今月母が亡くなったが、今月末は姪の結婚式である。
彼女は26歳、お相手は大学時代のゼミの先輩。私は忌中なの
で挙式への出席は辞退して、披露宴だけ出ることにした。
60人程の参席者の半数は、学生時代の友人、半数は親戚とい
う感じである。職場関係は呼んでないかのようだった。
考えてみれば、私は結婚披露宴に出るのは20数年ぶりである。
最近は披露宴で演芸とかカラオケはしないようである。スピー
チも親の . . . 本文を読む
今月母が突然亡くなり、未だ忌中。四十九日の半分も経ってない。
母が死んでから、どうしたものか、私は早朝覚醒が止まらないのである。
毎朝、五時に目が覚めて眠れないので、そのまま起きてしまう。
睡眠不足で昼間ボーッとしている。早朝覚醒とは、気持ちの底に興奮や
落ち着きのなさが潜んでいるのだろうが、どうしてそうなるのか、自分
でも分からない。
母は、私がひとりで介護をしてきた肉親なので、未だに母の死が . . . 本文を読む
空は秋晴れ。母の葬儀を終えてようやく1週間。
介護から解放されて、何だかポカンとしている。
嬉しくも悲しくもなく、何だか虚しい。
一体何年、介護やってたのかと数えたら、
本格的に母がおかしくなってから亡くなるまで、5年半だった。
その内の3年半は、父も健在で介護を手伝ってくれたが、
ジィジは、余り役に立たないヒトだった。
2年前の9月、父は享年86歳と8か月で、
母もこの9月に86歳と9か月で他 . . . 本文を読む
9月5日、私が単身、介護をしてきた母が、唐突に他界しました。
前日4日の昼には、訪問看護師さんが来て入浴をした後、台所のイス
に腰かけてオレンジ・ジュースをコップに半分程飲み、かすれた小声
で「あ_、おいしい~」と言ったのが、生前聞いた最期の言葉と姿で
した。
ジュースを飲み終えた母を、私はベッドに連れて行き寝かせてから、
台所でお昼のサンドイッチを食べ、2階に上がって部屋で録画番組を
観ていま . . . 本文を読む
最近になって、要介護で寝たきりの母親が、故・夫とは結婚したくなか
ったのに、親の強制で結婚させられただの、人生の悔いみたいな話をす
るようになった。あんな顔した男は好きではなかっただって…。
昔、父から聴いた話では、母は見合いをするも、相手から断られ続けて
いて仕方ないからオレが一緒になったとか言ってた。どうも、私の両親
はお互いに大した愛情をもって一緒になった仲ではなさそうである。昔
の男女と . . . 本文を読む