脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

今年も暮れゆく。

2015年12月12日 21時08分21秒 | 雑談
暖かい師走である。というか、異常気象なのだろう。12月なのに
日本各地で気温が20度を超えたり、東京でも、ちっとも師走らし
い底冷えの寒さがない。近年秋が短くなったと思っていたが、冬も
寒くなくなってきた。その分、秋が長くなったとも言えるが。

私の部屋は今時分はガス・ストーヴを付けるのだが、エアコン暖房
で足りている。暖房なしでも、少し着込めば過ごせる日々である。
雪の降っている地方もあるが、東京では「冬」が死滅しつつあるの
か?これ全て「地球温暖化」の影響か。ちょっと恐ろしい気がする。

この先、どんな天変地異が起こるやら、予測不能であり不気味であ
る。たかだかこの百数十年ばかりの、化石燃料による文明生活のツ
ケがこれから、じわじわだか一挙にだか襲ってくるのだろうか。

人類(主に先進国)は経済優先と快適・快楽主義で勝手をやり過ぎた
のだが、贅沢に慣れた者はなかなか元に戻れないものだ。無論、全
人類が電気文明以前に戻ることは不可能である。この難関を突破す
るには、排ガス規制等と、科学技術の飛躍的な進歩が必要であると
いう結論になるのだろうか。

私は、断捨離というか、豊かさや便利さの見直しを、国を挙げて推
進してはどうかと思う方である。

現在、消費税の軽減税率導入を巡って、自・公間で協議が続いてい
るが、減税の財源がどうのと言うが、「減税」ではなく、生活に必
需の食品については、最初から軽課税政策を採れという話が筋であ
る。財源の問題ではない。

政府(財務省や税調)は「獲らぬ狸の皮算用」が先行しているが、そ
のセンスやら態度やら考え方が身勝手なのである。取れるべき税金
が減るのを、どう手当するか財源が議論の的になるのはおかしい。
生活必需品(食品)は、最初から課税を低率(又は非課税)にせよとい
う課税倫理の主張である。

国の税制論議を見ていると、予算が足りないと税金を上げるような
発想がいつも基本にあるが、ヒトビトの生存に直結する以外の税金
の使途(予算執行)は、カネが無ければやめればいいと思う。

一般国民は、政治家や業界の利権だの、国家の威信や体面だのと知
ったこちゃない。家庭ではカネがなければ、使わないだけである。
カネが不足なら、余計な出費(オリンピック、国連の常任理事国入り、
日米安保の出費であれ、ODAであれ等々)は皆、止めるが良い。

それで国が二等国家に見られようと、軍事攻撃を多少受けようとも
仕方ない、民が日々生きる生活の質や福利の方が大切である。国家
なんて、国際社会の中で、見栄を張って頑張ってなくて好いのであ
る。くだらない勝ち負け競争から降りて、ゆるゆるやっていく国に
なるのが、一番幸福で好いと、私個人は思っている。



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