自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

柏市が東京五輪の波及効果を享受するための方針=議会報告

2013年11月20日 15時56分19秒 | スポーツ政策
 2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定は、日本中に大きな期待と希望をもたらしました。高齢者の中には、「オリンピックを見るまで死ねない」と新たな生きがいにする人もいるほどです。行政的にも、たくさんの波及効果が考えられます。
・スポーツ振興による市民の健康増進
・ボランティア参加などによる市民活動・国際交流の促進
・交通網の整備、バリアフリー化などの社会資本整備
・経済活性化
 例を挙げれば、きりがないほどです。柏市としてもその波及効果は魅力的であろうと考え、すでに3月議会で質問を行いました(関連記事)。9月議会では正式決定を受け、改めて今後の方針を問いました。(質疑は9月17日)



――東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定した。3月議会でその波及効果をどのようにして受けるか、と質問したところ「正式決定すればスポーツを生かしたまちづくりに大きく寄与すると考えられる。迅速に対応できるように情報収集に努めていく」との答弁だった。正式決定を受けた今後の方針は。

企画部長「2002年のサッカーワールドカップ日韓大会の際に(合宿の)誘致活動を行い、複数の国に興味を持っていただいた経緯もあるので、市内のスポーツ施設を活用した事前合宿場所としての誘致や、海外から観戦に来られる方の宿泊地としての活用を考え、積極的にアプローチしていきたい。
 千葉県でも観光客やキャンプ地の誘致に積極的に取り組む意向を示しているので、県と連携した施策の検討も考えられる。なお、JOCでは今後の計画は大会組織委員会により決定されるとのことなので、情報収集に今後も努めていく」

――市としては、主に経済的効果と、まちの盛り上がりなどの効果、どちらに重点を置いていくのか。

企画部長「地域の活性化につながるので経済効果も大切だが、その一点というのではなく全体を見た中で進めていきたい。経済効果だけ見ていくと厳しい面も出てくるかもしれないので、トータルで物を考えていきたい」

――開催が7年後と先のことでもあるし、東京都主体の事業ということで、情報収集など難しい部分があるが、(大きな波及効果があると)期待したいと思うので、鋭意努力していただきたい。


 言うまでもなく柏市は開催都市ではなく、施設建設や交通網整備などの直接的な事業は考えにくいでしょう。期待できる波及効果としては、やはり事前合宿招致や宿泊地として人を集めることだと思います。そして、東京五輪に地元ゆかりの選手を送り出すためのスポーツ振興も今後大事になっていくと考えます。
 政府の五輪政策を担当する文部科学副大臣には、柏市選出の桜田義孝・衆院議員が就任しました。桜田副大臣とも密に連携・情報交換をしながら、世界最大級のイベントの波及効果を柏市が享受できるように、取り組んでまいります。

■関連リンク
東京五輪と柏市=特需・波及効果をどう享受するか

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