今日は、東京地方は雨の予報だったのに、
日昼、陽射しもそこそこで風もなく、いつもの真冬日だった。
午前中は、集金した小切手を銀行に預けに行き、
午後は、神棚の埃を払い雑巾をかけ、新しいしめ縄を張った。
パソコン(の中)も掃除が必要だと常々思っていたので、
AVGのアンチ・ウイルスソフトをインストールしてみた。
この手の物事には不慣れ、不案内なのだが、
スキャンしたら、ウイルスがゾロゾロと出てき . . . 本文を読む
イヴの深夜、
地下鉄のプラットホームに立っていたら、
パーティ帰りらしい若い男女の一団を見かけた。
若い男たちは、お道化た仮装をして、
頭にトナカイの角を立てていたり、
鼻に赤い球を付けていたり…、
ふと一人が、手にしていたダンボール紙を
両手で頭上に掲げた。
「FREE HUGS」と書いてあった。
若い人たちの、イヴの夜の Christmas spirit、
その小粋な陽気さを、微笑ましく . . . 本文を読む
雨上がりの灰色の空の下
剪定され冬枯れた木のてっぺんに
鳥が止まっている
鳥は生存の自然を
自由に過酷に、羽ばたいている
鳥に比して、人間は見苦しい
一羽の鳥のように、生きて死にたいものだ
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12月も下旬である。
今年は、あと10日もないのだ。
だから、どうした、ということもないのだが、
家中、あちこち掃除をしなければならない。
私にとっての年末は、「掃除」である。
クリスマスがあるではないか、と言われそうだが、
私の家には、クリスマスを祝う習慣はない。
子供の頃、ケーキ位食べたことはあるが、
プレゼントなど、親から貰ったこともない。
そのせいか、私にはクリスマスというものが、
ど . . . 本文を読む
年の瀬になると、ひょこっと
昔、ウチの零細会社で
住み込みで働いていたSさんが挨拶にみえる。
Sさんは遠縁の親戚筋に当る人でもあり、
かつては我が家の敷地の別棟に住んでいたのである。
今では65歳位にはなるのだろうか。
相変わらず独身のようである。
昼前に訪ねて来たので、
出前のにぎり寿司を取り、
コタツにあたりながら、
父と母とSさんとで食べていたようだ。
私は挨拶に出ていく気がせず、 . . . 本文を読む
近頃、めっきり朝が冷え込んできた。
窓拭きをしたガラス越しに、
12月の薄い光が射し込んでいる。
漱石の『それから』を読み終えた。
粗筋は知っていた作品ではあるが、
主人公の代助には、私自身、
同類めいたシンパシーを一部で抱いている。
勿論、今の私とは年令も時代も異なっている。
私は代助ほどのインテリでもないし、
代助ほど、儒教的でもない。
また、親が資産家・名望家の家柄でもない。
私と似て . . . 本文を読む
近頃、夏目漱石に幾らかの思い入れがあります。
漱石の享年49歳に私自身が近づいているせいかもしれません。
今、『それから』を初めて読んでいます。
「文芸趣味人」を名乗っていて、そんな作品も読んでないの、
などと冷やかされそうです。
他の代表作は、概ね読んでいたのですが、『三四郎』が駄作に思えて、
『それから』と『門』は読まずじまいだったものです。
『それから』は、三十にもなるのに生活費を親に頼 . . . 本文を読む
畳の上に、襖にまで
昼の陽射しが伸びている。
また12月か…。
それにしても、暖かな午後である。
窓の外では、
赤茶色に染まった柿の葉が
冬の太陽に照らされている。
光を透して明るく灯った葉っぱたち。
木は惜しげもなく、
実を鳥に啄ばまれ、
葉を風に蹴散らされ、
それでも黙って立っている。
樹木は雨風に悩まないのか。
陽射しをあえて喜ぶこともないのか。
何があろうとも、
樹木はゆっくり呼 . . . 本文を読む
影を踏みしめて
夜を歩く
生/死の淡いに
想いが彷徨う
大伯父が未だ危篤中である。
百を超えても脈打ってきた命、
やがて閉じ往く、
命の立派さを寿(ことほ)ぎたい。
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ある夕方、
留守電の赤色ランプが点いていたので、
再生ボタンを押してみると、
聞き覚えのある女性の声だった。
10年…、いや11年ぶりだろうか。
着信履歴をコールバックしてみた。
やはり前職で同僚だったOさんの自宅だった。
どうやら彼女もあの職場を辞めたらしい。
先月、都内で再就職したのだという。
彼女との話は、やはり元の同僚たちの話題に及ぶ。
初めて聞いたので驚いたのは、Kさんという、
私 . . . 本文を読む