NHKは10日放送のニュース7などで12月7日~9日実施の世論調査結果を報じた。
投票で重視することでは、経済対策が2P上昇し原発対策は2P下がった。 消費税増税賛成は変わらず、反対が1P上がった。 望ましい政権の枠組みでは自民中心が3P上げた。 次の首相にどちらが相応しいかの問いには、野田首相-1P、安倍総裁+3Pとなった。 原発政策では「時間をかけて結論を出すべきだ」が36%と最も高かった。 このように、総選挙に対する国民意識は固まったようだ。
10日放送のテレ朝:TVタックルでも経済対策が激しく語られたが、出演した藤井聡・京都大学大学院教授が日刊ゲンダイに連載している『日本経済の虚と実』の8日付で、『「維新」や「改革」という耳あたりの良い言葉にダマされるな!』と書いている。 また、9日放送のTBS・時事放談に出演した妖艶なエコノミスト・浜矩子も「皆さん、這ってでも投票に行きましょう! その上でどのような投票をするか? 惑わされないという事がポイントだと思います。 偽ヒーロー、似非ヒーロー、妙にハイになっている人、ちょっと目が浮いているような人にはご用心!」と述べている。
3年前、多くの国民はダマされた。 自民党を支持する小欄には多くの罵詈雑言が寄せられた。 そして、選挙後に知人に投票先を聞くと、大多数が「民主党に入れた」と答えた。 しかし現在、その評価はNHK調査では7割が「評価できない」としている。 選択の自由を間違えないようにしたい。 以下、NHK調査結果で、( )内は前回調査結果。
Q1、野田内閣を支持するか?
支持する・・・・20%(21)(22)(22)(23)(26)(31)(28)
支持せず・・・・64%(62)(64)(61)(59)(58)(53)(56)
?無回答・・・・16%(13)(14)(17)(18)(16)(16)(17)
Q2-1、12月16日の衆院選の投票に行くか?
※今回、データ取れず
必ず行くぞ・・・・(61)(61)(59)
行くつもり・・・・(27)(26)(27)
わからない・・・・(08)(08)(10)
行かないぞ・・・・(04)(03)(04)
●投票日が近付くと「必ず投票に行くという人が増える傾向にある」というのがNHKの分析だが?
調査時期は 4週間前 3週間前 2週間前 1週間前 投票率
09衆院線 *** 67% 71% 73% 69・28%
10参院選 62% 67% 67% 69% 57・92%
今回総選挙 59% 61% 61% 取れず
Q2-2、投票で重視することは
経済対策・・・・33%(31)(34)(33)
社保制度・・・・22%(22)(21)(22)
原発政策・・・・11%(13)(11)(09)
行政改革・・・・09%(08)(08)(09)
震災復興・・・・08%(08)(08)
外交安保・・・・06%(07)(08)(09)
Q3、次の総選挙の後、首相に相応しいのはどちら?
野田佳彦首相・・・・19%(20)(21)(20)(16)(18)
安倍晋三総裁・・・・28%(25)(26)(27)(28)(30)
この二人以外・・・・47%(49)(49)(48)(51)(49)
Q4、総選挙後の望ましい政権の枠組み
民主中心・・・・09%(09)(09)(07)
自民中心・・・・24%(21)(22)(22)
民自連立・・・・28%(27)(28)(30)
民自以外・・・・24%(27)(25)(26)
その他だ・・・・02%(01)(01)(01)
Q5、原発のあり方(原発ゼロにする選択肢)
ただちに稼働ゼロにすべである・・・・12%(11)
10年後ぐらいまでに稼働ゼロ・・・・26%(26)
2030年代までに稼働ゼロに・・・・11%(12)
時間をかけて結論を出すべきだ・・・・36%(35)
この中には正しい答えがないぞ・・・・09%(09)
Q6、消費税率引き上げ
賛成します・・・・29%(29)(33)
反対します・・・・37%(36)(34)
どちらとも・・・・30%(32)(30)
Q7、政党支持率
民主党・・・16・1%(17・0)(16・6)(17.4)(12・7)
自民党・・・26・6%(24・7)(24・3)(24・7)(25・0)
公明党・・・04・1%(03.8)(04・3)(04.3)(03・0)
みんな・・・02・1%(01・3)(01・3)(01.5)(01・2)
未来の・・・01・6%(01・7)
共産党・・・02・7%(03・2)(02・8)(02・6)(02・0)
社民党・・・00・7%(00・7)(00・9)(00・3)(00・5)
維新の・・・04・7%(04・1)(03.9)(01・6)(02・4)
国民新・・・00・1%(00・0)
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