猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

弁天さまにお参りして、しば漬け10㎏漬け込んで、夜は家族で退院祝い…

2019-08-04 07:51:29 | あんじゃあない毎日

昨日は三日、弁天通の大蓮寺の弁財さまの縁日でした。
朝からとても暑かったんで、早くにお参りすることにして、9時過ぎに家を出ました。気温は31℃を超えていました。

 5月、6月、7月と、三度の縁日のお参りを欠かしてしまいました。
あらためてお詫びして、今後の無事と、吉駒の芸道についてお願いをしてきました。

 弁天ワッセの露店もまだ出店準備中でした。
でも、顔見知りの皆さんにお会いできて、ご挨拶。茂木画伯は、「生きてて良かったな~、良かった」って。お箏の鈴木さんは、「これからもお大事に…」って。嬉しかったです。
でも、暑いので長居はせずに戻ってきました。

 

 お参りの帰りに、JAファーマーズで朝採りの野菜を買いました。露地ナスは渡辺和典さんちの、地這いキュウリは大渕昌宏さんちの、ミョウガは片貝美子さんちの、どれも前橋産です。
しば漬けに使うナスやキュウリは、露地栽培のものの方が良いです。晴れの日が続いているので、良いものが手に入りました。

   下ごしらえしたところで、野菜の計量をします。タネを抜いたキュウリは約4㎏、ナスは3.4㎏、ショウガは0.9㎏、ミョウガが0.6㎏、シソの葉が1.2㎏、総重量約10㎏の野菜です。使う塩は、450gにしました。

  ナスとキュウリを刻みながら、層状に塩を打ちながら重ねて漬け込んで行きます。ひたすら、刻みます、そして重ねます。よい運動になります。

下ごしらえを始めてから約2時間半、漬け込みを終わりました。
今年は、漬物を漬ける仕事をすべて見送ってきました。だから、これが、初めての漬物漬けの作業になりました。
漬け込みを終えて、涙がこぼれそうになりました。とにかくうれしかった。
できたんです。10㎏の野菜を、漬け込むことができたんです。一月前には、できるなどと思ってもみなかったです。できて、うれしかった…

 

 漬込みすませて、椅子に座ってうとうとしてたら、「シュン君が夕食食べさせてって、言ってきてるよ。退院祝いしようよ…」、子ども体験教室を終えて戻ってきたユキ子さんです。
(写真は、今朝の上毛新聞21面に掲載された体験教室の記事です。クリックして、ポップアップでご覧ください)

 ではと、車を出してもらって、岩神町の養田鮮魚店まで、うれしいじゃないですか、岩手県産の渡り蟹が入荷してました。ワタリガニ3杯、ヨコスジフエダイ1尾、シロイカ1杯、それと甘エビとマグロを買いました。

家族の退院祝いですから、当然のこととして私が料理するわけです。

  ワタリガニは、2杯は蒸して、1杯はみそ汁にしました。
蒸すと、甲羅はきれいに色づきます。食べにくいカニなんですけど、味はすごくよろしいのです。

 

   という訳で、親子三人で退院祝いをしました。ユキ子さんにもずいぶん心労をかけちゃいました。シュン君も結構気を使って動いてくれました。ありがたかったです。
お礼の料理は、ワタリガニの蒸し蟹、甲羅に入れたカニ味噌をつけながらいただきます。マグロは漬けにしてモロヘイヤとあわせました。それと、水前寺菜のポン酢和え、ナスの油味噌です。

刺身の盛り合わせは、シロイカ、甘エビ、それと、ヨコスジフエダイです。ヨコスジフエダイは、皮目を炙って刺身にしました。おいしい魚です。

〆は、カニ汁とご飯、シュン君もユキ子さんもしっかり食べてくれました。
4月19日に入院してから113日目、やっとこぎつけた食事会でした。過ぎてしまうとあっという間みたいな気もするのですが、数えてみると、ずいぶん長いこと迷惑かけちゃったなって…

でも、こうして食事できて、あんじゃあないんでよね。

 

 直派若柳流の若柳吉駒でございます。 20日には、美登利会浴衣ざらいを開催いたしましたところ、大勢のお客さまにお越しいただき、心より御礼申し上げます。 来春の美登利会は第77回を迎えますが、4月12日開催予定で準備を進めております。 これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかりと守り、精進に努めてまいりますので、末永くご贔屓いただきたくお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目若柳吉駒襲名リサイタルの舞台は、こちらでご覧になれます

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