脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

ワンオペ介護 (ジィジの退院)。

2016年02月20日 13時07分37秒 | その他の病気
昨日、心不全で二週間入院していた父が、何とか退院した。胸水は入院
当初の一日で治ったらしいが、心肺機能は私の三分一程度にしか働いて
いないようである。歩くと脚が痛くなる間欠性跛行の症状は、投薬でや
や改善されたそうである。

ボケのような症状が出ていたのだが、一過性のもののようであり、本人
にも少し頭がおかしい自覚があるのだそうだ。記憶はしっかりしている
が、物事の判断がどこか常識からズレたところがある。元々がそんな性
格のヒトではあったが、やや認知障害っぽくも見える。

母親の精神病は、全体に安定してはいるが、良くなる出口のようなもの
が見えない。また難聴がやけにひどい。心因性難聴にも思えるが、改善
しないままである。コミュニケーションが取りにくいので困る。もう不穏
な行動に出ることはなさそうだが、ひとりには出来ない状態ではある。

父は心不全で安静が必要、母は重度の精神病で寝たり起きたり。私も昨
年心筋梗塞をやって服薬治療が欠かせない状態だが、両親の生活(食事の
支度・掃除・洗濯・買い物から確定申告等)と医療(薬の管理や通院付き
添い・救急対応等)面倒を主にひとりで看ないとならない。

私の場合、自営業手伝いから両親の介護に横滑り移行したような形であ
るが、全てが「仕事」と割り切って出来るかというと、同居しているの
で24時間掛かり切りのオン状態で、両親から全く解放された自分のオフ
時間が持てないことが、一番のストレスであり、賃金が支払われる雇用
労働、「仕事」とは質が違うと思う。

介護というと、介護される側の病人中心に考えられがちであるが、介護
する側も生身の人間である。健康でなかったり年寄りであったりもする
訳で、介護者の生存・生活・健康等にも配慮した「介護」の考え方や制
度の在り方も、今後一層、模索・研究・検討されねばならないと思う。

世に言う、病・病介護とか老・老介護というものや、子供が仕事を辞め
て介護専従になるケース等での、ワンオペ介護については、新たな介護
者支援策を導入して貰いたい。

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