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獅子窟寺 金剛般若窟・獅子窟

2014-01-25 21:03:28 | 日記

金剛般若窟・獅子窟である。
獅子の口に似たとして獅子窟と言われ、現在の寺号が出来たと伝えられている。
この岩にこもって、弘法大師が修行された。
嵯峨天皇(弘仁年間 810~824年)のころ、弘法大師が交野地方に来られた時に、獅子窟寺吉祥院の獅子の宝窟に入り秘法を唱えると、七曜の星(北斗七星)が降り、三ヶ所に分れて落ちたと言われている。
八丁三所に星が降った。
この岩の奥には、弘法大師の小さな石像があります。

この大岩、写真では分り難いですが、入口付近は背が届かない位の高さ。
奥へ行くほど狭くなり、石像の所では屈まないと入れない。
ここで空海が修行のしたのですね。


獅子窟寺 観音岩

2014-01-25 20:49:13 | 日記

交野地方には、磐座神社をはじめとして巨岩が多い。
それらの巨岩を磐座と呼ぶ。
磐座とは、古く、その岩にカミが降臨するとされた霊地で、そこにカミを招いて祭祀が繰りかえされることから、その巨岩自体も神聖なものとして崇拝された。
本堂左に数個の巨岩が重なりあった磐座がある。
当地の磐座の中心となるもので、金剛般若窟あるいは獅子宝窟と呼ばれる。伝承では、「弘法大師が私市の観音寺で修行されていたとき、ある夜、山の手に光明が輝いた。
夜が明けて山に登り、獅子窟寺の獅子の窟で仏眼尊の秘法を修されると、大空から七曜の星(北斗七星)が、星田の高岡山にある星の森、光林寺の森、妙見山の頂きの3ヶ所に降ってきた」(星田妙見縁起)とあり、大師が仏眼の秘法を修せられた地が、この磐座だという。
注連縄を張った磐座の前に宝篋印塔を置くもの、隙間に石仏が置くものなどがあり、当磐座が単なる自然現象としての岩場ではなく、聖なる霊地であることを示している。
本堂の周りにも幾つかの磐座が座っている。
これらもまた、カミが坐す霊地として崇拝されていた磐座であろう。


獅子窟寺 天福岩

2014-01-25 20:31:54 | 日記

本堂右手に磐座があり、その上に『宝篋印塔』が1基立っている。
宝篋印塔とは、陀羅尼などを収める仏塔の一種だが、後世には供養塔・墓碑として用いられた。
当寺の境内や参道脇にも古いものがいくつか見うけられる。
この塔が立っている巨岩は『天福岩』と呼ばれ、説明には「昔から災いを転じて福をなすと伝えられ、この岩を両手でしっかりと抱いて、願い事を3回唱えると所願が成就すると伝えられている」とある。
古代の磐座信仰が形を変えたものといっていい。

境内からの景色はなかなか良いです。
かなり高い所まで登りました。