自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

バス停に屋根の設置を=議会報告

2014年07月11日 17時48分49秒 | 政治・議会活動
 私の自宅もそうですが、柏市内にも駅まで徒歩15分以上かかる地域も多数あります。そうした中、バスは重要な交通手段であります。しかし、雨天時や夏の暑い時期は、特に高齢者や妊婦さん、通院のための利用者など、バスを待つのも一苦労という方々も多いのではないでしょうか。そこで、6月議会において、バス停の利用環境向上について質疑を行いました。以下はその要旨。

 
屋根があるバス停とないバス停


――多くのバス停では、バス停であることを示す標柱から立って並び、バスを待つことになる。幅員が狭い道路にあるバス停では、特に雨天時などは傘を差したまま列をつくることになり、通行する車と接触の恐れがある。また、夏の暑い時期は日陰がないことにより、熱中症などの懸念がある。バスは道路事情などにより時間通りに来るとは限らず、特に高齢者などから体調面を心配する声がある。雨除け、日差し除けのための素屋根、上屋の設置が必要だと思うが、市の見解は。

土木部長「路線バスの停留所にある上屋、屋根は、利用者の待ち合い環境の向上のために事業者が主体となり設置を進めている。しかしながら、利用者が少ない、あるいは歩道上に設置するスペースが確保できないなどの要因のほか、資金上の都合といったバス事業者側の都合もあり、停留所全体の4分の1ほどの設置に留まっている。利用環境の充実、公共交通の維持は事業者任せではなく、行政も深い関わりを持つ必要がある。そこで、本年度バス事業者4社との意見交換会を立ち上げた。バス交通の活性化など、必要な方策を協議するとともに、上屋などの施設整備における市の関わり方を検討していく」

――市から事業者に支援をするとなると、補助金などが出るのか。

土木部長「はい。公共交通の施設整備は、行政としてできる範囲で支援していく必要があると思っている。そうしないと、推進できないと思う。その中で、国の交付金なりを財源に、支援していきたいというのが今のところの考えだ」

――4分の1程度の設置に留まっているとのことだが、バスを利用する人は、駅まで行くのが大変な方、つまり高齢者だったり、歩くのが困難な方もいる。そう考えると、これは切実な声だと感じる。1個1個をしらみ潰しというのは難しいだろうが、病院や公共施設の近くの停留所を優先的にとか、工夫をして安心、安全に使えるバス停づくりに努力していただきたい。

 柏市内のバス交通は、民間企業によって運営されています。そのため、市が主導し、全面的にバス停の整備を行うことは、なかなか難しいのが現状です。しかし、答弁にあるように、行政も公共交通の重要性を理解し、その維持・活性化に協力していこうという前向きな姿勢が見て取れました。今後は、それを具体的に実行できるように、はたらきかけてまいります。


■関連リンク
公民のバランス 交通不便地域の定義づけを=議会報告

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