参院は９日午前の本会議で、国会の許可がないまま中国出張を延長し委員会が中止となったとして野党７党が提出した自民党の川口順子（よりこ）環境委員長の解任決議案を、野党の賛成多数で可決した。常任委員長が決議によって解任されるのは衆参両院で初めて。
本会議の討論で民主党は「委員長としての職責を放棄した」と批判。自民党は滞在延長を「国益に貢献する大きな意義があった」と反論した。採決では決議案を提出した民主党など７党に加えて新党改革も賛成に回り、野党全党が賛成した。
参院では、常任委員長は国会開会中は海外渡航を自粛する取り決めがあり、議院運営委員会が特別に認めた場合に渡航が許可される。
川口氏は４月２３、２４の両日の中国渡航の許可を受け、自らが出席した環境委理事懇談会で２５日の環境委開催を決めていた。しかし、渡航中に楊潔※（よう・けつち）国務委員と会談できる可能性が出てきたとして、自民党が各会派に渡航期間の延長を打診。野党側は認めなかったが、川口氏はそのまま中国滞在を延長し、２５日の環境委が中止された。野党側は「本来なら自ら職を辞するべきだが、そのような姿勢はみじんもない」として今月７日、解任決議案を提出した。
川口氏は旧通産省出身で、民間登用で環境相、外相などを歴任。
０５年１０月の参院神奈川補選で初当選した。
※は竹かんむりに褫のつくり
（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000016-mai-pol）
許可が下りなかったのに中国にそのまま居続けたために委員会が中止になった。こんな委員長は解任されて当然！
誰でもそう思う。ルールはルール、ルール違反なんだから厳罰に処されて当然と‥‥。
しかし話を詳しく聞くとそうでもないみたい。
そもそも「委員会が中止」になったと聞くと、1日が丸つぶれになったのかと勝手に思ってしまうが、これ実は5分～10分の会議。
委員長がいないと委員会が開けないかというとそうではなく、委員長代理が開けば良い話。
こじれている中国との関係。元外相として1日延ばし中国国務委員と会う方がいいと判断したのは間違いではないのではないか。
野党は柔軟に判断すべきではなかったか。
クソ民主党は政権与党の経験をしたのに全く生かされていない。
フィリピンでゴルフに興じていたとかそういう話ではないで！
ところでこの件で昨日の参院予算委員会は与党欠席で開かれた。
与党も欠席なんかせず、堂々と出席してその正当性を主張すべきだったと思う。
野党共闘が出来たと喜ぶクソ民主党。
またしても世論を敵に回したと思うが。
２６５９号
