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「ワーロック」

2022年10月17日 | ハリウッド

 

 

 1956年のオスカー授賞式のドロシー・マローンとアンソニー・クインの写真を見ていて、そういえばこの二人が共演した映画があったな、と思い出した。

西部劇「ワーロック」(1959年)だ。

この作品は人間関係がやけに込み入っていて、尺の割にガンファイトが少ない。

それを自分なりのふざけた言い方をすると、「労多くして功少ない(長時間付き合った割に得るものが少ない)」西部劇、なのだ。

そうは言ったが、見どころもあり、たとえば稀代の早射ち(ヘンリー・フォンダ)の相棒で悪評高いギャンブラー(アンソニー・クイン)のキャラクター設定は、西部劇に不要なくらい複雑で興味深い。

また、ラストのガンファイトは西部劇史上に残るものとなっている。

 ドロシー・マローンはクインの元彼女だが、夫をクインの計略によってフォンダに殺され、復讐に燃えている。義弟を連れてフォンダのいる町ワーロックに来る途中、自分の悪事が露見するのを恐れたクインに駅馬車を襲撃され、義弟も殺されてしまう。

一人ぼっちになった彼女は、まもなく保安官助手(リチャード・ウイドマーク!)と愛し合うようになるのだが、ウイドマークは早射ちフォンダとの勝ち目のない決闘に臨むことになってしまうー。

だいぶ端折ってあらすじの一部を書いた。要するにマローンは恋多き女性という設定だ。クインも復縁を迫ってくる。

 

足の悪いクインはガンファイト時、常にフォンダの後ろをカバーする役割を受け持っている。チームファイトで常勝なのだ。(1時間15分10秒から)

 

60年代に入るとマローンはテレビシリーズ「ペイトン・プレイス物語」で大人気を博す。ミア・ファローの美しい母親役だった。

コメント (2)
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