先日、国会内で「政策事業仕分け」というのが行われた。今回はこのこと自体を批判しようというのではない。そんなことは、すでにマスコミがやっている。そうではなくて本欄では、この会議で玉木雄一郎議員が「仕分け」の対象と位置づけた医師の収入について、若干の批判を加えたい。
玉木議員は「勤務医は激務なのに、開業医より平均収入が少ない」という意味のことを言った。つまり、「勤務医」と「開業医」を一対の対立軸として立てたのだ。このような対立軸の立て方は、根本的なところを見ていない極めて皮相な立論である。要するに次の観点がまったく欠落している。
「開業医はすべて、もとは勤務医だった」
この観点を抜きにして、あたかも勤務医という階層と開業医という階層が独立かつ固定的に存在しているかのような立論で「仕分け」しようとするのは論理的でない。
玉木議員は財務官僚出身と聞く。優秀といわれる元財務官僚がこのようなお粗末な論理しか展開できないのだろうか?極めて不思議である。
開業医の呑み会に出ると、ゴルフや外車の話ばかりのときがあり、辟易することがあるのは事実だが、このことと「勤務医対開業医」という図式は何の関係もない。
玉木議員は「勤務医は激務なのに、開業医より平均収入が少ない」という意味のことを言った。つまり、「勤務医」と「開業医」を一対の対立軸として立てたのだ。このような対立軸の立て方は、根本的なところを見ていない極めて皮相な立論である。要するに次の観点がまったく欠落している。
「開業医はすべて、もとは勤務医だった」
この観点を抜きにして、あたかも勤務医という階層と開業医という階層が独立かつ固定的に存在しているかのような立論で「仕分け」しようとするのは論理的でない。
玉木議員は財務官僚出身と聞く。優秀といわれる元財務官僚がこのようなお粗末な論理しか展開できないのだろうか?極めて不思議である。
開業医の呑み会に出ると、ゴルフや外車の話ばかりのときがあり、辟易することがあるのは事実だが、このことと「勤務医対開業医」という図式は何の関係もない。