seishiroめもらんど

流野精四郎&東澤昭が綴る読書と散歩、演劇、映画、アートに関する日々の雑記帳

poetry note No.8

2020-08-16 | ノート
青い空を鋭角な線が区切り、くっきりと迷いのない輪郭を描く。
樹々の葉むらは風にあおられ、ゆらぎ、形は一向に定まらない。
そのどちらが好きだとか、正しいとか、自分に問いかけてみるのだけれど、それは仕方のないことだ。
そのあいだにたゆたう空気は夏の日射しに沸騰して屈折する。
そこに光は見えているのに、
めまいがしたのは、あんまり上を見すぎたせいだな。




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