自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

最新技術の積極導入で高齢者見守り強化を 

2019年06月07日 08時55分26秒 | 高齢者・福祉・医療
――昨今、各地の自治体で認知症や独居のお年寄りを見守るための先進的な取り組みが行われている。例えば青森県むつ市では、スマートフォンの近距離無線機能、ブルートゥースを使って、認知症患者の徘回トラブルを防ぐ取り組みを導入するとのことだ。また、長野県大町市では、靴にGPS端末を取りつけて現在地を把握する取り組みの実証実験を開始した。いずれも民間の企業と協定を結び、ICTを活用している。今後はこうした民間との連携、さらにはICTの活用が見守り事業にとって不可欠になっていくと考えるが、柏市の取り組み状況は。

保健福祉部長「柏市では、平成29年7月よりスマートフォンのアプリケーションを活用した徘回高齢者発見を支援する事業を行っている。具体的には、民間事業者と認知症高齢者の家族がスマートフォンのアプリケーションを介して捜索の依頼を行い、一般市民が発見に協力する取り組みで、本市では契約の際に必要な初期登録費2,000円を補助している。平成30年11月末現在でアプリケーションのダウンロード者6,411名に対し、徘回のおそれのある利用者の登録数は8件と少なく、課題となっている。そこで、徘回の経験がある方のご家族へ当事業の利用意向についてアンケートを行ったところ、残念ながら利用しようと思わないとの回答が最も多いという結果になった。その理由は、ステッカーの貼付が負担である、持ち物にステッカーをつけてもとってしまう、またスマートフォンを利用していないなどの意見が寄せられている。今後、ご提案のあったICTの活用を含め、さまざまな民間事業者のサービスや先進事例について情報を集め、認知症の方やそのご家族が安心して暮らせるよう対策について検討したいと考えている」

平成30年12月10日 同年第4回定例会一般質問より

■関連リンク
見守り事業の強化で孤独死対策を
高齢者の認知症等による徘徊防止対策=議会報告

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