反政府デモ隊と軍・治安部隊などとの衝突で騒乱状態にあるリビア情勢は22日までに、政権の後ろ盾となってきた軍将校の離反が伝えられ始めたほか、外国駐在の外交官もデモ隊への「虐殺」に抗議して相次いで辞職、有力部族の指導者やイスラム教法学者グループも反政府側に立つなど、最高指導者カダフィ大佐の長期独裁体制への包囲網が狭まっている。
カダフィ政権はなおも、反政府側の武力鎮圧を目指す構えとみられるが、体制は既に崩壊過程に入っており、その速度はこれから一気に増す可能性もある。
リビア国営テレビは21日夜、首都トリポリで「テロリストの根城」に対する攻撃を開始したと伝えており、体制側はデモ隊への弾圧を一層強めたもようだ。
(http://www.excite.co.jp/News/world_g/20110222/Jiji_20110222X297.html)
産油国リビアを率いるカダフィ大佐。
アメリカに歯向かう態度に拍手を送った時期もあった。
悪の枢軸とも呼ばれたが態度を軟化、アメリカに接近していた。
反米ベネズエラのチャベスのもとに亡命したとか、自国民に対して空襲をするよう命じたなんてニュースも入ってきている。
しかしベネズエラにはおらず、首都トリポリにいるらしい。
空襲の方は命じられた空軍兵士2人がマルタに亡命、でも空襲は実際に行われているみたい。
他国の傭兵を雇い国民に銃を向けているとも聞く。
狂気の沙汰!
カダフィはもう仕舞だね。
国連安保理も動くらしいが、さあ中国がどう動くか。見ものである。
チュニジア、エジプト、リビアなど地中海南面の国々、バーレーン、イエメンなどアラビア半島周辺の国々、そして東アジアー中国、北朝鮮にもこの民主化要求の炎は広がるか。
今回政権崩壊した長期独裁の国と短期でころころトップが変わる国。
共通点は民意。国民からそっぽを向かれたら終わりである。
何にしろカダフィ大佐、1日も早く政権を手放せ!
1402号