表紙が汚れているように見えるかもしれないが、これは金粉が振られているという装丁、じっくり見るとわかると思う。画像ではわかりにくいが「昭和天皇独白録」の文字も金色で書かれている。今それを手にしている。この本の内容については以前にも紹介したが(全く反応がなかった、保守にはお話じいさんの創作だけで他はいらない、それが一貫した保守と言われるものの姿勢である)、意外と「独白録」の存在を知らない人が多い。あるいは何かの理由で、保守によって、あって亡きもののように扱われていて、事実上の焚書にでもされているのだろうか、保守がこの本を引用したり紹介したり論じたりしているペイジをめったに見ない。が、その気になって探せば、結構これを徹底的に分析した保守のサイトもあるのかもしれない。また上に紹介したこの本自体は、簡単に入手できる。1946年の記録が1991年に一般が手に取れる書籍になった、そういった背景は熟慮する必要がある。ただ単に内容だけ読めばいいというものではない。また出版背景だけでなく、歴史知識も充分に蓄えておく必要があるのは言うまでもない。
こういう立派な本があるのだから、これをまず読んで、推量・伝聞のみにより形成された鋳型のワンパターンから一日も早く脱していただきたい。これは資料なので、別にこう読まなければならないということもない。率直な感想をお聞かせいただけたら有難い。
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・・・・・追記:2013年11月18日・・・・・
ひょっとしたら、いや、ひょっとしなくても、私は今すべての保守を敵に回しているかのように受け止められているかもしれない。留まるところを知らず、の勢いで。ただTel Quelではいつものことだが、どんな貴重な資料をおいてもクリックして読みに来るようなひとはめったにいない。そして読者というのは大抵がワイワイ騒げる共感部分を探しに来るだけなので、一連の記事の意味を全く理解しないままなーんにも考えずにさっさと立ち去って行く人の方が圧倒的に多い。単に「わけわからん、面白くない」と判定されている可能性も高い。だから以下のことはじっくり読み込んでくださる極々少数の方に限定してお伝えしたいと思う。
いくら見たくないことでもいくら聞きたくないことでも、知るべきことは知っておいたほうが良い。いつまでも気づかないふりをしていては、いつかドカンとやられるからだ。つまり敵に凶器を握らせたままにしておいてはいけない。相手の手からすぐに奪い取れるような凶器ではない。ドカンと使われたら、もはや再生はない。開示して共有して、その凶器の毒性を消し去るような、理論構築をして対抗する準備をしっかり整えておく必要がある。その第一歩は覚醒、即ち真実の共有である。そのために開示しているのだ。そのへんの説明を、ヒントとなる重要部分を以下に引用する。熟考推理されたし。
参照:Saving The Throne :ここから引用する。
On May 5, former president Herbert Hoover visited Japan on a fact finding mission for Truman. Fellers told Hoover about the monologue and asked for his advice. "Because of American bitterness, material from the emperor would not be as effective now as a little later," Hoover said. He adviced Fellers to keep the document for use "the moment that an emergency justified."
・・・・・追記:2013年11月23日・・・・・
5月5日、前大統領Hooverが事実検証に来日した。Fellersが独白録の存在を告げると「その天皇の資料はアメリカ人の感情には効き目がない。もっと後でより有効に使える時がくるだろう」ということで、米国内では伏される事になった。(ドカンと使われたら、もはや再生はない。)
(この部分上記資料和文要約より、抜粋引用しました)