
昨日は雨ふりを予想して遊び相手を確保しておきました。
月曜日の定例買い出しの時に、JAファーマーズ朝日町店の直売所でナス、地這いキュウリ、シソの葉を買い込んでおいたんです。
野菜は洗浄した後、ナスはヘタを切って水切り、キュウリは両端を除いて縦半分に切って種を抜いて、むしったシソの葉は野菜脱水器でしっかり水切り、新生姜は皮をこそげて薄切りにします。下処理した野菜の計量結果は、ナス19個で2,166㌘、キュウリ18本で1,606㌘、シソの葉2束分で433㌘、ショウガは363㌘、合計4,568㌘でした。これで何するかというと、しば漬けを漬けこむのです。
茗荷はまだ地場産が出回らないので使いません。しば漬けは刻み漬け、ナスやキュウリを刻みます。桶に層状に漬け込んで行きますが、昨日は4段に漬けることにしました。写真は野菜の4分の一量、一段分です。4段目を入れるところをご覧ください。
これが、三段目まで桶に入れた状態、三段目の一番上のシソの葉と振り塩が見えています。塩は野菜の目方の4%を基準量にしていまして、昨日は180g用意しました。
三段目の上にナスを平らに入れて、その上に生姜を載せます。生姜の上にキュウリを平らに入れて、その上にシソの葉を敷き込みます。これに四分の一量、約45㌘の塩を振ります。
私がしば漬けを漬けるようになったのはもう30年ほど前のことです。雑誌『暮らしの手帖』に掲載されていた京都大原のしば漬けを漬ける女性たちを取材したルポルタージュを読んだのです。そして、材料は前橋でも手に入るし、大原の女性にできることは私にもできるはずと信じて試みたんです。できちゃったんです、植物乳酸菌の贈り物、本物のしば漬けが出来ちまったんです。以来、ずっと漬け続けています。
最後に重石をかけます。白菜漬けと同じように思い切り体重をかけて押し込んでやります。写真は5㎏の重石ですが、もう一個上積みして10㎏の重石をかけました。
私のしば漬けを食べた人が、「おいしいから漬け方を公開しない」って言ってきたんです。毎年漬けて、少しずつ漬け方も改良されて、もう人に教えても大丈夫かなって思って公開したのが、前橋るなぱあくの園長の時、るなぱのHP上で公開したのです。遊園地のホームページで漬物も面白いよねって、冗談半分でやったのですが、結果的には一部のお客様から好評をいただきました。
これはるなぱあくの園長を辞した時から朝日新聞群馬県版に連載を始めた『ヒゲおじさん厨房に入る』の2008年7月19日掲載、「しば漬け」です。今も、この記事のやり方と大きな違いはありません。ただし、レシピの⑤は空文化しています。冷蔵庫保存はしますが、すぐに食べてもおいしいので2週間しないうちに食べつくしてしまいます。しば漬けは、私が食べ物ついてお話しすることになった原点の料理です。
しば漬けを漬けこみ終えたら正午になっていました。雨もすっかり上がっていたので、街へ出かけることにしました。広瀬川の十六本堰の下流、水門をくぐり抜けた水が激しい音を立てながら流れています。水面に枝垂れた木の枝に花が咲いていました。え~と、「この花はさ、この木はさ…」、名前が思い出せません、悔しいです。
養行寺の山門前まで来て振り向くと、雲の中から赤城山が姿を現し始めていました。
道端にキキョウが咲いていました。どなたかが育てているみたいです。こっちは勝手に暮らしている草、花をつけています。これはちゃんと思いだしました、タケニグサです。すごい面白い花です。日本では「雑草」として駆除対象ですが、イギリスでは人気の植物で庭園で育てられてるって聞いたことがあります。
ムクゲですね、今ごろいちばん目に付く花です。そして、三河町のハマゴウも盛りを迎えていました。海辺でない車や人の通る道端暮らし、もう慣れたのかな。で、どこかで昼食でもと思ったのですが、いまいち食欲に欠けていて、昼食は断念しました。
本町通の大気堂のウインドーを覗いたら、墨や硯と一緒に龍の形の陶製の水滴が飾られていました。面白いですね。一つ買っちまおうかなと思って店に入ったのですが、別の実用品を買いました。
本町通の欅並木です。すごく気分良かったです。涼しかったせいかな…
東和銀行の東の坂道、江戸の昔に「縁切り坂」と呼ばれた坂道から、青い赤城山がうっすらと見えていました。
わが家の暖簾、7月を迎えヒョウタンに変わっています。大気堂で買って来たのは、何の変哲もないマウスパットです。昼食は2時過ぎに、自分で作って食べました。
夕食です。いつもの通り食材を選んでいたら、冷凍の飯がないのに気づきました。炊くのが大変なわけではないのですが、ご飯でなく行くことにしました。料理は、左が豚肉と夏野菜の焼き漬けです。野菜は、トマト、ナス、ズッキーニ、パプリカ、オクラ、それに青じそです。漬けダレは梅酢を出汁で割って味醂と砂糖を少々加えて造りました。右は豚ひき肉と椎茸と青じその玉子焼きです。
そして、冷たい汁素麺、大根、人参、モロヘイヤ、青じそが入りました。それと、モヤシ、キュウリ、シメジ、ミニトマトのポン酢和えです。ご飯に代えて、汁素麺中心の献立に変更したんです。食餌の前に、シバ漬けの桶を点検、もうしっかり水が上がっていましたので、重石を5kgに減らしました。乳酸菌の繁殖次第なのですが、7日から10日で出来上がるはずです。
涼しいせいですね。COCOが丸くなって寝ていました。でも、湿気の多い夜でした。今朝も目を覚ますと雨になりそうな気配、どうしようかな、梅雨空に思案投げ首です。
7月6日の体温 7:50 36.4℃ 14:30 36.7℃ 22:00 36.7℃
7月7日 7:15 体温 36.4℃ 血圧 最高121 最低68
若柳吉駒でございます。
第77回美登利会の開催に当たり、多くの皆さまから温かなご支援とお励ましを賜り、また、なにかと心配の多い中をたくさんのお客様にお運びをいただき、ただただ嬉しく、心より感謝を申し上げます。
次回、第78回美登利会は、来春の4月10日開催の予定で会場を手配いたしました。会員一同、これまで以上に精進を重ねてまいりますので、なに程よろしくお願い申し上げます。
第77回美登利会と三代目吉駒リサイタルの舞台はこちらでご覧になれます。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください。
葉っぱの形であまり自信は無いのですが、アカメガシワの雄花に似ていると思うのですが?
ようこさん
時の経つのは早いものです。このブログのスタートが2012年10月6日、朝日新聞に連載してた「ヒゲおじさん厨房に入る」を終わらせてしまった代わりに『キキの料理教室』を始めるためでした。その前のブログ「お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常」は、同じく新聞連載の「ヒゲ園長とキキ」が園長を辞したために終わって、キキがしゃべる場所がな
くなっちまったものですから2008年4月に始めたんです。そいで、すぐの7月にしば漬けの漬け方をアップしました。私のブログは、猫のキキとしば漬けに支えられて続いてきたんです。
漬け続けていただいていることに心から感謝します。