自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

地域活性と「柏アリーナ」構想=議会報告

2014年04月07日 16時18分48秒 | 政治・議会活動
 商業、サークル活動、スポーツ、文化……。地域の活性は、様々な視点から施策を進めるべきです。特にスポーツによるまちづくりは柏市における大きな柱です。しかし、現状として屋内スポーツの拠点になるような施設が弱いのが現状です。文化活動の点から見ても、市民文化会館の老朽化が激しく、今般の改修工事を経ても、バリアフリー化が完全でないなど使い勝手がよくありません。そこで3月議会において、地域活性の観点からこうした問題を解決する施策について質疑をいたしました。以下はその要旨。



――地域の活性は様々な視点で行うべきである。そのひとつがレイソルやサンフラワーズなどのプロスポーツチームと連携するホームタウン事業だが、屋内スポーツに関してはその拠点となる施設がない。文化活動の面からみても、現状では物足りない。今後策定される第5次総合計画(※)においてどのように考えるのか。

地域づくり推進部長「本市では多くのプロスポーツチームがホームタウンとして活動しているが、レイソル以外のチームは柏で試合を開催する機会が限られており、まだまだ市民にとって身近な存在になっていない。子供たちのスポーツへの関心と地元愛を高める上で、ホームタウンチームは欠かせない資源だ。特に女子バスケットボールのJXサンフラワーズは、まさしく日本を代表するチームであり、そのほか男子バスケットの日立サンロッカーズ、男子フットサルの柏TOR、女子バレーボールの柏エンゼルクロスの屋内スポーツは集客力があり、屋内スポーツ施設の充実は地域活性化策の柱になると考えている。
 また、2020年の東京オリンピックに向け、スポーツ熱の過熱と首都圏近郊都市としてベースキャンプ地利用など、屋内スポーツ施設の需要は高まると予想している。
 こうした状況の中、地域活性とスポーツ振興の両面から屋内スポーツ施設、これに関してはNPOや地域のイベント、コンサート、展示会などの開催もできるような複合アリーナを想定しているが、これらの充実について第5次総合計画策定の検討課題として位置付けていく」

――複合アリーナということで、近隣の同様の施設を研究されていると思う。運営をきちんとやっていくイメージというのが、計画に乗せる前提になると思うが。

地域づくり推進部長「現段階で具体的にどういうものかを決めているわけではないが、イメージとしてできればバスケットコートが3面ぐらいとれて、5~6千人観客が入れる。駅に近く、なるべく歩いて会場に行けて、地域活性につながるようになればいいかなと。この近隣のアリーナは、3万人とか4万人とか入れる非常に大きなアリーナだが、できるだけそれに近付けたいと思っている」

――市長はこの件についてどのような感想をお持ちか。

市長「民間では提供できないものだとの思う。長期的な課題としては必要な施設であり、公共が担わなくてはならないと思っている」

――私も公共が担うべきものだと思う。ぜひ総合計画策定の際に検討してほしい。


 実は私は、この「アリーナ構想」を以前から持っておりました。市執行部のなかにも、同じ考えの方がおられ、様々な機会で意見交換を行って参りました。政治的な動きの中で、議会で取り上げるタイミングを計っていたのですが、今回がその機会であろうと取り上げた次第です。
 質疑の中にもあるように、柏市の大きな武器のひとつがスポーツです。もうひとつは、吹奏楽に代表される音楽です。そして、東京近郊という立地があります。「スポーツと音楽のまち」としてもっともっと柏は素晴らしい都市に成長していく潜在能力を持っていると思います。そのためには、複合アリーナ新設は不可欠であると考えます。今後も、この構想実現のために頑張って参ります。

※総合計画……自治体において、行政運営のすべての基本となる総合的な指針を定めた計画

■複合アリーナ構想の要点
・スポーツ、文化活動、イベント、コンサートなどが行える多目的施設をつくる
・駅から徒歩圏内であり、地域商店街などの活性化につながる施設をつくる
・市民も企業もプロも使える施設をつくる
・柏市が日本に誇る「スポーツ」と「音楽」の普及、推進に寄与する施設をつくる


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