脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

首都圏震災の可能性を考える。

2011年03月23日 11時26分10秒 | 社会時評
今朝九時前に、余震が続き緊急地震速報が、千葉県東沖で地震発生、
津波注意を告げた。少し緊張して待ったが、微震であり、予報は全
くのスカだった。
3・11東北・北関東大震災の余震が、東京でも依然と続いていて、
いつ大地震が関東を襲って来るのかと、誰もが不安な日々であろう。

正直言って私には、福島原発事故や放射線汚染よりも、次の大地震
の発生、或いは東京震災の可能性の方に、関心は大である。
何しろ我が家は、築25年超の木造家屋である。80歳のトボけた両
親を抱えている。M8クラスの余震で、我が家は倒壊しかねないと
危惧しているのだが、ジジ・ババは呑気というか、危機感がない。

(何しろ、3・11の大地震のとき、最大の揺れが一旦収まった直後、
ジィジは何を考えたものか、わざわざ石油ストーブを点けて、当た
っているのだから、ワケ分からない、絶句して言葉が出なかった。)


昨日図書館に行って、週刊誌各誌の地震記事をいくつかコピーした。
どれも首都圏直撃を特集した記事である。以下は記事から読みとった
要約みたいなものである。

まず、3・11地震は、岩手県沖から茨城県沖にかけての断層で起きて
おり、最大余震は断層の端で起きる傾向があることから、南端であれば
千葉県沖(房総沖)に、最大でM8程度の地震が発生する可能性が、週刊
誌各誌で報じられている。

1923年の関東大震災(M7.9)の震源域は房総沖から相模湾にかけて
の相模トラフであり、当時房総・三浦両半島には8~10mの津波が押し
寄せたが、東京湾への津波は1m程度だったという。東京湾はC字の地
形のために、湾外で発生した津波が、湾内に入りにくいと言われている。

もし房総沖で巨大な余震が起きても、千葉や神奈川の沿岸は津波の大被
害を受けるが、東京は津波被害を受けにくいということだが、
東京も水害と無縁ではなさそうである。

今後、房総沖で大地震が起きると、東京湾での津波の高さは最大2m。
だが、お台場等の臨海地区にはたいした防潮堤がないので、江東区・
中央区・港区・品川区・大田区の一部や、さらに墨田・荒川の下町地区
は、浸水の危険がある。このハザード・マップは、国土交通省の高潮浸
水想定によるものだが、以前から一般にも知られている情報かと思う。

今日、大正期の東京には比べものにならない程、東京の地下は、地下鉄・
地下街・下水道等と穴だらけで、蟻の巣状態にある。
以前TVの災害シュミレーションでも放映していたが、この浸水被害で
は、都市型浸水とでも呼べそうな、地下鉄・地下街・下水道が水の抜け
道となって、内陸まで浸水・冠水が拡大するという可能性が指摘されて
いる。

地震の際には、地下の方が揺れが小さく、安全という話も聞いたことが
あるが、浸水の拡大を考えると、そうでもなさそうである。昼の都心で
会社員が地下鉄駅で溺死するようなのが、都市型災害なのだろう。

今後、首都圏特に東京に、在住・在勤の方々は、相模トラフや房総沖で
の変化に注意すべきようである。
他に、警戒すべき余震地域としては、秋田県沖や北海道南西部沖が挙げ
られている。東日本の内陸地震や東北地方での火山噴火を警戒する声も
ある。本震としての東海地震、東南海地震、南海地震もM8クラスが想
定されている。誰もが、明日は我が身である。ナンマイダブ‥。






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