我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

ゼルグート級設定妄想のあとがき

2014-11-22 22:55:44 | 1/1000 ドメラーズⅢ世(バンダイ)
【2014年12月7日:『星巡る方舟』に合せた設定本文改訂と共に、あとがきを別記事化しました】

[改定時のあとがき]
『星巡る方舟』にて恐れていた(?)事態が現実のものとなりましたので、思い切って改訂を行いました。
改訂前の設定では、2199本編では沈まなかったゼルグートⅡ世が紆余曲折を経て、『ドメラーズⅣ世』として再就役を果たすという結末を用意していました。
しかし『星巡る方舟』の冒頭でゼルグートⅡ世が撃沈されてしまった為、この設定が使えなくなってしまったのです。
改定後の設定ではゼルグートⅡ世の末路(結末)を変更すると共に、後継艦についても少し書いています。
改定前のあとがきに書いていた『ガルマンガミラス大型戦闘艦』に限りなく近づいた感じでしょうか。
さすがに2199世界では、ガトランティス式の回転砲塔が採用されることは技術系譜上、考えにくい為、ガミラス軍の標準的な陽電子ビーム砲塔(無砲身)か陽電子カノン砲塔(有砲身)が搭載されている点がオリジナルとは異なっています。
また、オリジナル版ヤマト(ヤマトⅢ)においてすら一種のトンデモ兵器であった「ブーメラン・カッター・ミサイル」も理屈付けの上で搭載しています。

それにしましても、現在進行中の作品について設定を書くと、こうした事態が生じ得ることが今回よく分かりました。
ガンダム系の設定を書いてらっしゃる方は、新作が作られる度にこうした事態に見舞われておられるのかと想像すると、ホンと尊敬しちゃいます(^_^;)

[改訂前のあとがき]
『宇宙戦艦ヤマト2199』世界の艦艇設定妄想は、私にとっては『主力戦艦』に続く二作目となります。
一作目は、登場するかも定かではない“未来”の艦でしたが、今回のゼルグート級(ドメラーズⅢ世)は2199本編でも大活躍した艦ですし、人気の面でも2199登場艦艇の中でトップクラスだと思います。
それだけに、皆様からの厳しいツッコミが恐ろしいのですが、今回の妄想はいつも以上に、妥当性よりも書いていて楽しい設定を目指しましたので、何卒ご容赦をお願いしますm(__)m
とはいえ、主力戦艦の時のように“テラジウム・コア”だの“拡散衝撃砲”だの、突飛な独自設定はあまり盛り込みませんでしたので、比較的無難(?)な設定に収まっていると思います。

さて、本級の設定を書く直接的なきっかけになりましたのは、数ヶ月前に書いた記事『ゼルグート級の主砲は何故陽電子カノン砲ではないのか』でした。
この記事を公開した際、沢山の方から色んな御意見を頂戴し、一気に本級に対する設定妄想が組み上がっていった感じがします。
今回の設定妄想は、それら皆さんの御意見をアレもコレもと摘み食いした上で(笑)、自分好みに味付け直したものです。
なので、全体としては元アイデアを下さった方々のイメージとは異なる仕上がりになっている可能性も高いのですが、その点は私の文才と想像力の不足故ですので、何卒ご容赦いただきたいと思いますm(__)m 

せっかくなので、今回の設定妄想のキモを少し御説明します。
妄想のきっかけとなりましたのは、ゼルグート級とオリジナル版のヤマトⅢに登場したガルマン・ガミラス大型戦闘艦の類似性でした。
ガルマン・ガミラス大型戦闘艦(以後GG大型戦闘艦)というのは↓ですね。



この二艦は、形状においても『戦闘艦』という名称においても類似性があります。
その点、『ゼルグート級』→『GG大型戦闘艦』という進化・発展の過程は容易に想像がつくのですが、更にその前段にも、もう一つステップがあってもいいんじゃないか?と考えて、でっち上げたのが本文中に出てくる『航宙戦闘艦』試案です。
つまり『航宙戦闘艦試案』→『ゼルグート級』→『GG大型戦闘艦』という流れですね。
ちなみに試案のビジュアルイメージは、GG大型戦闘艦の艦首からブーメランミサイルを撤去し、主砲を回転砲塔から陽電子カノン砲に変更しただけです。
いかがでしょう?どなたかメカコレのGG大型戦闘艦から改造して、この試案艦を作っていただけませんでしょうか?(笑)

冗談(?)はさておき、あとはこうした艦が必要とされる戦略環境を『ガトランティス』や『第二バレラス』等のネタ要素の強いファクターを織り込んで形にしていきました。

戦略環境といえば、デスラーが大小マゼラン銀河を征服する過程についても自分なりの考えを書いています。
喩えて言うなら、ナチス・ドイツ最初期のハッタリとイケイケドンドンの外交戦略がひたすら好調に続いていった感じでしょうか。
ポーランド侵攻によって英仏から宣戦布告されるまで、ナチス・ドイツは旧領土を含む周辺地域を口八丁手八丁で掠め取っていった訳ですが、それをより大規模且つスマートに、大戦争という破局を徹底的に回避しつつ進めていった感じです。
戦争という手段は、自分が相手よりも圧倒的に強いか、強くなった場合にのみ吹っかけます。

そんな考えに至ったのは、仮にガミラス人の一年(一歳)が地球人と殆ど変わらない場合、32歳相当のデスラーがガミラスを率いるようになってからの年数は、どう長く見ても15年くらいしかないからです。
天の川銀河に比べれば小ぶりとはいえ、二つの銀河を支配下に収めるには、あちこちで大戦争をしている時間も兵力も無いだろうと考えました。
もちろん、そんなに都合よくいく訳ないだろうというツッコミも当然だと思いますが(正直、自分でもそう思います)、そこは、本編ではあまりいい所の無かったアベルト君に華を持たせてあげたいと思います。
何らかの天才性の表出がなければ、血で血を洗う内戦を終結させることも、一代で銀河征服なんてこともできないでしょうし。
ま、本当はガミラス人の一歳(一年)が地球人の数歳(数年)にあたると考えるのが一番無理がないのですが、ガミラス人は若いまんまなのに地球人だけがドンドン歳をとっていくってのもあまり好みではないので、その設定は採用しませんでした(笑)

さて、そんな自己都合満載の妄想に華を添えてくれたのが、バンダイの1/1000ドメラーズⅢ世です(オークションで入手しました完成品です)。
私の下手な写真でも伝わるくらい、非常にカッコ良く仕上げておられまして、正直、この艦を入手していなければ、この設定妄想も最後まで書き切ることはできなかったかもしれません(^_^;)

そして更に!!文中に登場するデウスーラⅡ世はメカコレキットではなく、SOY-YA!!さん作の1/1000フルスクラッチモデルです!!(本モデルは電撃ホビーマガジン刊「宇宙戦艦ヤマト2199モデリングガイド[帰還編]」にも作例として掲載されています)。
今回、ゼルグート級の設定妄想を公開するにあたり、SOY-YA!!さんに御相談したところ、快く画像の提供と公開をご了承いただきました(実は最初御連絡した際、『実物を御貸ししてもいいですよ』とまで仰っていただきました^^;)
改めてお礼申し上げますm(__)m

他にも、ハイゼラード級やメルトリア級、ガイデロール級、デストリア級等、これまで発売された2199の1/1000キットを総動員して画的にも豪華で賑やかなものにしてみました。

正直、プラキットでここまでのラインナップが発売されるとは2199がスタートした時には、夢にも思わなかったですね。
いや、夢は見ていても、所詮は叶わぬ夢と思って諦めていたというべきか・・・・・・。
こうして並べてみると、改めて『夢じゃない』と実感できます(笑)

そして再来週には遂に『星巡る方舟』が満を持しての劇場公開ですね。
今のところ1/1000ガトランティス艦艇はナスカ級“キスカ”のみ発売予定が公開されていますが、未だ艦級名が明らかにされていないメダルーザ・タイプやラスコー級やククルカン級のキットも発売していただきたいです(^o^)
2199は本作で完結と言われてはいますが・・・・・・何年後かに最後の画像みたいな続編展開があればいいのですがw
2199クオリティーでのアンドロメダや新制地球艦隊を是非見てみたいものです(^_^)

長文に最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございましたm(__)m


1/1000 ゼルグート級一等航宙戦闘艦ドメラーズIII世 (宇宙戦艦ヤマト2199)
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コスモフリートスペシャルゼルグート級一等航宙戦闘艦ドメラーズIII世
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メカコレクション宇宙戦艦ヤマト2199 ドメラーズIII
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