我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

たかが『数』されど『数』

2017-09-27 19:48:27 | 宇宙戦艦ヤマト2202


さて、今頃東京では『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第三章の先行上映会が開催されていますね。
努力と強運でチケットをゲットされた皆様、どうぞ楽しんで来てくださいませ(^o^)

さて、かく言う私の方はと言うと、通常上映の初日が子供の運動会と被ってしまったので、いつものような初日鑑賞が可能かどうか微妙な状況になっています(^^;)
幸い、今回から新たに上映劇場として追加された神戸松竹が近いので、遅い時間に滑り込みで行ってこれるかもしれません。

それはともかく、個人的に第三章で最も気になっているのはやはり、あの大量のカラクルム級です。
いや、撃破や撃退はガミラス印の人口太陽の存在を考えれば決して不可能ではないと思っているのですが、むしろあの“数”そのものにどのような必然性と説得力を持たせるのかが気になりまして。
あるいは、『ガイゼンガン兵器群』という未だ謎の兵器カテゴリーが、その理由付けになるのかもしれませんが。
逆に言えば、そうした特殊な理由付けでもなければ、単一艦種で一万隻以上などという数は荒唐無稽になりかねませんものね(^^;)

『数』と言えば、私個人の感覚として2202世界における艦艇の数の基準や価値を計りかねているところがあります。
ビジュアル上の数を信じればいいのか、あのビジュアルはあくまで『演出』だと割り切ってしまえば良いのか・・・・・・(ちなみに、艦サイズの描写に関しては実サイズよりもイメージが優先される事もあるそうですが)。
見た目の数を単純に信じて良いのであれば、2202世界において“万”という数もそれほど極端な数字ではないのかもしれません。
第一話の地球・ガミラス・ガトランティス各勢力の艦艇も画面上の数で言えば数百、あるいは千のケタにまで達していたようにも思えますし。
実際、地球艦の識別番号を見ると、生産年度と生産番号の組み合わせでナンバリングされており、もしこの生産番号が『1』から始まる続き番号だとすれば、既に地球には千隻以上の波動エンジン搭載艦が存在していてもおかしくないようにも思えます(第一章で古代が乗艦していたゆうなぎは2201年度建造の805番艦)。

実を言うと2202は2199とは対照的で、2199でも2202と同様に第一話で大規模な艦隊戦が繰り広げられましたが、そこでの両軍の登場艦艇数はほぼ明らかにされていました(クリピテラ級のみはっきりしませんが、それでも100隻以上存在することが画面から数値として読み取れました)。
あのおかげで、2199世界における艦艇数は最初から一つの基準ができあがりましたし、それ故にバラン星に集結した余剰機動艦艇『1万隻』という数を聞いても違和感を覚えるどころか、『さもありなん』という心境で受け入れることができたようにも思えます。

もちろん、『銀河』という広漠過ぎる舞台を考えれば、実のところ1万や2万なんて数字は大した数じゃないのかもしれません(実際そうでしょう)。
しかし、2202世界が2199世界の延長線上に存在するという事実、そしてその世界における“数”の基準や価値が2199で一度示されている以上、2202においてそれがひっくり返るようなことになって欲しくないなぁと思います。

さてさて、今回の1万5千隻の扱いはどうなるでしょう?
たかが『数』、されど『数』。
そんな些末な事、物語の本質に関係ないだろうと言われればその通りですが、作品のポリシーが自分のポリシーに合致しなければ、どれほど素晴らしい作品でも心底からのめりこめないのも事実です(少なくとも私は)。
変わり者と言われるかもしれませんが、第三章は『数』にこだわって拝見したいと思います(^o^)
ま、そのあたりのフォローは描写容量がどうしても限られてしまう映像作品よりも、小説版の方に期待した方が良いのかもしれませんがw


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征途―愛蔵版が9月20日に発売されるそうです(続報)

2017-09-20 22:05:36 | 雑談など



だ、誰がこの企画とデザインでOK出したんだ・・・・・・(手放しで褒めてます)

征途 - 愛蔵版
佐藤 大輔
中央公論新社
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征途―愛蔵版が9月20日に発売されるそうです。

2017-09-10 21:50:21 | 雑談など



征途 - 愛蔵版
佐藤 大輔
中央公論新社

本年3月に急逝された佐藤大輔氏の代表作である『征途』が愛蔵版として発売されるそうです。
手持ちの新書版で確認すると、一巻の初版は1993年でしたから、もう24年かぁ・・・・・・早いなぁ・・・・・・。
しかし、本作に限らず氏の作品は今読み返しても、まったく古びた感じがしませんね。

――やっぱり愛蔵することにしますか。
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サブマリンレガッタ2017にお邪魔してきました(^o^)

2017-09-08 23:49:11 | 雑談など


先週の日曜日、つい最近ツイッターでお知り合いになりました瑞俊さんからご案内いただきまして、『サブマリンレガッタ2017』というイベントにお邪魔させていただきました♪(^o^)
勘の良い方はすぐにピンとこられたかもしれませんが、そうなんです、本イベントはラジコン潜水艦を実際に走らせて楽しまれているイベントなんです!!



主催されているのはJapan Model Submarine Society(日本模型潜水艦協会)さんで、主に関西在住のラジコン潜水艦の愛好者さんを中心に活動されているとのこと。

場所としてご案内いただきました北夙川体育館の横のプール(夏の一般開放は8月31日までで、シーズオフ直後の1日を貸し切られているようです)に到着しますと・・・・・・うわっ、すごい数!!
最初に参加艦艇を集めての集合写真を撮影されたのですが↓こんな感じです。




WWⅡ艦、現代艦、SF艦など、カテゴリーが実に多彩ですね。
そんな中でも個人的に気になったのは・・・・・・やっぱりこの二隻w



他ならぬ瑞俊さんの艦で、あたご型が1/150、冬月が1/250というビッグサイズ!!
どちらの艦もフルスクラッチでありながら全長1メートル前後の巨艦で、冬月は潜水航行まで可能というスグレモノ!!
正直、1/144のガンプラか2199メカコレのコスモファルコンかゼロを持ってこなかった事(もちろん並べて写真を撮りたかったのです!)を激しく後悔しましたw



あたご型の方は実際に水上を走らせていただきました(^_^)
何しろ周りは潜水艦ばかり。そして海自のASW能力は世界最高水準ですから、水面下に緊張感走る感じですねwww



全艦そろってのお披露目が終わりますと、競技会が始まります。
フムフム、『作戦行動指令』とは、漢ならたぎるものがりますね!!



実は私、潜航/浮上まで行うラジコン潜水艦を自分の目で見るのは初めてだったのですが、改めてその操艦の難しさを思い知らされた感じです。
当たり前ですが潜水艦は三次元運動するフネで、前・後・右・左以外に上・下――深度調整――まで必要になってくるという点が水上艦船や自動車などとは決定的に異なります。



また、水中で人が近くを動いたり、自然風によって発生した波は、艦体を揺動し、視界を悪化させます。
しかも、操艦を司る“舵”はある程度スピードに乗らないと効かない上に(久しぶりに“デッドスロー”という言葉を思い出しました)、操艦者から水面下の艦は光の屈折や波によって歪んで見えるという極めてシビアな操縦技量を要求されます。
でも、だからこそ、そんな潜水艦を自由自在に操るのが、とても楽しいのだと思いました(^o^)



直径1メートルもないであろうフラフープを小さい艦でも全長60センチくらい、大きい艦ともなれば全長2メートルを超える艦が悠然とピンポイントで通過していく様は、それくらいの迫力に満ちています。

もちろん、どれほどのヴェテランさんであってもその日の愛機(艦)の調子や天候によっても勝手は変わるようで、操艦に苦労されるシーンも散見されましたが、それはそれ。
観戦している他のお仲間さんから思わず笑みがこぼれるようなツッコミがポンポンと飛び出し、終始ワイワイと賑やかな雰囲気で競技会は進行していきました。

かく言う私の方はそんな潜水艦たちを撮影するのに必死でして(苦笑)、何しろ普段は微動だにしないプラモデルやガレージキットばかり撮影しているものですから、動くものを、しかも大半が水面下に潜っている撮影対象を相手に四苦八苦しながらシャッターを切りまくっていましたw



思い知らされたのは、水面下の艦を撮影する難しさですね。
ピントの問題ももちろんですが、陽が照っている/陰っている、プール底のラインの有無によって画像映えが全然変わってきます。
もしまた撮影のチャンスがあれば、そうした経験も反映したいところです。



競技会後、フリーでの航走が行われましたが、今回は海自の最新クラスの潜水艦である『そうりゅう』型で参加された方が多かったそうです。



同型艦を並べての撮影や艦隊行動が行われました。
『海自潜水隊、西へ』とでも名づけたくなる光景ですね(^o^)



三隻とも『たもつ模型』さん謹製のキットだそうで、HPを拝見させていただきますと、フルセットの完成モデルとしても発売されています。
決して簡単に手が出せるお値段ではありませんが、製作期間二か月のオーダーメイド品、しかもスイッチを入れればすぐに走る状態だと考えれば・・・・・・欲しいなぁ・・・・・・絶対欲しい!!w
しかも、HPには潜水艦化された1/500ヤマトの製作代行まで!!
なんか自分的なドストライクを撃ち抜かれた感じですwww



ちょっと話がわき道に逸れましたが、記事冒頭の画像のノコギリエイを見て、既にお気づきの方も多いと思います。
名作『Uボート』に登場するU-96です。
この艦、実はスケールサイズが1/32、全長2メートルを超える超大型艦でして、画像を見ていただいた通り、単に大きいだけでなくディテールも圧倒的です。



しかも、ギミックがまた凄いんですよ、これが。
私が確認しただけでも

1)ドイツ語の叫び(たぶん、映画『Uボート』での台詞だと思います)
2)浮上時(水上航行時)、ディーゼル主機のエンジン音、楽曲
3)アクティブソナー音
4)魚雷発射管扉開放、魚雷発射(艦首/艦尾)

圧縮空気で魚雷を発射し、その魚雷が決められた一定時間、航走するという超絶仕様!!
しかもその魚雷の推進方式も改良に改良を重ねられ、二方式もあるのだそうです。
下の三枚目の画像がその魚雷発射直後の状態なのですが、画面下部に発射された魚雷と艦首に発射時の気泡が映っています。
ここまで作りこまれるのに車一台とか家一軒とか、冗談とも本気ともつかぬお話もお聞きしましたが、内部構造や各種ギミックを拝見した限り、さもありなんという感じですねw



そんなこんなで朝の10時半から14時半くらいまであっという間に過ぎていってしまいましたw
『マ〇コの知らない世界』ではありませんが、こんな面白く奥深い世界があることを初めて知りました(^o^)
ご紹介いただきました瑞俊さん、本当にありがとうございましたm(__)m
私もなんとか家族の目を盗んで、いつかはそちらの世界に飛び込みたいです(^_^;)


小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (1)
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小説版 宇宙戦艦ヤマト2202の予約が始まっています。

2017-09-08 00:09:49 | 宇宙戦艦ヤマト2202
小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (1)
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小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)
むらかわ みちお,西崎 義展
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まだ表紙絵もありませんが、いつの間にかamazonでも予約が始まっていました(※10月2日注:第一巻の表紙が追加され、第二巻の予約も開始されました)
著作はかねてより予告されていました通り皆川ゆかさん、挿絵はむらかわ みちおさんですね。
本書が第一巻ということで、気になるのはストーリー的に本編の第何話まで網羅されるかですが(一ページあたりの文字数や行数は不明ですが500ページ超のボリュームということです)、発売日が第三章公開前日の10月13日なので、第三章にまで入ってくる可能性もあるかも?

個人的には、話は二章までに留めて、その分密度を上げてもらえると(特に、スピード感を重視して本編では割愛された部分を補ってもらえると)嬉しいなぁと思ったりしています(^o^)
10月には第三章の公開はもちろん、2202版1/1000ヤマトの発売もありますし、更に楽しみが一つ増えた感じですね♪


小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)
むらかわ みちお,西崎 義展
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