脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

書き納め

2007年12月28日 21時54分26秒 | 近況
今日は、東京地方は雨の予報だったのに、 日昼、陽射しもそこそこで風もなく、いつもの真冬日だった。 午前中は、集金した小切手を銀行に預けに行き、 午後は、神棚の埃を払い雑巾をかけ、新しいしめ縄を張った。 パソコン(の中)も掃除が必要だと常々思っていたので、 AVGのアンチ・ウイルスソフトをインストールしてみた。 この手の物事には不慣れ、不案内なのだが、 スキャンしたら、ウイルスがゾロゾロと出てき . . . 本文を読む

Holy night

2007年12月25日 21時30分58秒 | 雑談
イヴの深夜、 地下鉄のプラットホームに立っていたら、 パーティ帰りらしい若い男女の一団を見かけた。 若い男たちは、お道化た仮装をして、 頭にトナカイの角を立てていたり、 鼻に赤い球を付けていたり…、 ふと一人が、手にしていたダンボール紙を 両手で頭上に掲げた。 「FREE HUGS」と書いてあった。 若い人たちの、イヴの夜の Christmas spirit、 その小粋な陽気さを、微笑ましく . . . 本文を読む

冬の鳥

2007年12月23日 11時12分11秒 | 随想
雨上がりの灰色の空の下  剪定され冬枯れた木のてっぺんに  鳥が止まっている  鳥は生存の自然を  自由に過酷に、羽ばたいている  鳥に比して、人間は見苦しい  一羽の鳥のように、生きて死にたいものだ   メンタルヘルスブログ 精神科・心療内科 人気blogランキングへ     . . . 本文を読む

年の暮れ

2007年12月22日 16時25分48秒 | 雑談
12月も下旬である。 今年は、あと10日もないのだ。 だから、どうした、ということもないのだが、 家中、あちこち掃除をしなければならない。 私にとっての年末は、「掃除」である。 クリスマスがあるではないか、と言われそうだが、 私の家には、クリスマスを祝う習慣はない。 子供の頃、ケーキ位食べたことはあるが、 プレゼントなど、親から貰ったこともない。 そのせいか、私にはクリスマスというものが、 ど . . . 本文を読む

歳末

2007年12月18日 16時31分44秒 | 近況
年の瀬になると、ひょこっと  昔、ウチの零細会社で  住み込みで働いていたSさんが挨拶にみえる。 Sさんは遠縁の親戚筋に当る人でもあり、 かつては我が家の敷地の別棟に住んでいたのである。 今では65歳位にはなるのだろうか。 相変わらず独身のようである。 昼前に訪ねて来たので、 出前のにぎり寿司を取り、 コタツにあたりながら、 父と母とSさんとで食べていたようだ。 私は挨拶に出ていく気がせず、 . . . 本文を読む

『それから』の代助

2007年12月15日 12時04分06秒 | 読書・鑑賞雑感
近頃、めっきり朝が冷え込んできた。 窓拭きをしたガラス越しに、 12月の薄い光が射し込んでいる。 漱石の『それから』を読み終えた。 粗筋は知っていた作品ではあるが、 主人公の代助には、私自身、 同類めいたシンパシーを一部で抱いている。 勿論、今の私とは年令も時代も異なっている。 私は代助ほどのインテリでもないし、 代助ほど、儒教的でもない。 また、親が資産家・名望家の家柄でもない。 私と似て . . . 本文を読む

漱石先生

2007年12月11日 11時53分54秒 | 近況
近頃、夏目漱石に幾らかの思い入れがあります。 漱石の享年49歳に私自身が近づいているせいかもしれません。 今、『それから』を初めて読んでいます。 「文芸趣味人」を名乗っていて、そんな作品も読んでないの、 などと冷やかされそうです。 他の代表作は、概ね読んでいたのですが、『三四郎』が駄作に思えて、 『それから』と『門』は読まずじまいだったものです。 『それから』は、三十にもなるのに生活費を親に頼 . . . 本文を読む

師走の閑日

2007年12月07日 14時35分22秒 | 随想
畳の上に、襖にまで 昼の陽射しが伸びている。 また12月か…。 それにしても、暖かな午後である。 窓の外では、 赤茶色に染まった柿の葉が 冬の太陽に照らされている。 光を透して明るく灯った葉っぱたち。 木は惜しげもなく、 実を鳥に啄ばまれ、 葉を風に蹴散らされ、 それでも黙って立っている。 樹木は雨風に悩まないのか。 陽射しをあえて喜ぶこともないのか。 何があろうとも、 樹木はゆっくり呼 . . . 本文を読む

寿命

2007年12月07日 00時05分04秒 | 随想
影を踏みしめて 夜を歩く 生/死の淡いに 想いが彷徨う 大伯父が未だ危篤中である。 百を超えても脈打ってきた命、  やがて閉じ往く、 命の立派さを寿(ことほ)ぎたい。 メンタルヘルスブログ 精神科・心療内科 人気blogランキングへ . . . 本文を読む

ある中年サラリーマンの死

2007年12月03日 16時27分03秒 | 雑談
ある夕方、 留守電の赤色ランプが点いていたので、 再生ボタンを押してみると、 聞き覚えのある女性の声だった。 10年…、いや11年ぶりだろうか。 着信履歴をコールバックしてみた。 やはり前職で同僚だったOさんの自宅だった。 どうやら彼女もあの職場を辞めたらしい。 先月、都内で再就職したのだという。 彼女との話は、やはり元の同僚たちの話題に及ぶ。 初めて聞いたので驚いたのは、Kさんという、 私 . . . 本文を読む