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第5巻!『ドラえもんタイムマシン理論が招いた矛盾』

2004-09-25 21:42:18 | なんとなくマンガ。
一応前回の続きということで。

まず、俺が何でこんなアホみたいなコラムを書いているのかについて言います。

タイムマシンってすごくがあるなって思います。
未来に行ったり過去に行ったりできちゃうかもしれないんですよ?
すごいっすよ先輩!


タイムマシンっていうSF小説があった気がします。映画化もしたはずです。

この小説をきっかけに人類は時間旅行を夢見るようになり、多くの科学者が実現に挑んだとおれは勝手に想像します。

でも、いまだに実現はできていません。未来に行く方法はうっすら分かっていますが、物理的に不可能っぽいです。いまの科学の力では。

また、とあるSF小説では地球の周りを回る人工の星を描いたそうです。
その星を通して情報を遠くに伝える方法がその小説で出ています。

今の人工衛星がそれです。

一冊のSF小説をヒントに、ほんとに夢みたいなことが実現しちゃったわけです。

これは現在の多様化したメディアでも同じことが言える気がします。
小説しかり、映画、テレビ、そしてマンガ。

どこに俺たち人類の可能性をさらに広げるヒントが転がってるか分かりません。
特にマンガ。
特にSF(少し不思議)マンガ。

マンガ家の皆さんの頭の中は無限大だと思ってます。
彼らだからこそ思いつくこと、いっぱいあると思います。

そのひとつにドラえもんのタイムマシン。

タイムマシンがもし存在したら、どんな現象が起きてしまうか。
その答えのひとつがドラえもん。

しかし、タイムマシン理論は何種類かあります。
ドラえもんはそのひとつで、大きな特徴は前回にも挙げた時間の流れは一直線であること。

これは映画バックトゥザフューチャーと似ています。
ゲームで言うならクロノトリガー。

が、ここで大きな矛盾が生まれてしまったのです!
それはドラえもんのつちのこにまつわるお話で発生しました。

今回も内容ばらしちゃいます。

つちのこ。
未知の生き物です。現在では存在が確認されていない幻の生き物です。
かつてこれを捕獲しようと多くの暇な日本人が立ち上がりました。
しかしいまだ見つかってません。目撃情報は多くあるらしいですけどね。

このつちのこ、ドラえもんワールドでも見つかってません。現代では。
しかし、未来では見つかっています。

ジャイアンが発見したことになってます。
未来の図鑑に乗っているのです!
ジャイアンは一躍時の人となります。
これを見たドラえもんはこう言い放ちます。

「ジャイアンはすごいなぁ・・・・それに比べて君ときたら」

そんな挑発にのせられたのび太はジャイアンより先につちのこを見つけようと奮い立ちます。


しかしなかなか見つかりません。途方に暮れるのび太。
しかしここで名案が!


「タイムマシンがあるじゃないか」

こうしてのび太は未来へいってつちのこを捕まえにいきます。
未来はつちのこブーム吐いて捨てるほどいます。

これを捕獲したのび太は現代へ戻って直ちにテレビ局へ。
と思ったらなんとつちのこが逃げてしまうのです!

これは大変!必死の捜索を試みますがのび太は見つけることができず。

結局その逃げたつちのこをジャイアンが発見してしまい、ジャイアンは有名人になってしまいます。

これがこの話のオチ。


ふむ。
上手くできたストーリーですよね。
さすが不二子さん。

はて?

何か変じゃないですか?

そう、つちのこ。

やつは一体どこからやってきたんでしょう?

『??』と思った方、よーく考えてください。

ジャイアンはつちのこを発見します。でもそれはのび太が未来から持ってきた物なんです。

時間をひとつの一直線の流れと考えるとこの事象はひとつの無限ループになっています。

つちのこは無の状態から突然現れた生物ということになります。


これがドラえもんタイムマシン理論の最大の矛盾(?)のようです。
つまり、この理論は成り立たない。
じゃぁタイムマシンは実現不可能・・・・?

どうでしょう?
今回、このドラえもんによって時間の流れが一直線だとタイムマシンは成立してはならないということが分かりました。そうでないと空間が歪む。

(この理論だとどうやら未来はあらかじめ決まっていそうです。
のび太もはじめからしずかちゃんと結婚する運命なのです。
ドラえもんがきたのも必然。
でもそれだとなんか悲しいですよねぇ・・・・。)

なら、他の理論はどうでしょう?
他の理論、それはドラゴンボールタイムマシン理論です。
鳥山明氏。神です。

この理論ではそれぞれの次元は独立しています。
これだと過去にいけなくもないです。

まぁその話はまたいずれ。

どうです?
マンガだと思ってなめちゃいけません。
そこから色々なことが分かるってもんです。
今回はその一例でした。

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