このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今年は平泉町で春の藤原まつりが3年ぶりに開催される。
5月3日にはメイン行事の源義経東下り行列も執り行われるそうだ。
十代の頃までは家族に連れられたり、一人で電車で出かけたりしたものだが、レジャーブームの猛烈な渋滞と混雑に負けて、いつしか行かなくなってずいぶんたつ。
源義経公東下り行列は、義経公が兄頼朝の追討から逃れて平泉にたどり着いた時、藤原秀衡公が地元民とともにこぞって歓迎した故事に由来する。
武蔵坊弁慶のことを考えると、涙が出てくる。
このひとは心底、牛若丸=源義経が好きだったのだろうな、とよく思う。
ただただ主君が大好きで、嬉々として後ろにくっついて歩き、平泉でともに命を落としても、それが本望だったのだろう。
ひょっとすると、歴史上の人物で最もピュアなひとかもしれない。
日本人は判官びいき(九郎判官=義経)と言われるが、こういう立派な家臣団や馬(太夫黒)を誰一人幸せにできなかったことは、主君として重大な落ち度ではないだろうか。
「勧進帳(安宅の関)」