NAGANO日記

北信州をジタバタ走り回っている、naganoうさぎの多忙な日々

FAR EAST CAFE

2006-07-31 | 小田和正さま
知る人ぞ知る、小田様のカフェ。 FAR EAST CAFE
いえ、別に小田さんがここでコーヒー淹れてるわけじゃないんですけどね。

説明すると、関係者に「ちっがうって」 と突っ込み入れられそうですけど。FAR EAST CAFE PRESS という月刊会報があり、発行者は FAR EAST CLUBという小田さんの個人事務所です。PRESS の定期購読にはPRESS会員にならないといけません。会員証があり、会員番号があり、ツアーチケットの優先販売や、PRESS会員しか購入出来ないグッズ通販などがあります。でも「ファンクラブではない」と言い張っているので違うんでしょう。

そのPRESSの事務局がこのCAFEになっています。「住所」上は。・・・だって、”編集長”の吉田さんはここにはおらず、小田さんの事務所にいるんだもの。

で、CAFEではファンが気軽に立ち寄ってはグッズを買ったり、DVDを観たり、お茶を飲んだりできます。

すごーーーく久しぶりに寄ってみました。東京に行ってもいつもなかなか寄る時間がなくて本当に久しぶり。ここには独特の濃い空気が流れています。常連と思われる女性グループの横でアイスティを飲みながらDVDを観てきました。


これとそっくりの形態のショップ兼カフェがかつて松本にもありました。もぐりでなく、一応小田さんサイドから認可されていたと思われ、グッズ販売もしていました。あーー懐かしい。。。

その ”松本店”  でのパーティで、「小田和正カルトクイズ」があり、私は準優勝!!優勝者は名古屋からわざわざパーティーのためだけに来たマニア女性でした。ま、私は長野県代表ってことで。。。でも、見ていた人からは「すげー高レベル!全国大会レベルだ!!」と感動されました。

「さよなら」という曲で「さよなら」と何回歌っているかなんてのは序の口で、小田さんが撮った映画のあるシーンに出てきた看板の文字とか、主人公がかけた電話器の色だとか、何年の武道館最終日のアンコール最後の曲とか、何年のツアーで開演前の客席でかかっていた曲とか、小田さんの学生時代の愛車とか、小田さんの卒論のテーマとか、実家店舗がある商店街の名前とか、子供の頃の愛猫の名前も。。。知ってたもんね、私。。。。名古屋の彼女はもっと凄い。たとえば早押しで私が「トヨタセリカ!!」と叫んでも司会者はグレードまで要求するんですよ。そこまで知らない・・・名古屋嬢はさらりと答えました。卒論の題名も「建築への決別!!」と叫んだものの副題まであったんですね、知りませんでした。名古屋嬢は何故か知っている・・・そんなツメの甘さがたたり、準優勝。 賞品は小田さんのサイン色紙でした。


あーー良い時代だったなーーー

束芋 tabaimo 

2006-07-28 | おそと
束芋の個展は、品川の原美術館で開催中。

この人の作品に初めて出会ったのがどこでだったかどうしても思い出せないけれど、男の背中から刺青と思われる絵がはらはら落ちるその映像をよく憶えています。単なる商業プロモ映像かと思いきや、知る人ぞ知る(知らなかったの私だけ?)新進気鋭のアーティストだったんですね。

2週間ほど前、長野の地元紙「信濃毎日新聞」にでかでかとこの人の記事が出ていて、そこの1枚の写真が件の刺青男の背中でした。読むとこの作品「hanabi-ra」には続きがあるそうで、しかも長いそうで。俄然興味をかられたのでした。



行ってきましたよ。なかなかの混雑振りでした。やっぱりビッグだったのね。最新作「公衆便女」と「ニッポンの台所」。。。3面のスクリーンにアニメーションが映し出されます。もちろんお目当ての「hanabi-ra」もあり、こちらは1面。

しかしですねえ、私にはだからこれが芸術だと感動をする感性を持ち合わせていないのか・・・芸術は ”美しい”ものだというのがそもそも私の偏見なのか。彼女の作品には美女も美男も出てきません。シュールで痛くてドキリとして少々不快。そんな世界。なんだろうね。。。そう、「不快感」なんです。5分もひたすら公衆トイレの中を覗き見するようなばかでかい作品も、昭和っぽい台所の暑苦しい描写も、はらはら花びらのように体の一部もこぼれていく残酷も、「気持ちよくはない」のですね。なんだろね、ゲージュツって。

オリジナリティ?? そっかーー誰にも出来なかったこと、いや、誰も思いもつかなかったことをしていることを芸術というのかな?????

近くにいたカップルの男性が「わっかんねーー」とつぶやいてたのがおかしかった。「私も」と心の中で賛同。でも、強烈な印象を残すのは確かです。。。「hanabi-ra」と「真夜中の海」ならまた見てみたい。


そもそも束芋って、人をくったような名前・・・って思ってたら、田端さんの妹だからって。。。あ、そうなの。

Taste of Chocolate LIVE !

2006-07-26 | Taste of Chocolate

私は Taste of Chocolate  の東京ライブは初体験。

なんでも、東京では3人編成アコースティックバージョンは初めてなのだとか? 長野スタイル? 

しっとりとハートの深いところに染みこみました。ドキドキドキドキ。。。
同時にMCでのやりとりは寄席か?ってくらい楽しいし、盛り沢山。私たちだけで聴いてちゃもったいないくらい。

行って良かった。これからは東京ライブももっと気軽に行きたい、と思いました。こういうのを ”はまった” っていうんですね。
TOCホリック。

メンバーのみなさんが浴衣で演奏。 男性の浴衣って難しいのよね。崩しすぎてもキッチリ着すぎても無骨になっちゃうけど、さすがみなさん粋です。かっこいい。
(私は・・・着付けのお免状持っているけど持っているだけ。そんなんばっかだわ 浴衣も3枚持っているけど持っているだけ。つまんないね、余裕がないね。 )

・・・・そして感動のエピソード。
入店時に店員さんが1枚のチラシを手渡してくれました。なんとそれは「スペシャルオリンピックス夏季ナショナル大会・熊本」のもの。わざわざ手配りしてくれたのです。SO日本のニュースレターも配布してくださり、ご配慮に感謝します。

それだけではなく、Vo.Takeharaさんが本番中にその大会のことを紹介してくださって、思わず頭を下げてしまいました。私たちからはなにもまだ返せていないのに、いつもいつもありがとう。。。Taste of Chocolate のみなさんにはいつも心から感謝しています。


この頃、人の優しさに感謝するばかり。自分はどうよ? できてる?


タイ旅行 ③

2006-07-20 | おそと

                             photo by usagi


 
photo by gozu


《バンコク》

写真はワット・アルン。暁の寺です。

三島由紀夫「豊饒の海」3部作の第3巻「暁の寺」のモチーフ。三島作品に傾倒していた高校時代、文庫本を買っては読んでいましたが、これには手を付けていなかった・・・第1巻の「春の雪」止まりでした。だって長いんだもん。で、旅行前にやっぱり読んでおかなきゃ!っと本屋に行って手にとってはみたものの・・・厚さと文体の重さに怖じ気づきやっぱり降参。。。
いつか読みます。

他の三島作品から勝手に想像していたイメージと違う、華やかで美しい塔です。陶器の破片やらで装飾された外壁は、現代アートだと言っても通じるくらい新鮮で輝かしい美術品です。見た瞬間に「かわいい!」と思いました。

ワットポーの寝釈迦像は世界最大だそうです。あまりに大きすぎて写真を撮る場所に困りました。穏やかで優しいお顔をしていますが、足の裏は究極の扁平足。108の鉢にひとつひとつコインを入れつつお願いをするというお参りをしてみました。108もお願い事なんてありませんって。。。たかが20バーツのお賽銭で図々しいので、何度も同じことを繰り返し唱えました。
図々しさは一緒か?

 
photo by Mr.S

エメラルド寺院は名前のとおり、豪華絢爛。見たことのない人に言います。あなたの想像の10倍は凄いです。建立するのに気が遠くなるような資金がかかったでしょうが、それを維持するのにも膨大な費用をかけているのでしょうね。この国の何を見ても手とお金がかかっていることがわかります。

そのわりに、町を見ると貧富の差が大きいこともわかります。この国は何を犠牲にして何を守っているのか、想像がつきます。あ、これは批判ではありません。心のよりどころが、信じる何かが、何よりも大事だと考えてる価値観を素晴らしいと思うのです。逆に物質主義のニッポン人の方が貧しいのではないのだろうか、とふと思ってみたりして。。。

す、すみません。。。 お盆以外にはお墓参りにも行かない私が言う言葉じゃないですね。

エメラルド寺院の本堂は誰でも入れます。タイ式に拝礼をしてお祈りしてきました。

ところで、お祈りは日本語で通じるんでしょうか??  素朴な疑問(笑) 

ところで、このブログの存在は1人を除いて誰にも教えていないので、家族も友人も知りません。だから写真の本人達には無断で掲載です。ま、いっか。


タイ旅行 ②

2006-07-19 | おそと
              photo by usagi

《アユタヤ》

バンコク近くのアユタヤ遺跡。 アユタヤ王朝はビルマ軍の攻撃をたびたび受け滅亡しました。傾いたままの塔も、崩れかけた壁も、頭部を盗られた仏像もそのまま。よくこんな状態で残ったね、いや、残れたね、と感動します。青々と茂る草木と情け容赦なく照りつける太陽と、乾ききった歴史の残骸。

タイ人はここに来たがらないとガイドが言いました。「悲しすぎる」 のだそうです。それをあえてさらけ出してそこにあります。世界遺産の意味がそこにあります。

ガイドブックから想像するよりずっとスケールの大きな遺跡です。点在する3ヶ所をバスで移動しながら見学しました。もっと過ごしやすい気候だったら1日ずーーっとそこにいても飽きないでしょうが、山育ちの私には過酷すぎる暑さでした。

夜間には一部がライトアップされ、その姿は美しく幻想的でした。が、なにか違う・・・まるでどこかのテーマパークのようですべてがウソっぽく見えてしまいました。

タイ旅行 ①

2006-07-18 | おそと

              photo by usagi

《チェンマイ》

行ってきました。タイ旅行。

しかも女6人旅。しかもなかなかの年齢で、私は最年少(強調)。最年長との開きは21歳。以前通っていたスポーツクラブの水泳仲間です。今は私は引っ越して別のスポーツクラブに通っていますが、いまだに2年に1回ペースの旅行や毎年の飲み会に誘って頂いています。ありがとうね。

みなさん大人なキャリアレディなので、はしゃぎすぎず、おとなしすぎず、居心地が良い仲間です。年下の奔放さと同時に時々仕切ってみせる適度な世話好きでいられる。私の担当は旅行会社の手続きと、写真と笑いをとることと、怪しい語学と行動力で図々しく乗り切ることですね。

さて、タイは、なかなか興味深い国でした。

チェンマイでは、プラッシン寺院、ドイステープ寺院の見学と象乗り体験、タイ式マッサージをしました。

 写真はドイステープ寺院。山の上にあります。キンキラキンです。熱心な信者達の祈る姿と献花と黄色いロウソクが印象的でした。

ここからチェンマイの市内が見下ろせます。たくさんの花が咲き、木々にかこまれた風が通るステキな場所です。

きちんと勉強をしてもう一度見に行ったらまた楽しいでしょうね。今回のタイ行きは勢いで決めたところがあり、しかも私は直前まで多忙だったので勉強不足でした。反省。。。

山奥の「Maesa Elephant Camp」で象に乗りました。急勾配の山道をわざと揺さぶられて結構スリリング。 その他にも絵を描いたりサッカーしたりする象のショーもありました・・・驚愕!でした。象って賢いんだと再確認。70頭以上いるそうで、それぞれに得意分野があるんでしょうね。

 
photo by usagi

 

 なんと象が描いた絵です。信じられないでしょうが目の前で描いたんだから本当です。1枚2000バーツ。買えば良かった・・・ 自画像(自画象?)の絵だけはなぜか4000バーツでした。画伯??

夜は民族舞踏を見ながらの伝統料理のディナー。美しいダンサーに誘われてステージに上がって踊ってみました。一度やってみたかったのよ。何事も経験!

ところでJTBツアーのチェンマイ現地ガイド、ジュウ君はあまりにも感じが良くてそのまま一緒に帰りたいくらい。若いのにちゃんとマナーを心得ていてよく気が付いて本当に感心。しかもイケメン、笑顔がステキときた。

優しさと笑顔にすこぶる弱い近頃の私・・・
癒されちゃいました。。。


競技役員

2006-07-10 | おそと
日曜日はアクアウイングで水泳連盟の競技役員をしてきました。

写真はプログラム、ストップウオッチ、ID、競技役員証。他にネームプレートと筆記具が必須携帯品ね。

「2006年度 長野県選手権水泳競技大会
兼第61回国民体育大会水泳競技大会長野県予選会
兼第29回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会長野県予選会
兼2006年度日本スポーツマスターズ大会長野県予選会」

という大会です。長っ。
想像通りレース数が多く、長丁場&激務でした。。。。。午前7時集合。6時解散。その間プールサイドで計時員。昼食は20分。その他の休憩は午前午後各10分弱。。。。それ以外の時間はずーーーっと緊張感を持続していないといけないのです。疲れたーーーーーーーー 

もと選手でも、プロの指導員でも、水泳関連企業職員でも、水泳部顧問教員でも、現役選手の保護者でもない私が、なんで完全ボランティアのこんなことをしてるかというと・・・実はすべてはスペシャルオリンピックス(SO)のためなんですね。(SOも完全ボランティアだけど、自分で楽しんじゃってるからね。)

SO日本・長野 長野地区プログラムの水泳コーチに、本物はいません。(本物ってのは、水泳指導法のトレーニングを受けたプロの指導員て意味ですが) 競技会の”現場”に弱いことを痛感していて、それで勉強をさせてもらうつもりで引き受けています。競技の流れ、選手の動き、審判など役員の動き。。。得るものは多いです。体力と気力の消耗も大きいですが。。。

ひそかに地味ーーに努力を続ける私でした。 だれも知らない。




どこまで頑張るんだろうね、私は。
そのうち良いことがあるよね  きっと。


でもたまにはなあーーんにもない週末も過ごしてみたいと思ったりして。
何時までも  寝てても良いっていう朝に憧れる。小さな願い。

普通救命講習会

2006-07-08 | おそと
消防署主催の「普通救命講習会」を受講しました。

数年前にも受けたことがありますが、今回のはAED(自動体外式除細動器)を用いた応急手当の講習もあり、かなり有意義でした。「修了証」も頂けました。なんか嬉しい   

写真は電極パッドを取り付けられたスミス君(勝手に命名)

このAED実技講習の前にも心臓マッサージと人工呼吸の実技練習もさんざんしました。お疲れさんです。君に何度KISSをしたことでしょう。。。
ポッ 人前でなんて・・・大胆~

・・・ふざけてないで、感想です。

「勇気を持って救命措置をしてください。」と言われました。そうです。この講習で少しでも知識と自信がつけば、今後、どこかで倒れた誰かに必ず手を差し述べる事が出来るでしょう。

こういった講習は、子供を含む大勢の人達を預かってスポーツを指導する私たち以外にも、誰でもが知って受けておいてほしいものです。知らないことは「怖い」ことだと思いました。

「ターザン」

2006-07-06 | BOOKS
「Tarzan」は以前から時々読んでいる雑誌。

特集の内容によって買っています。傾向として「水泳」ネタ。特に今号は「有酸素運動」。買いです。
しかし、表紙モデル女性のカラダの凄まじいこと・・・ドコノ星ノヒトデスカー?

スイムもランもバイクも30分続けられれば「趣味」ですってさ。ずいぶんと低いハードルで。なら、どれもいける。いや、私の問題は、種類をいろいろやりすぎるってことでしょう。
1番力を入れたい水泳ですら週1度、2㎞程度。パワーヨガを週1度、1時間。あとは、こいだり走ったり踊ったり、SOでフロアホッケーしたり、冬ならスキーにスノボ。たくさんやっているようで、実はちょっとずつやってるだけです。。。

これじゃダメかな?? 種目は絞った方が良いのかなーー?? 楽しいからやっているんだよね。 これじゃスポーツしてるっていうより遊んでるだけだよね。

で、こういう雑誌を時々読んで、前向きに、やる気にだけはなるのです。

雑誌と言えば、ファッション誌買いまくっていた頃もあったけれど、いまやさっぱり。  (アパレル業界に身を置いたこともあったのに・・・)
おかげでたまにおしゃれをしたい時に何を着たら良いのかわからなくなる。
良いのか???女を捨ててないか??? 自問自答。。。

でも、髪型を変えました! 10㎝切ってストレートボブにしました。 鏡を見てたら新しいアイシャドウが欲しくなったので買いました。カネボウ テスティモ レイヤードインパクトアイズ color : 03   CMで山田優ちゃん使用色です。(・・・で?)

結構女らしいじゃーーーん。  (・・・で?)

泣いちゃってごめんね

2006-07-03 | スペシャルオリンピックス
日曜日は、スペシャルオリンピックス日本・長野 長野地区2006年第1回水泳プログラムの記録会でした。この「記録会」ってなにか? ってことを説明をしますと・・・

SO(スペシャルオリンピックス)のスポーツトレーニング ~「日常プログラム」と呼んでいます~ は1回2時間を8回で1クールとしています。その8回目にプログラムの中で「記録会」を行う決まりがあります。これは世界中のSOのルールです。 (先週の「競技会」とは別です。あれは1年に1度、SO日本・長野全体で行うもので、参加するには一定の基準があります。)

この日、いつものサンアップルのプールを借りられなかったので飯綱町三水海洋センターB&Gプールをお借りしました。どうしてB&Gプールってどこも分かりにくい所にあるんだろ?迷いましたーー。でもきれいで空いていて親切で、助かりました。

前半は普通にトレーニングをして、後半タイムをとりました。

ここで事件発生! 私はスタート係をしていましたが、ピストルもホイッスルも使わなかったので、25m向こうにいるストップウォッチを持ったコーチとこれから泳ぐアスリートにわかるよう、大きな声と大きな手振りで合図を出していました。その私の手が、泳ぐのを待っていたアスリートのSちゃん(女の子)の顔に当たってしまったのです。目のあたりを押さえて必死で我慢するSちゃん。こらえきれず更衣室に走っていきました。慌てて追いかけるとお母さんにすがって泣いてるSちゃん。お母さんは謝る私に「よくあることだから気にしないでください」って。いいえ、私の不注意です。もっと子供たちから離れているべきでした。泳ぐアスリートにばかり気をとられていました。大反省!!です。

Sちゃんの出番はまだでした。「もう今日は泳ぐ気持ちになれないかな?」とお母さんは言いましたが、じきに泣きやみ、Sちゃんは私に「泳いだら賞状もらえる?」「Sちゃんの賞状用意してあるよ。私と一緒に泳ぐ?」「うん。泳ぐ。」そして、

「泣いちゃってごめんね。」

ですって。。。。!!!!
どうしたら小学生の口からこんな言葉が出てくるのさーー (泣) 思い出してもうるうるする。

あの子は多分、あってはならないことですが、いわれのない中傷とか無神経な言葉に傷つけられてきたこともあったはずです。よくぞここまで優しい子に育ったね。

こんな子たちに囲まれていると、心が洗われてしまいます。
もらった優しさを次は私が誰かに手渡さなくちゃいけないね。これでまたSOをやめられなくなっちゃったじゃないかーー。いや、やめるつもりはなかったけどね。。。

Sちゃんに限らずSOで出会った知的障害児・者の家族のみなさんは本当に明るい。子供たちも明るくて優しい。自分の子供の障害を知ったとき、どんな思いで乗り越えたか、周囲の無理解とどう闘ってきたか、私なんかには想像もできませんし、わかったふりは絶対にしません。今、私たちと一緒に笑っているご両親・兄弟のみなさんをただただ尊敬をするばかりです。