ミューズの声聞こゆ

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武蔵坊弁慶

2022年05月02日 | 日記

 今年は平泉町で春の藤原まつりが3年ぶりに開催される。

5月3日にはメイン行事の源義経東下り行列も執り行われるそうだ。

十代の頃までは家族に連れられたり、一人で電車で出かけたりしたものだが、レジャーブームの猛烈な渋滞と混雑に負けて、いつしか行かなくなってずいぶんたつ。

源義経公東下り行列は、義経公が兄頼朝の追討から逃れて平泉にたどり着いた時、藤原秀衡公が地元民とともにこぞって歓迎した故事に由来する。

 武蔵坊弁慶のことを考えると、涙が出てくる。

このひとは心底、牛若丸=源義経が好きだったのだろうな、とよく思う。

ただただ主君が大好きで、嬉々として後ろにくっついて歩き、平泉でともに命を落としても、それが本望だったのだろう。

ひょっとすると、歴史上の人物で最もピュアなひとかもしれない。

日本人は判官びいき(九郎判官=義経)と言われるが、こういう立派な家臣団や馬(太夫黒)を誰一人幸せにできなかったことは、主君として重大な落ち度ではないだろうか。

 

「勧進帳(安宅の関)」

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