岸田首相は20日、政治資金収支報告書の不適切な記載などが次々と発覚した寺田稔総務相(64)に辞表を提出させ、更迭した。後任には松本剛明・元外相(63)を充てる方針だ。岸田内閣では、臨時国会中の約1か月間で閣僚3人が辞任しており、政権運営に大きな打撃となった。
首相は首相公邸で寺田氏から辞表を受け取った後、「国会中、相次いで閣僚が辞任することとなり、深くおわびする。私自身、任命責任を重く受け止めている」と記者団に述べ、陳謝した。寺田氏は自らの疑惑に関し、「議員活動は続ける中で確認できたことは発表する」と記者団に語った。
松本氏は衆院兵庫11区選出で当選8回。民主党政権で外相を務め、2017年に自民党に入党し、麻生派に所属している。首相は21日午前に松本氏の人事を決める方針だが、国会会期末を12月10日に控え、今年度第2次補正予算案などの審議日程に影響が出るのは必至だ。
寺田氏は10月以降、自身が代表を務める自民党支部が妻に賃料を支払っている問題を手始めに、政治資金規正法や公職選挙法に違反する疑惑が報じられた。自身の後援会の政治資金収支報告書では、約3年にわたって故人が会計責任者となり、報告書に添付した領収書11枚で宛名の筆跡が酷似し、偽造した疑いが浮上した。16日には、昨年の衆院選で地方議員らに違法に報酬を支払ったとの疑惑も指摘された。
寺田氏は「何ら問題ない」などと強調したが、野党は政治資金規正法などを所管する閣僚として不適任だとして、辞任を求めていた。
政府・自民内では、国会審議への影響を懸念し、辞任論が拡大した。首相は19日の記者会見で、「適切なタイミングで首相として判断したい」などと述べ、更迭を示唆した。
岸田内閣の閣僚の辞任は、山際大志郎・前経済再生相、葉梨康弘・前法相に続き3人目となる。山際氏は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係が相次いで判明し、10月24日に辞任した。葉梨氏は、死刑執行に関する職務を軽視するような発言をした責任をとり、今月11日に辞任した。
寺田氏は首相と同じ広島県選出で岸田派に所属する。元財務官僚で、義理の祖父の池田勇人・元首相や義理の叔父の池田行彦・元外相の地盤を引き継ぎ、2004年に初当選した。首相補佐官を務めた後、今年8月の内閣改造で初入閣した。
(https://news.yahoo.co.jp/articles/b0af609b753b13e793360e6847a41d18d7ea8a39)
切るんだったらサッサと切ればええに、ほんま遅いって感じやな。
安倍ちゃんなら葉梨法相を切った時に一緒に交代していたと解説している人がいたけど、ほんまそうすればよかったのにと思う。ていうか、そう進言する人がいないん?岸田さんが聞く耳を持たない?どちらにせよ政権に取って痛手は大きい。
で後任は松本剛明さん、、、、民主党にいはった人やなこの人。外務大臣してはった方。
民主党から鞍替えして大臣か、、。この人事に不満のある人、多そうな気がするけど、そうでもないんやろか?
とにかく岸田さん、決断は早めに。
5373号