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黛信彦の時事ブログ

NHK世論調査(11.08)官邸は閑散、菅さんだけ

2011年08月09日 | NHK世論調査

人間、上り坂にある時には縁遠い親戚が近づいて来たり、見知らぬ友人が増えたりするが、凋落の過程でそれらは離心してゆく。

今、菅直人首相の周辺がその時だ。

6日、『原爆死没者慰霊式・平和祈念式』に出席した菅首相は16:33に広島から公邸に戻ったが来客はなく、7日も福山哲郎官房副長官だけだったという。

更に、菅首相が切望している9月半ばの訪米も米国政府が首脳会談を事実上拒否していると言われる。

 

米国などの経済の先行き不安解消を狙った、8日のG7財務相・中央銀行総裁電話会議後の協調介入宣言も効なくドル安・円高は止まらないが、これも、妖艶なエコノミスト・浜矩子が『早いもの勝ちのドル回避』と断じるように、基軸の座を滑り落ちるドルに対する離心である。

そして、弱くなったドル(米国)としては初めて、9日の長崎原爆忌の平和祈念式典にジェームス・ズムワルト主席公使を出席させるという。

 

ドル安で下手に出ざるを得ない米国からも無視される菅首相、「すぐ辞めて!「今辞めて!!」と言いたい。

 

さて、NHKは8日、8月5~7日の世論調査結果を伝えた。

ポスト・菅について、ニュースウオッチ9では、松下奈緒似の井上あさひアナが「野田財務大臣が民主党代表選立候補の意向を固めました」と報じた。

また、NHK世論調査結果でポスト・菅に最も近い前原誠司前外相は記者会見で、「辞めると宣言したら一日も早く辞めた方がいい」といいつつも自らの民主党代表選出馬については「白紙だ」と語った。

それにしても、民主党内に沸き起こる「菅辞めろ」発言は余りにも遅すぎて無責任だ。

辞めさせる事ができても褒められるものではない。

 

●以下、NHK世論調査結果。( )内は前回又は全前回調査、あるいは前回・前々回比

Q1-1、菅内閣を支持するか?

支持する・・・・18%(16%)(25%)(28%)(27%)(21%)

支持せず・・・・65%(68%)(57%)(55%)(59%)(64%)

 

Q1-2、菅内閣を支持する理由

他よりよさそう・・・・44%(42%)(47%)(46%)(41%)(47%)(50%)

支持政党の内閣・・・・20%(20%)(16%)(21%)(21%)(20%)(20%)

人柄を信頼する・・・・***(13%)(16%)(13%)(14%)(21%)(21%)

 

Q1-3、支持しない理由

実行力がないぞ・・・・40%(42%)(45%)(45%)(49%)(40%)(42%)

政策期待持てず・・・・27%(29%)(28%)(28%)(27%)(40%)(38%)

人柄信頼できず・・・・***(13%)

支持政党でない・・・・***(***)(9%)(07%)(07%)(07%)(08%)

 

Q2、菅首相退陣時期はいつ頃が?

8月末頃までに退陣・・・・45%

来月~年末頃までだ・・・・28%

来年以降までも容認・・・・14%

 

Q3,菅首相は「赤字国債発行法案成立せねば続投」の意向

支持するぞ・・・・12%

支持しない・・・・49%

どちらとも・・・・33%

 

Q4,ポスト・菅は誰が相応しいか?

人材なし・・・・38・3%(36・0%)(35・6%)

判らない・・・・***%(33.2%)

前原誠司・・・・5・6%(5・5%)(7・0%)

石破茂・・・・4・2%(5・3%)(2・9%)

小沢一郎・・・・2・7%(3・4%)(2・1%)

枝野幸男・・・・2・5%(****)(2・5%)(4・2%)

岡田克也・・・・2・3%(1・9%)(2・3%)

谷垣禎一・・・・0・9%(1・9%)(1・4%)

野田佳彦・・・・1・7%(1・8%)(5・0%)

石原伸輝・・・・1・6%(1・5%)(0・5%)

海江田万里・・・・1・0%(1・1%)

安倍晋三・・・・0・6%(0・6%)

渡辺善美・・・・0・5%(0.5%)

原口一博・・・・***(0.5%)(0・7%)

山口那津男・・・・0・5%(0.0%)(0・9%)

仙石由人・・・・***(0.0%)(0・9%)

亀井静香・・・・***(0・0%)(0・7%)

小泉進次郎・・・・0・7%(0・0%)(0・5%)

 

Q5、菅総理退陣後「ねじれ国会」打開策は

与野党政策ごと連携・・・・35%

与党と自民以外連携・・・・05%

与党と自民党が連携・・・・11%

解散・総選挙すべき・・・・37%

 

Q6、子供手当見直し

大いに評価する・・・・16%

ある程度評価す・・・・41%

余り評価できず・・・・25%

全く評価できず・・・・12%

 

Q7、衆院解散総選挙の時期

できるだけ早く・・・・24%(22%)(15%)

今年の年末まで・・・・26%(25%)(24%)

来年中まで容認・・・・20%(19%)(20%)

任期満了までは・・・・20%(18%)(28%)

 

Q8、政党支持率

民主党・・・16・4%(13・6)(20・4)(17・6)(19・2)(20・2)

自民党・・・25・0%(23・4)(21・1)(22・6)(23・3)(21・7)

公明党・・・03.0%(03・4)(04・5)(03・7)(03・9)(+1・0)

みんなの・・02・7%(02・8)(02・3)(01・8)(02・7)(02・8)

共産党・・・02・7%(02・2)(01・4)(02・6)(02・2)(02・3)

社民党・・・00・8%(01・0)(00・8)(00・7)(00・8)(01・0)

国民新・・・00・2%(00・1)(00・1)(00・0)(00・0)(00・0)

たち日・・・00・0%(00・0)(00・0)(00・5)(00・2)(00・3)

新改革・・・00・1%(00・0)(00・0)(00・0)(00・0)(00・0)

支持無・・・42・8%(46・2)(43・1)(45・2)(41・9)(42・1)


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