院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

イルミネーションが好きでない

2011-11-05 03:48:30 | Weblog
 イルミネーションがそこここで光り始めた。クリスマスの前触れである。

 私はイルミネーションに感動しないとは、いつぞや書いた。感動したのは幼稚園までで、あとは美しいとも何とも思わなかった。

 それを美しいとか華やかだとかテレビで報道している。どこが美しいのか私には分からない。美しいどころか、いかにも人工的な感じがして、極端に言えば嫌悪感さえ覚える。

 自分の家を電飾で飾り立てている人がいるが、気持ちが分からない。ちょっと洋服に凝ってみるというような乗りなのだろうか?

 洋服なら洗練されているけれども、イルミネーションは洋服ほどの歴史がないから、洗練されているとは言いがたい。

 お城やタワーのライトアップは、まだ美しいと思う。たぶんプロがやっているからだろう。でも、樹木のライトアップは感心しない。樹木は生き物で、光に思いも寄らない反応を起こす。

 電照菊がいい例である。あれは光で菊を騙して狂い咲きさせるのである。樹木のライトアップが樹木に何の影響も及ぼさないとは考えにくい。

 以前に同様のことを、ここに書いたとき、神戸のルミナリエを批判した。そのときは、あのイルミネーションが、阪神大震災の慰霊として造られたとは知らなかった。ただ派手なだけでなく、別の意味合いがあるのなら、あながち批判ばかりもできない。

 でも、私はイルミネーションが好きではない。