夏のマスク禍。

近頃暑くなってきたのに、街中で皆よくマスクをしているもんだと思う。
私は、屋外ではマスクなしでいるが、病院や買物でお店に入るときなど
だけ、マスクを付けて入店している。マスクは暑苦しくてダメなのである。

だが一方では今や、マスクはファッション化し始めているかのようだ。
ユニクロでエアリズム・マスクを販売したら、ヒトが殺到してすぐ売切れ
だとか。個性的なカラフルなマスクをしているヒトもよく見かける。
でもマスクは、夏場は暑苦しい。特に私のような心肺機能に持病がある
者にとっては、酸欠みたいに息が苦しいのである。

たまたま薬局でフェイス・シールドを売っていたので、マスク代わりにこれ
に切り替えてみた。口元の通気が取れるので、マスクより涼しいとも感じた
が、暑い日には顔面に熱気がこもる。これを付けて自転車に乗っていると、
少しの坂で息苦しさが出て、酸欠っぽくなる。真夏日の屋外では、マスクの
方が簡単に口元からズラせるだけ、結局融通が利いて楽かもしれない。

新型コロナ・ウイルスの脅威は、ＷＨＯによれば、衰える処か加速している
と更なる警鐘が鳴らされている。世界で唯一感染死者が１０万を超えたアメ
リカでの感染死は、短期間に１１万人に至り、更に１２万に迫る勢いである。
この一連の数字は、まだアメリカでの感染第一波が終わらない状態なのだ
ろう。世界中でもコロナ禍第一波の火種は、くすぶり続けているようだ。

目下日本ではコロナ感染拡大防止の規制が解除され、一段落したかのよう
に見せているが、大分「政治的」な状況作りにも感じる。これから夏にかけて
コロナ・ウイルスの感染力は暑さで低下するようだが、暑さで死滅するウイ
ルスではないらしい。人・人感染は相変わらずに発生するのだろう。

秋口に第二波の流行が言われているが、夏のウイルス対策、マスクの装着
(この息苦しさ)だけは、少し世間的にも大目に見てほしいと思う。既に熱中
症を招き易いということから、適宜適所でマスクを外すよう注意喚起も出て
いる。夏場では、街中の歩行中や、密でない屋外全般において、マスク装着
は無理にしないでも良い、緩和基準を設け公的にアナウンスして欲しい。

















人に迫りつつある。