河合奈保子・Pure Dream

奈保子さんの歌声が聴ける日を夢見て・・・
(当ブログはご本人とは無関係です)

奈保子さん以外の記事もあります

刹那の夏

2009-11-21 01:05:50 | シングルA面

1986年7月24日リリース。河合奈保子さん25作目のシングル曲です。

作詞:売野雅勇
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀


このシングルジャケットを見ると、奈保子さんが出演したシャンプーのCMを思い出してしまいます。風になびくサラサラの髪がいいですね。

曲にもどって、おなじみ売野さん、筒美さんコンビでの楽曲提供です。
デビュー初期の回帰的効果を狙ったものなのか、それとも新しい効果を求めたものか、編曲には久々に船山さんのお名前をこの曲で見ることが出来ました。
実際にこの曲を聴くと、奈保子さんの初期の頃のようなサウンドとは異なるので、後者の効果を求めてのことなのかも知れません。

夏リリースの曲にしては珍しくバラード曲です。JEWEL BOX2の解説の中で売野雅勇さんご自身もこの曲の詞を気に入っているとコメントされています。また、ルビをふらないと読めないくらいの内容で、奈保子さんの表現力を見込んで耽美的に作ったとも語られています。

当時、私はこの曲をあまり熱心に聴いていなかったのですが、今になって聴くと奈保子さんの歌唱のすばらしさはもちろん、表現されている世界観の奥深さ(若干抽象化された部分はありますが)に引き込まれてしまいます。当時の自分には曲の内容を理解する力が無かったことを痛感してしまいます。

この曲に限らず、最近ではシングル曲を聴くときは、NAOKO PREMIUMに収録されているカラオケ盤も一緒によく聴いています。こういうこともあり、各楽曲の編曲者のサウンド面の表現力も気になってしまいます。

昨日書きましたように、この曲で奈保子さんの「第3期」の終結となります。
(昨日書いた奈保子さんの時期区分については、掲示板(BBS for All)の方に他の方からご意見をいただいておりますので、合わせて参考にしてみて下さい)

次作以降は奈保子さん自身の作曲による作品になることもあり、「第3期」と「第4期」は明確に区分することができます。

第4期以降について昨日同様に簡単にまとめます。

■第4期:ハーフムーンセレナーデ ~ Harbour Light Memories
奈保子さんが書きためて来た曲を吉元由美さんの詞で作品として仕上げた時期。サウンド面でも、専属バンドと共に音作りをし、奈保子さん自身が作品の構成に深く関与。
アルバム MY SONGシリーズ3部作を売野氏のプロデュースでリリース。

☆主な楽曲提供者
作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三、NATURAL

■第5期:哀しみのアニバァサリー ~ Golden sunshine day
ミッキー吉野氏をプロデューサーに迎え、サウンド的にもバンド系、洋楽的要素を強く取り入れた時期。
ミュージカルもミッキー吉野氏のプロデュースでTHE LOVER in Meシリーズ3部作を実現。
☆主な楽曲提供者
作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

■第6期:エンゲージ ~ 夢の跡から  (2曲のみ)
第5期以降、奈保子さん自身の音楽の方向性について、思い悩んだ後の作品。
作曲は2曲とも、もちろん河合奈保子さんです。

そして、第7期?
奈保子さんご自身がどのようにお考えになっているかは知る術もありませんが、私自身としては、それがかなわぬ想いだとしても、いつかまた奈保子さんの歌う姿を見たい、見られると信じ続けたいと思います。

JEWEL BOX2で、かつて奈保子さんに曲を提供した方々も一様に奈保子さんが音楽に関わる姿を再び見たいということを述べられてます。

・馬飼野康二さん:奈保子さんに提供した曲について、「大人になった今の奈保子さんが初期の頃の作品をリメイクして歌ったらどういう感じになるのか、聞いてみたい気がします。」

・売野雅勇さん:「もちろん、僕が詞を書かせていただきますよ。今の彼女の年齢にあった歌というのがすっごく聴きたいんですよね。河合奈保子は最高のボーカリストだから。」・来生たかおさん:「ファンの皆さんは、きっと歌手:河合奈保子の復活を願っているんでしょうね。そんな僕もイチファンとして同じきもちです。」

・ミッキー吉野さん:「音楽の才能っていうものは、そう簡単に消えるものではないですから。またやって欲しいですね。そのときはいつでもピアノを弾くし、もし歌手としてやるなら是非ともお手伝いしたいですね。」

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涙のハリウッド

2009-11-20 01:38:43 | シングルA面

昨日は「ブログ村」のクリック数がいつもの倍になりました。皆様のご協力に感謝いたします。ありがとうございました。こんごともよろしくお願い致します。

さて、「涙のハリウッド」についてです。

1986年4月1日リリース。河合奈保子さん24作目のシングル曲です。
作詞:売野雅勇
作曲:林哲司
編曲:萩田光雄



林哲司さん作曲のシングル3部作の最終曲です。何度も書いてますが、林さんのメロディが好きなので、この3部作は私のお気に入りです。この曲については、9月にもここで書いていますので、そちらも合わせて参考にしてください。

TV出演の映像を見ていて、この曲のイントロでの振り付けがどうも気になってしまいます。無理に、振りを付けているように感じられてしまいます。振りが無くても奈保子さんの歌唱で十分見応え聴き応えがあると思います。

編曲の萩田光雄さんはこの曲を最後に、奈保子さんの編曲者から見られなくなってしまいます。この時期のもう1人の主要編曲者である鷺巣詩郎さんはラヴェンダー・リップスB面の 「I'm In Love」が最後になってます。

奈保子さんにとって、音楽的区切りを迎えようとしていた時期でもあり、次作のシングルがその時期になります。

ここで、奈保子さんのデビューからの区切りを自分なりに振り返ると、次のように区分出来るのではないかと思います。


■第1期:大きな森の小さなお家 ~ 夏のヒロイン
いわゆるアイドルとしての時期であり、歌手河合奈保子としてのプロローグ

☆主な楽曲提供者
作詞:三浦徳子、伊藤アキラ、竜真知子
作曲:馬飼野康二
編曲:船山基紀、若草恵

■第2期:けんかをやめて ~ コントロール
元々音楽的資質を備えていた奈保子さんの可能性を試すため、シンガーソングライターの方達の曲を取り入れた時期

☆主な楽曲提供者
作詞:竹内まりや、来生えつこ、尾崎亜美
    売野雅勇(売野さんは系統が異なりますが、第3期への布石となってます)
作曲:竹内まりや、来生たかお、八神純子、尾崎亜美
    筒美京平(筒美さんは系統が異なりますが、第3期への布石となってます)
編曲:若草恵、大村雅朗、鷺巣詩郎
アルバムのみでの楽曲提供:
石川優子、谷山浩子

■第3期:唇のプライバシー ~ 刹那の夏
歌唱力、表現力を磨き、また、サウンド的にも新たな流れをくみ入れようとしていた時期

☆主な楽曲提供者
作詞:売野雅勇
作曲:筒美京平、林哲司  (筒美京平さんは第2期にもオーバーラップしてます)
編曲:鷺巣詩郎、萩田光雄

補足:第2期後期~第3期
・ニューミュージック系のシンガーソングライターによる楽曲提供
・2枚の海外レコーディング アルバムのリリース
・売野雅勇/筒美京平コンビによる楽曲提供、売野さんはプロデューサーとしても奈保子さんのアルバムに関与することになります。

そして、第4期へ。もちろん、河合奈保子さんの自作曲の時期へと入って行きます。
その前にもう一曲残ってますが。

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THROUGH THE WINDOW ~月に降る雪~

2009-11-19 00:21:14 | シングルA面

1985年12月12日リリース。河合奈保子さん23作目のシングル曲です。

作詞:Peter Beckett
訳詞:売野雅勇
作曲:Peter Beckett
編曲:Tom Keane, Humberto Gatica

■シングルジャケット

ロサンゼルスレコーディング、第2段となるアルバム「9 1/2 (NINE HALF)」と一緒にレコーディングされたシングルです。

前回の「Daydream Coast」ロサンゼルスレコーディングの時には、海外録音からのシングルリリースはありませんでしたが、今回はこの曲がリリースとなりました。

JEWEL BOXのブックレットでの解説によると、本来はアルバム「9 1/2」に収録予定だったが、急遽シングルとしてリリースされたとあります。アルバムもシングルと同時発売の12/21にリリースされています。

前回の「Daydream Coast」が奈保子さんにとって、音楽的にもセールス的にも良い結果が出たため、今回の「9 1/2」及び「THROGH THE WINDOW」につながったのだと思います。
奈保子さんにとって、明確なロックのリズムでのシングル曲は初めてです。サウンド的には「Daydream Coast」と同様にAORの部類だと思います。
これまではオーケストラ系サウンドですが、後のバンド系サウンドへの転換の兆しとなった曲でもあると思います。

アルバム曲は多くの場合10曲収録ですが、「9 1/2」から1曲、急遽シングルとしてリリースされることになったため穴が空く形になってしまったのだと思います。
「9 1/2」というタイトルの意味は「9曲の作品の向こうにある1/2の可能性を感じて欲しい」とNAOKO PREMIUMのブックレットで解説されていますが、私には1曲欠けてしまったための苦しさが感じられてなりません。
奈保子さんの場合、9曲アルバムは「さよなら物語」で例がありますが、「9 1/2」では伝えたいことがかすんでしまい、逆に9曲となってしまったということが際だっているように思えてしまいます。

タイトルにあれこれ言っても仕方無いのですが、アルバムの中身、THROUGH THE WINDOWも含めて実にすばらしい内容です。今回も海外の一流ミュージシャンとのジョイントとなっています。中身については、以前にも書いていますのでそちらを参考にしてください。

■アルバム「9 1/2」歌詞カード(ウラ・オモテ見開き)


歌詞カード内側(見開き)


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お礼

2009-11-18 23:56:16 | 雑記

皆さん、いつも当ブログへご訪問頂きありがとうございます。
8月中旬からブログをはじめて以来、河合奈保子さんに関することを書きつづって、何とかほぼ毎日更新できております。
皆様のご訪問があると思えばこそ、書き続けられています。本当にありがとうございます。
おかげさまで、毎日約100人の方にお越しいただいており、「ブログ村」へも毎日50人の方に、コンスタントにクリックしていただいております。
重ねて御礼申し上げます。

これからも極力毎日書くことをこころがけるつもりです。が、どうしても時間的余裕がなくて書けない場合もあるかもしれません。その際はどうぞご容赦下さい。

私自身も、日々奈保子さんのことについてあれこれ考えながら書くのが楽しみになっています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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皆様のクリックで、ランキングがあがれば、少しでも目に付きやすい状況になるかも知れないと思って登録している次第です。
今後ともご協力いただければ幸いです。


退院

2009-11-17 23:59:50 | NAOKO

私の話ではありません。もちろん、河合奈保子さんのことです。
1981年10月5日のNHKホールでの転落事故以来、入院、療養していた奈保子さんが11月17日、めでたく退院した日です。

当時のTV報道では前日の11月16日に退院したことになっており、記者会見も当時行われています。
しかし、実際は経過観察のため記者会見後病院に戻りもう一日病院にいたとが著書「わたぼうし翔んだ」の中で語られています。
また、病院のカルテでの退院記録は11月18日になっているそうです。このあたりの正確な事実関係はよく分からないですが、無事に退院できたことを私は当時とてもうれしく思ったことを覚えています。

退院後の11月20日から1週間、山梨県の桃の木温泉へ仕事復帰へ向けたリハビリといくつかの雑誌取材をかねて出かけています。
何も、あれだけの大けがの退院直後から仕事をしなくてもという感じです。
初冬の時期でもあったので、翌日に風邪のため発熱。そのため一部の仕事を休む(全部ではない)ことになったそうです。
長期休業していたとはいえ、あまりにも過酷な状況に本を読んでいて胸が痛みます。



写真は「BOMB 83.11」からの抜粋です。桃の木温泉での療養中での取材写真だと思われます。この写真が風邪をおしての撮影した写真かどうかは分かりませんが。

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ラヴェンダー・リップス

2009-11-16 23:59:14 | シングルA面

1985年10月3日リリース。河合奈保子さん22作目のシングル曲です。


作詞:売野雅勇
作曲:林哲司
編曲:萩田光雄


作詞、作曲は前作の「デビュー」と同じ方で、ゆったりとしたメロディー、奈保子さんの優しい歌声、胸が苦しくなるようなときめきと切なさが伝わってくる曲です。
それまでに売野雅勇さんが書いてた大胆、過激さを感じる詞ではなく、「デビュー」の詞と同様に純粋さを感じさせる内容で、奈保子さんのピュアな印象とピッタリ合っているように感じてます。
「売野さんもこんな詞が書けるんだ」と思ったりしたものでした。


なぜラヴェンダーなのか?ラヴェンダーは初夏の花という印象があったので、秋リリースの歌にこのタイトルを付けていたのをずっと不思議に思っていました。


ラヴェンダーの花言葉、「あなたを待っています」。これを見たとき理解出来ました。サビの部分でも歌われています、「あなたをずっと待ってたの」と。
そういう思いを詞に込めた曲として聴くと、更に想いが伝わってきます。


このような直接的な表現でなく、深い意味を込めたタイトル、歌詞はアルバム「HALF SHADOW」の「MY LOVE」での「はじめての ときめきを 受けとめた くちびるが・・・」の表現に近いものを感じます。ちなみに「MY LOVE」の作詞は谷山浩子さんです。


これまでに何度も書いているのですが、私は林哲司さんのメロディは好みなので、「デビュー」、「ラヴェンダー・リップス」、そして後日リリースの「涙のハリウッド」の林哲司三部作は私のお気に入りでもあります。


この曲を聴いて以来、わたしの中で「ラヴェンダー」という花はずっと私の胸の中に刻まれています。
奈保子さんのファンを離れていた時期があったのですが、その時期でさえも「ラヴェンダー」という言葉を聴いたり、花を見たりすると自然に奈保子さんのことを思い浮かべていました。


もちろん、私の好きな花の1つでもあります。今も自宅の花壇にラヴェンダーを植えています。毎年花が花が咲き、それを見るたび(季節は違っても)奈保子さんのこの曲を思い出してしまいます。
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君は綺麗なままで

2009-11-15 23:59:59 | シングルA面

1985年8月7日リリース。

作詞:荒木とよひさ
作曲:チト河内
編曲:チト河内

河合奈保子さん単独ではなく、トランザムのボーカルの高橋伸明さんとのユニット「NAO&NOBU」としてのシングル曲です。ハウスとんがりコーンのCMソングでした。
サビの最後で商品名を熱唱する歌声が印象的なCMソングでした。

この曲はじめからシングルリリースするつもりだったのかは不明ですが、私の想像ではCMの反響からシングルへといったのでは無いかと思っています。

奈保子さんにとっては、初めてのシングル盤デュエット曲となりました。

NOBUさんの声量ある歌声と奈保子さんの優しい歌声が心地よいメロディに乗って胸に響いて来ます。ジャケットの絵のように爽やかな草原(?)の風景が浮かんで来ます。
二人のハモりは心地よく、とてもすばらしいです。
奈保子さんはこの曲では下のパートを歌っています。NOBUさんの声量とパワフルな声と奈保子さんの声のバランスを考えると、そうなってしまうのでしょう。
この曲以外にも別な方とのデュエット曲「春風のメヌエット」でも、奈保子さんは下のパートを歌っていたと思います。



このジャケットの絵、言うまでもなく「あしたのナオコちゃん」ですね。
このブログでも以前紹介しましたが、作者中西さんが描くナオコちゃんの絵も世の中に浸透して来たころで、思い切ってジャケットにも採用したのでしょうか。

私個人としては「あしたのナオコちゃん」のファンでもあるので、こういうジャケットも好きです。最初にこのジャケットを見たときは、インパクトがありました。

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紅白歌合戦

2009-11-14 23:59:39 | NAOKO

もうじき紅白歌合戦の出場者発表の時期ですね。
河合奈保子さんが紅白歌合戦に初出場したのは1981年のことです。
今年こそは奈保子さんも紅白に出場して欲しいと、当時私も待ち望んでいました。
ただ、事故で大けがをした後のことなので、選ばれるだろうか、選ばれても辞退せざるを得ないのではないだろうか等といろいろと心のなかを不安が駆けめぐっていました。

その事故はNHKホールでのことだったせいもあって、当時の心ない一部のマスコミに「事故と引き替えに・・・」という胸が痛くなるような話もあり、奈保子さん自身もこのようなことにとても心傷ついたということが、著書「わたぼうし翔んだ」の中で語られています。

「そんなうわさがあるなんて、まったく信じられないことでした。まるで、背中から水を浴びせられたような気分。ひどいショックでした。一年間、一生けん命にがんばってきて、紅白への出場を心待ちにしていただけに、くやしくて涙がとまりませんでした。
十八歳の私にとっては、心の中を土足で踏みにじられたようなきもちでした。」

この事故での療養生活を通して奈保子さん自身、自分をじっくりと考え、自分を支えて来てくれた人たちのことを考え、いろいろと成長したことだと思います。
著書を読むと奈保子さんの純粋で、一生懸命な気持ちが伝わって来るだけに、このようなことは本当に心痛むことです。

そのような状況で、奈保子さんのお母さんは奈保子さんに次のような話をしたと記されています。

「元気になって、明るい笑顔でがんばりなさい。一生けん命に歌っていれば、いつかは本当のことを分かってもらえるから・・・・・・。今年は銅でもエエやないの。紅白に選んでいただけるのはら、それはありがたくお受けすればエエことだし、ダメなら来年またがんばればエエでしょう?」

「大事な娘が事故にあたというのに、よく歌手を続けさせていますね」

奈保子さんのご両親に対してもこのように外部から言われていたようです。
一見もっともな言葉にも思えるのですが、この本を読んで奈保子さんとご家族の心中を知れば、歌手を続ける道を選ぶことが一番であったのでしょう。そのおかげで私たちファンも奈保子さんのすばらしい歌声を聴き、純粋な奈保子さんの心を感じ、心ときめく思いを持ち続けることができたことに感謝しています。

この本を含め、奈保子さんの3著書を私が読んだのは今年になってからのことですが、当時の奈保子さんの心の中にあったことが、深く胸に染み入ってきます。

写真は「夢・17歳・愛」からの抜粋です。

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さよなら物語/スターダスト・ガーデン

2009-11-13 23:59:59 | さよなら物語

河合奈保子さんのアルバムの歌詞カードです。

この2枚の前に 「Daydream Coast」があるのですが、掲載されている写真が小さくてブログで紹介してもほとんど判別できない位になってしまいます。

このアルバムの歌詞カードはオモテ、ウラともに奈保子さんの写真はなく、歌詞カード内側の写真も小さいものになっています。

明らかに、これまでのレコード歌詞カードとは異なる作りになっています。
海外レコーディング、一流ミュージシャンとのジョイントということもあり、河合奈保子の歌、音楽に注目して欲しいという「音楽的挑戦」の意味合いがあるのかも知れません。

さて、一方の「さよなら物語」、「スターダスト・ガーデン」ですが、こちらのアルバムの歌詞カードには奈保子さんの大きな写真が復活しており、アルバムコンセプトに合わせた雰囲気を作っています。
先日もご紹介しましたが、この2枚のアルバム、特に「さよなら物語」の方はコンピュータサウンド、電子楽器メインで奈保子さんの音楽の世界を作り上げる「サウンド的挑戦的」のアルバムなのだと思っています。

このころの奈保子さんの歌唱力、表現力は、これら3枚のアルバムでも十分に発揮されています。それぞれに、楽しみ、堪能できる作品です。

■さよなら物語

歌詞カードオモテ/ウラ面


歌詞カード内側


■スターダスト・ガーデン

歌詞カードオモテ/ウラ面



歌詞カード内側

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デビュー Fly Me To Love

2009-11-12 23:59:52 | シングルA面

1985年6月12日リリース。河合奈保子さん21作目のシングル曲、そしてデビュー5周年の記念シングルでもあります。

作詞:売野雅勇
作曲:林哲司
編曲:鷺巣詩郎

作詞は奈保子さんの曲ではすっかりおなじみになった売野さんですが、作曲はシングル曲では初登場の林哲司さんが担当されてます。林哲司さんの曲は「あるばむ」以来、約2年半ぶりの登場です。

私の好みなのですが、メジャーアップテンポの曲の中に切なさを感じさせるメロディを書き込む林哲司さん曲はかなり好きな方です。

そして、編曲は鷺巣詩郎さん。
昨日も書いたのですが、「デビュー」以前の約1年間は電子的サウンドを基調とした音作りでした。しかし、この曲ではstrigsとhornsという、「楽器を使っている」ことを感じさせるサウンドを全面に押し出した演奏になっています。
デビュー5周年の区切りということで、初心にかえるという意味があるのかも知れません。
この曲を聴くとメロディもいいのですが、奈保子さんの優しくて純粋な心を感じさせてくれる歌声がとても印象的です。
以前このブログでも書いたのですが、奈保子さんのシングル曲の中でのマイベストテンでもあります。

また、このシングルは両A面として発売されています。もう片方の曲は
「MANHATTAN JOKE」。

作詞:秋元康
作曲:大野雄二
編曲:大野雄二

劇場版ルパン三世 「バビロンの黄金伝説」の主題歌となっています。
ちなみに、奈保子さんはこの映画で声優にも挑戦しています。
この曲ですが、メロディとサウンドを聴くだけで「ルパン三世」を感じさせる持ち味を出しているのは、さすが数多くのルパンの曲を作っておられる大野さんだと思います。

映画効果があったのかどうかは分かりませんが、このシングルで奈保子さんは初めてオリコン1位を獲得しています。

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■シングルジャケット


■NAOKO 22特典ジャケット(NAOKO22では最後のシングルです)


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