自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

空き家の一括管理事業とシルバー人材センターの活用

2016年04月25日 13時16分32秒 | 高齢者・福祉・医療
――空き家対策について、わが会派・柏清風で島根県松江市に視察に伺った取り組みで、シルバー人材センターが空き家の草刈り、清掃などを一括して請け負う空き家パック事業というの事業がある。建物の現況の確認、不法侵入、不法投棄等の確認と、空き家でありがちなポスティングチラシ等々の廃棄や草刈り、またオプションではお墓の管理等々も一括して請け負う事業だ。年に1回の清掃等々を行うと1万9,700円で、2回、3回になっていくたびに1回当たりの価格が安くなる仕組みだ。(事業の詳細は、松江市シルバー人材センター空き家パック事業をご参照ください)     
 こうした取り組みを行っている松江市ではあるが、課題も多く、周知の方法や、また空き家の持ち主を特定し切れていない、そのためまだまだ持ち主が不明の空き家が多いという課題もあるとのことだった。しかしながら、シルバー人材センターを活用することによって民間業者に比べて大幅に価格が安くなること、また空き家のオーナーが都度都度現地を訪れたり、管理のための作業の手配をする手間がないことなど多くのメリットがある事業だと感じた。深刻さを増す空き家問題を考える上で、こうした取り組みも参考にしてはどうかと考えるが、見解は。

総務部長「本市における空き家対策は、平成23年9月1日に施行されました柏市空き家等適正管理条例に基づき、市民等から寄せられた空き家に関する相談を受け、現地調査の上、管理不全と判断した空き家等の所有者に対して、文書による指導等を行う方法により対応している。これまでの空き家に関する相談の中で、約6割と一番大きなウエートを占めているのが樹木及び雑草の繁茂であることから、松江市のようにシルバー人材センターの活用により管理不全な空き家の解消と未然防止を図られるということでは、有効な空き家対策のひとつになり得るものと考えている。本市におけるシルバー人材センターの活用については、業務範囲や、また費用等、民間事業者との比較や市との連携方法など幾つかの課題もあろうかと思うが、今後松江市などの先進市の取り組みを参考にして、実施に向けてぜひ検討してまいりたい」

平成27年12月8日 同年第4回定例会一般質問より

■関連リンク
空き家パック(松江市シルバー人材センター)

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