序列4位に過ぎない人物なのだ。だから、引用記事の最終にあるこんな表現が生まれることになる。「05年から社長。昨年7月からは報道局を担当していた」そしてこの記事で最も中も注目すべきなのは次の文章「 同番組の放送打ち切りも検討する」
このことを気づかされたのは勝谷誠彦氏の17日のメルマガに依る。氏は次のように書いている。以下引用
「<「バンキシャ!」誤報で日テレ社長が引責辞任>
 http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200903160318.html
 <日本テレビ放送網の久保伸太郎社長は16日、報道番組「真相報道バンキシャ!」が虚偽証言に基づき岐阜県庁の裏金づくりが続いていると報道した問題で責任をとって辞任した。久保氏は記者会見で「重大な監督指導不行き届きの責任をとりたい」と述べた。>
 「おおっ、キー局の社長が辞めるのか。日テレも思い切ったな」と驚かれたあなたや、あなた。「若干はテレビの中を見てきた私」が水を差そう(苦笑)。
 <久保氏は読売新聞経済部長を経て96年、日本テレビに転じ、06年から社長。昨年7月からは報道局を担当していた。>
 何かヘンだと思いませんか。社長なのに<報道局を担当>?社長なら全部担当じゃないの?
 わはははは。そうなんです。実は社長という肩書ながら久保さんはナンバー4。日本テレビには代表権を持つ取締役が4人いて、彼の序列はその4番目なのだ。本来ならば「報道局長」が、お年を召されても辞めない方が多くて(丁寧語・一応・笑)上が詰まっているために、どんどん役職のインフレが進んで「報道担当社長」なる珍妙なものが出来たというわけ。本当のトップである氏家齋一郎さんが辞めればそりゃ大騒ぎだが、そんなことはぜーったいにない。ナベツネさんが辞めないのと同じである。
 陰謀史観論者の私としては、ナンバー4のクビを切ってでもこれを奇貨として本当にやりたかったのはこっちじゃないかと疑っている。
 <同番組の放送打ち切りも検討する。>
 おそらく『バンキシャ!』は制作費の金食い番組だ。視聴率がいいから打ち切ると「そこまで日テレは苦しいのか」ということになる。「社長が辞めたくらいだから」ということで番組を潰したいのがホンネではないか」

勝谷氏は書いていないが辞任した久保社長も、取締役相談役で残っている。読売グループの風土では相談役の意味は非常に高いように思われる。すなわち、この辞任に伴って久保氏には何のお咎めも無い。勝谷氏の言う「番組潰しが本来の目的 」が大きな意味を持ってくるように思う 



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