ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

ドラ息子

2022年05月16日 | 日記

 また源義経公の話題から始まる。

藤原秀衡公の遺言に背き、四代泰衡は義経公を亡き者としたが、それを口実にした源頼朝の奥州征伐に遭い、栄華を極めた奥州藤原一族はあっけなく滅んだ。その、驚くべき弱さ、負けっぷりは昨今のロシア軍に通じるものがあり、また同じ東北人としてお恥ずかしい限りである。

 織田信長の甲州征伐に際しての武田家もよく似た負けっぷり、張り子の虎ぶりだ。

長篠の合戦で敗れながらも、父信玄公の時代より領地を拡大させていた三男勝頼だったが、強い方へとなびいて自領を守る家臣たちの寝返りに次々と遭って、総大将の長男織田信忠の侵攻はさながら電車道だった。武田勢のあまりの敗退のスピードに、隣国の上杉や北条は真偽のほどを掴みかねていたほどだった。

勢いづいた(調子に乗った)信忠は諏訪大社に火をかける。

同年、信長と信忠親子が本能寺で横死すると、ひとは諏訪大社の神罰だと噂したという。

 有事におろおろしないよう、平時に兵の練度の向上に努め、装備の最新鋭化を図り、領地経営を確実に行なうとともに外交にも力を注ぐ。これは現代の会社経営と全く変わらない。そのことを、この残念なドラ息子たちは身を持って我々に教えてくれているのだ。

 

高橋英樹の秀衡公は容姿が東北人にしては垢抜けしすぎているが、とにかく立派で泣かせるキャラクターだった。男子たるもの、こうありたい。

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