NHKは20日放送の『くらし☆解説』で、11月16~18日に実施した世論調査結果のうち、無党派層の動向などについて島田敏夫解説委員に詳細に分析させた。 総選挙1ケ月前の今回調査で「必ず投票に行く」と答えた人は59%で09年衆院選や10年参院選を大きく下回っていて、投票率は高く望めない。 55%程度に終わるか? 「」は島田敏夫解説委員。
●政党支持率。 カッコ内の一週間前の調査結果から無党派層が激減。
「無党派層は11・4%減なのに対して、民主党は4・7%増、維新も2・3%増やしていて、無党派層からの流入を確認できる。 最近の国政選挙の傾向として選挙が近付くと無党派層は20%程度まで減って、その分を各政党が取り合う形になっている」
民主党・・・17.4%(12・7)
自民党・・・24・7%(25・0)
公明党・・・04.3%(03・0)
みんな・・・01.5%(01・2)
共産党・・・02・6%(02・0)
社民党・・・00・3%(00・5)
太陽の・・・00・6%
大地・・・・00・1%
みどり・・・00・1%
国民新・・・00・2%(00・0)
生活一・・・01・1%(00・8)
維新の・・・03.9%(01・6)
支持無・・・34・4%(45・8)
●内閣支持率(カッコ内は不支持率)、解散に打って出た事の評価が政党支持率には如実に表れたが、内閣支持率は1週間前よりも1ポイント下がった。
鳩山内閣 : 発足時72%(16)、交代時21%(68)
管内閣 : 発足時61%(23)、交代時18%(65)
野田内閣 : 発足時:60%(18):解散時22%(61)
●解散・総選挙を決めたことの評価。 「追い込まれたのではなく、打って出たという考え方で、与党支持者の評価は高い。 しかし、無党派層の評価が低いことがポイントになる。 政治全体に対する不作為への不満がここに表れていると思う
支持政党 全体では 与党支持 野党支持 無党派層
評価する 64% 71% 73% 58%
評価せず 31% 29% 25% 38%
●次期総選挙への国民の関心。 「何時の選挙でも関心があるという人が8割いるものです。 問題は中身で、解散の評価と同様に、無党派層に関心ありが少ないところが気になります」
支持政党 全体では 与党支持 野党支持 無党派層
関心あり 82% 90% 90% 76%
関心なし 16%
●「投票日が近付くと、必ず投票に行くという人が増える傾向にあるが、実際の投票率はそこから下がります。 政策の論戦の盛り上がりが、今回の投票率を占います」
調査時期は 4週間前 3週間前 2週間前 1週間前 投票率
09衆院線 *** 67% 71% 73% 69・28%
10参院選 62% 67% 67% 69% 57・92%
今回総選挙 59%
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