今年はあと一週間もない。と言っても、締め切りの仕事を抱えている
のでもなければ、金策に詰まっているのでもない。朝起きると、母親
のポータブル・トイレの始末をし、母の朝飯の支度、ゴミ出し・時に
庭掃除、洗濯機を廻す等家事の後、やっと自分の朝の身支度だの朝食。
そんな朝を毎日過ごし、そんな朝に年末も正月もなく、もはや迷いも
希望もなく、ただ親の介護人として生きているという存在感。九月に
父が亡くなっ . . . 本文を読む
今年はネット通販でよくモノを買ったと思う。家に居ながら家電製品
や薬等のその都度必要な品々が入手出来る時代、お年寄りや病人には
重宝である。しかも発注の翌日、時には当日に届くのである。当日配
達など望んでいなくとも、持ってきてくれるのは、過剰な気がする。
宅配の運送業者は即日配達競争で大変だろう。そこまでのサービスを
求めていない消費者まで、そんな恩恵を押し付けられても、あまり嬉
しくもない。便 . . . 本文を読む
父が亡くなり、精神病の母と二人暮らしの「母子家庭」中である。が、
母の状態が悪化しつつあることで、難儀している。今週日曜の昼、また
自傷行為をしてくれたのである。階段から故意に頭逆さに転げ落ち、顔
面三か所・13針縫う始末だった。勿論、救急車である。
その後、訪問診療の精神科医師に、自傷行為を止めるため投薬を追加し
て貰った処、確かに言動は沈静化したが、新たに幻聴が起こったり、認
知症っぽい症状 . . . 本文を読む
ヒトが死ぬと、故人の預金口座はすぐに封鎖されて、カネが下せなく
なる。昔そう聞いたが、このたび親が亡くなって分かったのは、
金融機関は死亡の事実を、遺族が告知しない限り知りようがないとい
うことだった。(個人情報保護の壁が厚くなったせいかしれない。)
ウチに出入りしている信金の営業マンに尋ねた処、地域の顧客の死亡
は、町会掲示板の訃報の貼紙で把握すると言っていた。だが、近年の
傾向では、家族葬・ . . . 本文を読む