ショウガです。「新ショウガ」と呼ばれているショウガです。
富岡市の黒川園芸組合という生産団体が出荷している新生姜です。群馬でもショウガは生産されています。スーパーやなんかだと、新ショウガのほとんどが高知県産か和歌山県産で地場産の新ショウガを見ることはめったにないと思いますが、ちゃんと生産されているんです、地元でも、それに、薫り高いおいしい新ショウガです。
昨日は朝から雨でした。というよか、前の日から降り続いてました。
「おはようございます、ご注文の新ショウガが入りました」、中央通商店街の八百徳支店のおかみさんから電話です。外に出て見たら霧雨、タイミング見計らえば自転車で受けとりに行けそうでした。
9時半過ぎ、傘を差さないで歩いている人を確認して八百徳支店へ出向きました。
高知や和歌山の新ショウガは、春の4月ごろから出荷が始まり11月ぐらいまで、だらだらと出荷されてきます。それは、大規模に温室を使って、燃料を燃やして加温し、温室の中にミスト(霧)を人工的に大量発生させて生産しているからです。もともと、ショウガは春に芽吹いて秋に花を咲かせ、晩秋に枯れる多年生の植物です。そういうショウガ本来の生態を人工的に管理して、ほぼ通年出荷できるように生産しているのが高知や和歌山の生産地なんです。
今回注文したのは、富岡市の黒川園芸組合が生産出荷している新ショウガ、4㎏です。きれいでしょう。
群馬県内でショウガを生産している農家は、高知や和歌山のような大規模な施設園芸としてショウガ生産をしていません。ビニールハウスで生産管理しています。
そして、初秋、彼岸の頃に収穫して出荷されます。この時期にだけ手に入る野菜なので、私にとってショウガの旬は初秋なんです。
昨日は雨、「旬」の生姜に遊び相手になってもらうことにしました。
左が、ショウガ一株です。中央の少し色が茶色がかっているのが最初に植え付けられた「種」の根っこなんです。それが、生産者が与えてくれるたくさんの水分と栄養でもって成長していくとたくさんの根塊が生み出され左右に拡がっています。
それをバラバラにしたのが右の写真です。下の一個が「種」の根塊です。上に、17個の増殖した根塊です。すごい増え方です。
私たちは、植物の強い繁殖力に支えられて生きているんだなって実感します。ありがたい恵です。
黒川園芸組合の新ショウガは、高知や和歌山のに比べると根塊が小さめですが、香り、味、食感、どれをとっても決して劣ってはいません。すごく素敵な新ショウガです。
新ショウガは、汚れのある皮をこそげて(全部きれいに剥く必要はありません)、食べやすい大きさに、根塊を二つから四つぐらいに切り分けてきれいに洗います。
漬け液を用意します。普通、新ショウガの甘酢漬けを作るときの漬け液の基本量は、食酢、水(又は煮きり酒、あるいは昆布出汁)、砂糖、これを同量合せて甘酢を作ります。これはあくまで「基本」です。
私は梅漬けで得た梅酢を持っているので、梅酢と甘酢同量を合せた漬け液を使います。ですから、甘酢だけで漬けたのよりも甘さは抑えられます。「基本」の甘酢の「水」は、酒とみりん半々を煮きって使います。それなので、砂糖の量も減らします。
ポリ袋に、切り分けた新ショウガを200gずつ計って入れます。19袋できました。
それに、甘酢と梅酢を合わせたのを100mlずつ入れて行きます。漬け液は、2リットル用意したんです。
袋の空気を抜いて、ゴムバンドで封をします。19袋の新ショウガの梅酢漬けの漬け込み完了です。きれいでしょう。
これを冷蔵庫で保存して、2〜3日で漬けあがります。待っている友人へのお届けは来週になります。
ショウガを漬け終えて、小雨の中を散歩に出ました。
ご近所のAさんちの玄関先には、鉢植えのシロバナマンジュシャゲが満開になってました。
Mさんちの塀際では、ニワナナカマドの葉っぱが色づき始めていました。
色づき始めた柿の葉っぱ、その向こうにはコスモスです。秋ですね。
クリの実にも会いました。
新ショウガを漬け込むと、私にも秋がやってきます。本当の秋です。
あおい食堂で一杯やって、お母さんとどうでもよいおしゃべりをして、ぶらぶら帰って来たんです。
傘を差さなくても濡れない程度の霧雨でした。
夕食のサラダです。キュウリと茹でキャベツは、前日に手に入れたわさびの葉を細かく砕いたのを入れたドレッシングで和えました。ニンジン、ジャガイモ、レタスはレモンのドレッシングです。たっぷりとおいしく野菜をいただきました。
ポークシチューです。ニンジンとマッシュルームいっぱいです。煮込んで、冷凍保存しておいたんです。
それと、シイタケとピーマンたっぷりの炒め飯です。
今日は、彼岸の墓参りに出かけます。
直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。
4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれますす。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください。
9月15日、東京新聞主催の「推薦名流舞踊大会」に出演し、新内「広重八景」を務めました。いろいろとご支援いただいた皆さまとご観覧にお運びくださった皆様に心から御礼申し上げます。
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