中国、逆鱗８１枚 説難だ

北京五輪開会式は、メイン会場である『鳥の巣』で、『竜』が聖火を吐き出すシーンから始まるらしい。竜は８１枚の鱗に一枚の逆鱗を持つ。

●中国の神経の、直接触れるような問題
gooニュースが３月３１日付で翻訳リリースした、フィナンシャル・タイムズのコラムニスト、ギデオン・ラックマン氏の記事には次のように書いてある。

≪中国は、自分たちがモダンで現実的でダイナミックな現代国家として出現したことを、世界に祝福してもらいたいと思っているのだ。
しかし何か問題が起きると、あるいはチベットや台湾といった中国の神経の直接触れるような問題に外国が触れると、中国は文化大革命のころの最も極端で最悪なレトリックを振り回しかねない。≫

●逆鱗が８１枚じゃ、説くのは難しい
新生中国を祝え
人権問題には目をつむれ
地震災害には競争して援助せよ
北京五輪を祝福せよ

これらの要求が通らないと、不買運動だ！永久無視だ！とわがままを言う。
≪カネせびり 態度でかい国≫の元祖と形容されてもやむを得ない。

韓非子の説難に
然其喉下有逆鱗径尺　人主亦有逆鱗　説者能無嬰人主逆鱗
とある。「竜には一尺ほどの大きな逆鱗があるが、王様も同様だ。進言には気を遣え」というのだが、

中国の逆鱗は１枚じゃない。竜は８１枚の鱗を持つと言われるが、中国を竜に例えれば、全部が逆さに生えている。

体中、“説難帯（ぜいなんたい）”とも思える。

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