鯨の缶詰を食べました。
まあ美味かったです。
これで３月２３日の熊野紀行は終わりです。
今回の紀行での土産。
トルコ人の店で買ったメデューサの目のストラップ。
いつもの那智黒、今回は潮岬で買いました。
そして太地で買った鯨の缶詰。
一般的な大和煮とすのこの缶詰。
すのこ？部位は何処か？
どうやら胸鰭？要は手の付け根の部分の肉らしいです。
少ない部分なので缶詰の１つしか残ってませんでした。
大和煮の方は山積みだったのに。
因みにメデューサの目は息子に取られました。
また買いに行かなくては。
１５時１５分に赤木城跡に到着。
ここも初めて訪れる場所。
今回の熊野紀行の計画の際にたまたま発見して思い立ち来る事にした。
他には徐福の宮も行きたかったのだが時間の都合で次回に行く事にした。
藤堂高虎の築城の城跡
安土桃山時代・江戸時代前期の大名で、築城の名手として知られる藤堂高虎（とうどうたかとら、1556～1630）。
その藤堂高虎によって築かれたと言われる城が熊野にありました。
北山郷と十津川郷の要衝であった赤木の地に築かれた赤木城がそれで、
その城跡は平成元年に国の史跡に指定されました。
赤木城の由来
赤木城の築城年代については和歌山藩が編纂した「紀伊風土記」には寛文雑記を引いて天正年間、藤堂佐渡守（のち和泉守高虎）と、羽田長門守の両人が北山代官のとき築き、罪を犯した者を赤木城の西方の田平子峠で斬首し獄門にしたと記している。また、熊野市神山の倉谷家文書には、天正十六年（一五八八）大和大納言（豊臣秀長）の北山攻めの後、築城したとある。
藤堂佐渡守は天正十三年の紀州攻めの際北山入りし、文禄四年（一五九五）四国伊予三郡を与えられるまでの十一年間北山付近に在居し、この間二度の北山の陣で一揆方を成敗したり北山材の切り出しを行っているのでこの頃に現在の城郭に整備したものと考えられる。
この城の特長は中世と近世の築城法を併用した平山城である南北約一三〇メートルの尾根を中心にして縄張りし、主郭、南の郭西の郭を地割し主郭の東側下の犬走りは北の付曲輪とその下方約五〇メートルの堀切に通じている。
また南の郭の下には付曲輪を残しその西側には自然の谷を空堀りにし防御に備えている石垣は野面乱層積みで反りがなく、主郭の四隅は算木積みと横矢掛りの工法を用いている。
築城当時の原形を残した城跡は全国でも少なく貴重である。
このため昭和五十七年四月田平子峠と共に、三重県史跡に指定され、平成元年十月九日には官報第二〇九号の告示によって国の史跡となった。
ここからの眺めはとても良い。
この後、ここから北山村を通り、国道１６９号へ合流して下北山村、上北山村、川上村と通り、いつものコースで帰りました。
途中桜が綺麗でした。
六地蔵とあるから地蔵を探したら、石碑の様な１枚岩にお地蔵様が六体ユーモラスに描かれている。
処刑場という特殊な場所故の六地蔵なのでしょうね。
田平子峠に処刑場？
何だろうと思い側に寄って見る。
ここは北山一揆に加わった人達を処刑した所で、処刑された人の数は３６３人に及び「日本残酷物語」にも載る程残虐だったそうで、ここの道路工事の時には沢山の人骨が出て来たそうです。
城が出来上がり盛大な竣工祝いをするから全員来いと騙して村人を呼び集め、その中の首謀者達を捕らえ処刑したそうです。
「行たら戻らぬ 赤木のお城、身の捨て処は 田平子じゃ」という里歌があるそうですが経緯を知ると歌の悲しさが増してきます。