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猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

『前橋新風土記』片手に、芳町界隈の路地を歩く(前編)

2014-03-13 07:20:40 | あんじゃあない毎日

Dscf1035 <ぼくが住んでいるとこの向かいに、通り抜けできる路地があるよ。一度通り抜けて見たら…>、三河町の顔見知り猫に薦められました。

 

 

 

Dscf1036 猫が薦めてくれた路地の入り口です。北から南へ向かって抜けてみることにしましょう。
路地の幅は1mありません。傘をさしていると建物にぶつかってしまいそうな幅しかないです。

 

 

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私の歩幅は約70㎝です。5~6歩歩いたら、目の高さでまっすぐ前を見て写真を撮ることにしました。
最初の5歩、右側の家の通用口の手前、また5歩、左側の二軒目の家の家の門扉の手前、向こうが明るく見えます。

 

 

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次の5歩、右側が2軒目の家になりました。家の前に植えられた木が路地に出張ってます。その向こうの左手は、なんか空き地みたいです。
前橋市立図書館の資料室に『前橋新風土記』(酒井松男編・前橋風俗研究会刊・昭和28年)という書籍があって、当時の前橋の町について書いています。もちろん『芳町』というタイトルの編もあります。

 

 

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次の5歩5歩、ベンガラ色のトタン塀の

向かいは空き地、トタン塀の先の家は誰も暮らしてないみたい…
芳町は八間道路から東へ、広瀬川と馬場川に挟まれながら伸びている。広瀬川寄りに萱町がだいぶ喰い込んでいるが、而して、だいたい四角な感じといってよい。』前橋新風土記の『芳町』の書き出しです。読みながら行きますか

 

 

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その先の5歩5歩、空き地を過ぎると路地は二軒の家の間に入るみたいです。
『古謡に、ペンペンチャカチャカ板屋町(立川町)十八郷には蔵がない、と歌われている位で、昔からあまりぱっとしない町であった。』(前橋新風土記『芳町』)、そうか、昔からパッとしなかったんか…。でも、ペンペンチャカチャカって、なんちゅうはやし言葉だろう

 

 

Dscf1045 Dscf1046 次の5歩5歩、古い板張りの外壁の家の間です。
『十八郷とは、十八の郷に分かれていたというほどの意味であろうが、』(前橋新風土記『芳町』)
そうか、昔の芳町は『十八郷』と呼ばれていたんだ。

 

 

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次の5歩5歩、左側は木の外壁から錆びたトタンの外壁の家に変わって、右側は立派なブロック塀です。まっすぐ行くと青いトタンの塀にぶつかる…
『ともあれ、竹藪や葭に囲まれた荒涼たる村落であったことが偲ばれる』(前橋新風土記『芳町』)、そうか、十八郷と呼ばれていたころの芳町界隈は農村集落だったんだ、面影ないな、偲べないな…

 

 

Dscf1114 <ここまででね、約60歩、40mほど路地を歩いてきたわけですけど、長くなりそうなんで今日はここまでにします。
続きは、また明日…>

 

 

 

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<おヒゲのお昼はね、ホウレンソウのソースのスパゲッティー、夕食はね、ブロッコリーのソースのカレーでした。
ブロッコリーはね、近所の小さなお友だちからのいただき物なんだけど、昼も夜も緑の料理、春だいね…>

 

 

Dscf1185 <花の蕾も、こんなにふくらんでさ…>      

 

 

 

 

 

2直派若柳流舞踊会『美登利会』は、この春、71回目を迎えます。前橋の春の催事として、みなさまに支えられて、長く続けてまいりました。今年は、4月6日に前橋市民文化会館で開催いたします。
今回は、フィナーレで『ぐんまちゃんダンス・ミンナノグンマ』をやることといたしました。ぐんまちゃんにも特別出演していただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます 

                             直派若柳流  若柳糸駒

 

 

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
芳町散歩おもしろく見せてもらいました。数歩進ん... (かおる)
2014-03-13 16:31:05
芳町散歩おもしろく見せてもらいました。数歩進んでまたシャッターというのが、見ている人の目が歩いている人の目になってきてとてもよいです。このわずか数十メートルの路地でも、いろんなドラマが展開されていたのだろうかと想像がふくらみます。それにしても、人っ気がないですね、古びたホンダCBが見えるくらいで、侘びしいね。よしちょうっていい名前ですがもったいなかったと思います。他にも旧町名にはいい名前がありましたね。ペンペンチャカチャカは三味線の音でも聞こえそうな華やかさがありますが、芳町の辺りは地味だったんですかね。お寺が4つ?くらい並んでいてひっそりとして、寺の他は農民集落、確かに蔵は見えないかな。
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かおるさん (ヒゲクマ)
2014-03-13 21:16:33
かおるさん
そうですよね、この70メートルほどの路地に、かつては20軒ほどの家が並んでいたと思います。今、人が暮らしている家は、半分の10軒ほどではないかと思います。そこには、いろいろな暮らしがあって、いろんな家族の歴史が刻まれているはずです。
今暮らしているのは、お年寄りが中心、この写真を撮っていた時に、出口で出会ったのはデイケアのお迎えの車でした。このあたりで、子どもの姿を見たことはないです。昔は、」お友だちの家もありましたけど…
   
青い塀の続きは、明日書きます。
  
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