どうぶつしょうぎ

　４歳の甥が「どうぶつしょうぎ」を買いに行ったら、どこのおもちゃ屋も売り切れ。動物将棋の人気が高まっている証拠である。

　動物将棋はプロ棋士の北尾まどか初段が考案した幼児用の「将棋」である。マス目は３×４、駒は一人４枚だ。王様に当たるのがライオンで、飛車角の動きを象やキリンがする。ヒヨコは歩みたいなもので、敵陣に入ると成ってニワトリになる。取った駒は「打つ」ことができる。

　思ったより深く、大人でも十分に遊べる。

　対戦型のゲームは、麻雀のように偶然の要素が入らない限り、先手必勝か後手必勝か引き分けかが決まっている。動物将棋は最善手を打てば７８手で後手必勝ということが知られている。

　本物の将棋は、複雑すぎて先手必勝か後手必勝か引き分けか分かっていない。囲碁は先手必勝である。そのため囲碁にはあらかじめ白番に６目半のコミ（ハンディ）が与えられている。

　ゲームの理論を発展させたのはプログラム内蔵型コンピュータ（今のコンピュータ）を考案したフォン・ノイマンである。彼はゲームが下手だったから理論的に詰めようとしたと言われる。だが、彼が得た結論は、双方とも最善を尽くすと引き分けになるという、当たり前のことだった。（もっともゲーム理論は多くの数学者の手によって、沢山の副産物を産んだが。）

　「三山崩し」というゲームは、三つの石の山から二人が石を取っていき、取る石がなくなったほうが負けという、日本に昔からあるゲームである。立教大学の一松信教授がこのゲームを研究し、後手必勝ということが証明され単行本で解説されている。（『石とりゲームの数理』森北出版、１９６８。この本を読んで、数学者の思考方法に驚嘆してから、もう４０年以上たつのだなぁ。）

　最近リバイバルのルービックキューブは、初期状態がどんなに複雑でも最低２６手で完成できることが証明されている。

　ちなみに私は将棋は駒の動かし方しか知らない。囲碁は学生時代に６級（初段の人に６個石を置いて互角程度）だったが、それ以上進歩がない。私はパターン認識には弱いようだ。将棋のプロは一度通った道は絶対に間違えないという。それに対して、私は何度でも同じ道を間違える。俗に言う方向音痴である。

ケーブルテレビに意味はあるのか？

　アナログ放送が終了するというので、それよりすーっと前にケーブルテレビを入れた。アンテナを付け替えるのがイヤだったし、ケーブルテレビなら圧倒的にチャンネル数が多いと聞いたからだ。

　確かにチャンネル数は多いけれども、圧倒的というほどではない。しかも、映画専門チャンネルやエロビデオ・チャンネルは有料だ。

　ＢＳやＣＳは見られるが、大した番組をやっていない。将棋専門や囲碁専門チャンネルはあっても、囲碁将棋がそんなに好きというわけではない。

　私はＣＮＮと別の地方のローカル番組が見たい。ＣＮＮだったら衛星放送で見られるはずだが、私はまだ発見していない。リモコン操作が複雑過ぎるのだ。地デジ、ケーブルテレビ、ＤＶＤにそれぞれリモコンが付いている。どれがどれやら分からなくなる。

　アナログなら僅かに受信できた隣の県の放送が入らない。アンテナなら少しは入るのだろうか？ 2011-07-23 の記事に対していただいたクリトンさんのコメントでは、地デジの電波は微弱では拾えないのだという。

　だったら、ケーブルテレビでその分を補うべきではないか？私がケーブルテレビの社長だったら、そうする。なにかまた放送免許だなんたらと、総務省がうるさいのだろうか？そういう無意味な規制を、少なくともヤマト運輸は打ち破ってきて、今の宅急便がある。ケーブルテレビ会社にはヤマト運輸のような気概はないのだろうか？

　だぶん、ないだろう。それが証拠に、ケーブルテレビ会社は私の家の居間にしかケーブルを引かなかった。一家に数台テレビがあるのは今や普通だろう。アンテナの根元にケーブルを付ければすべての部屋のテレビ端子に信号が行くのではないか？（行かないのかもしれない。）

　少なくともテレビ端子がある部屋全部に、ケーブルの信号が流れるようにしなければ意味がない。ケーブルテレビ会社の常識を疑う。

　ケーブルを止めて光にするかどうか、迷っているところだ。コミュファ光は大宣伝をしている。ホリエモンがフジテレビを買収しようとしたとき、すぐに放送と通信の境目はなくなると言っていた。

　現在そうなりつつある。だが、光ファイバー会社も心配だ。と言うのは、パソコンを光にしたとき、光ファイバー会社はパソコンのある一室にしか光ファイバーを引いていかなかったからだ。各部屋に引くのが常識だろう。

　ケーブルテレビ会社も光ファイバー会社もヤル気があるのかないのか分からない。

コメント管理、忘れてました

　私の不手際で、せっかくいただいたコメントを公開していませんでした。

　伊藤浩瑞さん、いつきさん、クリトンさん、ＲＳさん、Tetsuro Motoyamaさん。コメントありがとうございました。これからは、なるべくレスポンスを付けます。これまでのところは、ご勘弁を。

漫画は小説を超えた

　新幹線に乗るまで時間があったので、品川駅の書店で漫画を一冊買った。本当に何でも良かったから手近なのを選んだ。その題名をＢＡＫＵＭＡＮと言った。

　読んでみて驚いた。ものすごく面白い。新幹線が来るまで読んで、新幹線が豊橋駅に着くまでに読んで、飽きることがなかった。

　物語は、２人の中学生が漫画家をこころざし、いろんなライバルや出版社と渡り合って、出世していくというものである。

　今の漫画界の内幕がよく分かる。漫画の編集者も地位が向上したなと思う。私が大学時、漫画研究会をやっていたときには、編集者はもっと日陰の存在だった。「編集者」ということで婚約したのに、漫画の編集者と分かり、破談になったという話もあった。

　いま、漫画の編集者はそうとうの目利きで、あらゆる知識、世の情報に通暁していなくてはならない。漫画家にとって、漫画誌の編集長というのは神様みたいな存在である。

　ＢＡＫＵＭＡＮからは、その辺の事情がよく分かる。へたな直木賞小説より面白い。とにかく飽きさせないのだ。内容も深い。これらの漫画に匹敵する小説といったら、山崎豊子さんの一連の作品くらいだろう。

　巻置くあたわずというのが小説の理想だが、これらの漫画はその理想をとっくにクリアしてしまっている。漫画だと侮るなかれ。

レディー・ガガの人気の秘密

　レディー・ガガは正統派の美人である。あんなに頓狂なメイクや衣装でなくても十分に素顔で勝負できる人である。でもそれでは、これほどの人気は出なかっただろう。

　正統派の美人が、刺青や派手なメイクや奇抜な衣装でシャウトする。そのギャップが受けたのだと思う。レディー・ガガを売り出した人は、考えたものである。

　似たようなキャラにマドンナがいた。ただ、マドンナはもう歳だし、出自がヌードモデルだ。ガガほどのギャップはなく、やや賞味期限切れの感もある。

　だから「間」もよかった。マドンナの代わりを世間は求めていた。そこにガガだ。みんなが飛び付いた。

　以上のようなストーリーが私には思いつくのだが、平凡すぎるだろうか？

リビアにかんする偏向報道

　カダフィはそんなに悪人だろうか？英仏のマスコミがそのように宣伝するのは分かる。だが、日本のマスコミまでそのようにする必要があるのだろうか？

　ＮＨＫが「４２年間の独裁」、「海外に財産を貯めている」なぞと報道すれば、善男善女は「カダフィは悪い奴だ」と洗脳されてしまうではないか。

　少なくともカダフィは欧米列強の支配に逆らってきた。列強から「奇矯な奴」と言われても意に介さなかった。カダフィはリビアのアイデンティティーを守ってきたのである。ベドウィンを列強から復権させたのだ。

　一方、反政府勢力は英仏に尻尾を振ってにじりよった。英仏は長くアラブを支配してきた言わば「親のカタキ」である。その「親のカタキ」の力を借りて、再び石油利権を英仏に差し出すことになる。遠い島国の私は「そんなのアリか？」と思う。

　反政府勢力こそ売国奴ではないか？カダフィこそ愛国者ではないか？そんな疑問が湧いてくる。

　カダフィが、このまま内陸に逃れれば、リビアは南北対立を起こすだろう。そのまま膠着状態がしばらく続くだろう。内陸にはカダフィの地元がある。地元はカダフィを守るだろう。

　膠着状態が長く続けば、民衆は「新政府になっても何も変わらないじゃないか」と思い始める。そこで民衆のエネルギーは新政府に向かう。あるいは後ろ盾になっている英仏に向かう。

　エジプトを見よ。ムバラクが倒れたのはついこの前だが、民衆は「何も変わらない」とすでに苛立ち始めている。民衆は移り気である。今後エジプトもどうなるか分からない。

　もし、カダフィが内陸の石油を押さえて持久戦になったら、カダフィが盛り返すだろう。カダフィはそうなるまで辛抱していればよいのである。

　だから、日本は形勢がもっとはっきりするまで、旗色を鮮明にしてはならない。

なでしこジャパンに「次」はないだろう

　なでしこジャパンがロンドン五輪でも活躍すると期待されている。でも、これは期待しすぎで本人たちにも重荷なのではないか？

　なでしこジャパンとアメリカの試合は、私も珍しくライブで見た。私はスポーツ観戦は趣味でなく、プロ野球はもちろん高校野球も見ない者である。スポーツニュースも見ない。

　その私が、あの試合は見たのである。夜中にトイレに行きたくなった。すぐに寝付けそうになかったので、テレビをつけてみた。そうしたら、あのアメリカ戦をやっていた。偶然である。

　すぐ寝るつもりだったが、一点取られても執拗に取り返すので、目が離せなくなり、とうとう最後まで見てしまった。ＰＫ戦までヤキモキさせられた。

　翌日が休日だった。そうでなければ、また寝ただろう。私があの試合を見たのは、その日の朝が休日だったということが大きい。

　アメリカが圧倒的に優勢だった。それでも点に結びつかなかった。なでしこジャパンは少ないチャンスを確実にモノにした。その上での勝利である。これは奇跡的なことであって、そう何度もあることではない。

　実力以上に勝利の女神が微笑んだのだ。だから、ロンドン五輪では８強に進出するのも難しいと思う。やれ国民栄誉賞だなんだと浮かれている場合ではないのである。

　もっとも、プロスポーツに興味がない私にとっては、なでしこジャパンが勝とうと負けようとどうでもよいことではあるが。

マッチョマンはナルシストではないか？

　私はマッチョマン（ボディービルダー）があまり好きではない。カッコいいとも思わない。

　マッチョマンは人に肉体を見せるために鍛えている。男性美というのだろうか？見せるための肉体なんて、よほどナルシストでないと、努力して作ったりしない。

　女性からどう見えるのか知らないが、マッチョマンの肉体は私にはエロに思える。その肉体に油なぞを塗ったりして、コンテストまである。

　マッチョマンは何かのスポーツに秀でているわけではない。何かのスポーツの結果、マッチョマンみたいな体になるのは仕方がない。相撲取りは肩の肉の盛り上がりだけはマッチョである。

　マッチョマンはあまり利口に見えない。ほんとに利口な人は肉体作りなぞしないという先入見が私にはある。（偏見かも知れないが。）

　民主党の総裁選に出馬を表明している馬渕議員はマッチョマンである。これは彼の議員としての命取りになるのではないかと思っている。

SPEED・上原多香子さん

　女性グループ、ＳＰＥＥＤが再結成された。初めてのデビューが１５年前というから、その頃は１１歳～１３歳の子どもだった。すごい勢いでＣＤが売れたけれども、２年ほどで人気が落ちる前に解散してしまった。私は曲名もメロディーもぜんぜん覚えていない。

　確か、みな黒づくめの衣装を着ていたように記憶する。私は上原多香子さんしか残らないだろうと思っていたら、実際そうなった。上原さんだけが地道に時代劇などに出ていた。ＳＰＥＥＤ４人のうち華があるのは上原さんだけだった。（歌わず踊るだけの子、後ろの左側で帽子をかぶっていないほう。）

　それが再デビューである。再デビューは、ふつう成功しない。今回はＡＫＢ４８などが人気があるので、その姉貴分として売れそうだとプロダクションが考えたのだろうか？

　今、上原さんだけがスカートで踊っている。激しい踊りにスカートは、なんともダサく見えるし、言ってみれば泥鰌すくい的である。

　新生ＳＰＥＥＤも、すぐに消えるだろう。上原さんは残るだろう。再び出てきて、何とか持ちこたえたのは美川憲一さんだけである。その美川さんは（途中で売れなくなった時代に）「地獄を見た」と言っていた。

　一度消えたタレントは、再び出てきてはいけない、とは故山本夏彦氏の言葉である。

※埼玉の奥の笹川く～ん。いつもご愛読ありがとうございます。（＾＾)／~

トリポリ制圧される

　反政府軍によってトリポリが制圧され、カダフィ軍の負けはもうすぐだとの報道があった。放送局も占拠されたという。

　2011-08-13 にこの欄で述べた「カダフィの勝ちはもうすぐ」という台詞を撤回しなくてはならないかもしれない。

　でも、おかしいな。ノルウェー空軍はもう手を引いてしまっているし、イギリスも手を引きそうだった。経済制裁が効いてきたのかな？反政府側の分裂はどうなったのだろう。西欧の武器援助が潤沢だったのだろうか？

　かなり疑問が残る反政府軍による首都制圧である。

　でも、このあと部族間紛争が起こるだろう、なぜなら、それを抑えてきたのがカダフィだったから。

　報道によれば、ＮＡＴＯは地上部隊を送る予定はないという。地上部隊が治安維持をしなくては、カダフィがいなくなっても、紛争は収まらないだろう。西欧諸国の考え方は私の理解を超えている。

ノルウェーのテロ

　ノルウェーが移民排斥に舵を切った。この前のテロが移民排斥の先鋭化したものだということが分かったからだろう。

　移民が下働きや汚れ仕事をしてくれるうちは良いが、テロまで起こるようではかなわないということだろうか？

　ノルウェー人の子供が豚を食べるからと、イスラム系の子供にいじめを受けることがあったという。

　そのようになることは最初から分かっていた。移民は現代の奴隷みたいなものである。だからノルウェー人に反感をもつ者が出てくるのだ。

　日本は分かっているようだ。だから移民はもちろん難民まで受け入れない。いろいろ非難されても、「人間の輸入」はいけないのである。

アメリカの集団万引き

　ロンドンの若者による集団略奪に引き続いて、アメリカで集団万引きが発生したと報道された。

　万引きをした者達は、Twitter や FaceBook で申し合わせて、特定の店を襲ったそうだ。お互いに知らない者どうしが、いっせいに一つの店を襲うので、店側も防御しきれないし、犯人の割り出しも難しいらしい。

　SNS もとんでもないことに使用されたものだ。翻って考えるに、日本で同じことが行われたらどうなるだろうか？

　たぶん止めにはいる者が SNS 上に出てきて、犯行は実現しないだろう。

　我が国は水と安全はタダだと言われているが、ことに外国から戻ると、そのありがたさが身に沁みる。

武井咲さん・元ヤンキー説

2011-07-17 に武井咲さんの人気が沸騰するだろうと「予言」しておいた。一般社会ではまだ沸騰していないけれども、ネット社会ではすでに沸騰しているようである。

　改めてネットの情報伝達の早さに驚く。

　中に武井さんは元ヤンキーだったという情報がある。ヤンキー娘の集合写真が発表されている。だが、その中に武井さんがいるのかどうか、はっきりしない。（見えない。）

　もし、この情報が本当なら、清純派で売ろうとしている武井さんには大きなダメージだろう。それと同時に、ヤンキー娘たちの写真を載せるなら、鮮明なものをお願いしたい。ちゃんと武井さんが識別できなくてはならない。

　そうでないと、ためにする中傷と言われても仕方がない。

なでしこジャパンが国民栄誉賞

　昨日、なでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞した。それは、まぁ結構なことである。

　ただ、澤選手には鼻ピアスを外して授賞式に臨んでほしいと、2011-07-26 の記事で希望したけれども、かなわなかった。

　公式の席に鼻ピアスはまずい。理屈ではない。まずいものは、まずいのだ。

　澤選手に聞きたい。あなたは入社面接でも鼻ピアスをつけていくのですか？

　マトモな会社なら、それだけで落ちる。

　よりによって、国民栄誉の授賞式のような、会社の面接よりもいっそう重要な場面で鼻ピアスですか？センスを疑う。

　そういうセンスだから、少なくとも私は澤選手をマトモな女性だと思わない。

武井咲さん、いくつかのＣＭに

　武井咲さんがＣＭに出ている。イーオンとＷｉｉと、もう一つ何かのＣＭだ。2011-07-17 に、この娘はじきにブレークすると予言したが、１ヵ月でもうブレークの予感である。

　週刊誌にも「夏目雅子の再来」なぞと書かれた。夏目雅子さんとは大分違うように思われるけれども、週刊誌の評は、それくらいビッグになるとの例えだろう。

　ＣＭでは彼女はにこにこしているだけで、彼女の真価は分からない。次にまた何かドラマに出れば、多くの人が彼女の魅力に気付くはずだ。

　知らなかったが、「咲」は「みえ」と読ませるらしい。