我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ちは戦闘空母の夢を見るのか?

2021-06-27 13:48:44 | 宇宙戦艦ヤマト2205


6月25日(金)に公開されました「宇宙戦艦ヤマトという時代」の第三回宣伝会議で、かねてより登場がアナウンスされていました戦闘空母「ヒュウガ」の新たなビジュアルが公開されました。



↑動画内で示された設定画はまさにこんな感じでして、PS版戦闘空母(戦斗空母)を彷彿とさせるデザインになっています。
宣伝会議での福井さんのコメントによると、当初ヒュウガも補給母艦アスカ(こちらはオリジナル版2の宇宙空母をイメージさせるデザイン)と同じデザインになる予定だったとか。
それを地球側メカのデザインを担当されている玉盛さんのご意見もあり、今回公開された戦闘空母デザインに変更されたとの事でした。

福井さんの説明は冗談も交えてのサラッとしたものでしたが、その実現には沢山の関係者の方々の尽力と決断が必要だったと思います。
一ファンとして改めてお礼申し上げたいです!!m(__)m

こうなると待たれるのは、1/1000やメカコレでのキット発売ですねぇ~♪(*''▽'')。
それが実現するようにまずは1/1000補給母艦アスカを買い揃えたいと思います。



今のところ、諸元などの設定的な部分は全く明らかにされていませんが、私的に気になるのは全長です。
PSゲームの設定資料集にはオリジナルの主力戦艦の四割増しくらいという記述があり、この点からPS版戦闘空母の全長は330メートルくらいのサイズと理解されることが多かった気がします。
ただ、模型などで艦橋や主砲塔などの艤装品サイズのバランスから見ると、240メートル級の主力戦艦をストレッチして330メートルというのはかなり厳しい印象がありました。
私的には戦闘空母ヒュウガが300メートル弱、補給母艦アスカが280メートルくらいの全長と予想しますが、はてさて。

また、この「ヒュウガ」という艦名ですが、航空戦艦に改装された旧帝国海軍の戦艦「日向」が連想され、戦艦と空母のハイブリッドである戦闘空母の艦名にはピッタリだと思います。
ただ同時に、アスカの同型艦(同デザイン)だったという構想当初には、大和の国に関係する別の艦名が予定されていたんじゃないかな?とも思ったり(あるいは、逆にアスカの方が「イセ」とネーミングされていた可能性もあるかも?)。
昨日、ブログにてこの件をツイートしたところ、「日向は天孫降臨、すなわち天照大神の孫ニニギノミコトが降り立った地」なので別に不自然ではないですよ、という御意見や



葛城(カツラギ)はどうでしょう?という御意見、



おすすめは斑鳩(イカルガ)ですねという御意見まで様々いただきました。



ちなみに私は吉野(ヨシノ)というのも考えたのですが、私の案を除けばどれもしっかり筋が通っていますね。
この辺り、補給母艦が登場する二次創作を書かれる御予定の方、ぜひ参考になさって下さいませw

しかしこの「新たなる旅立ち」という作品、シリーズ屈指の戦闘空母が大活躍する話になりそうな気がします。
既に2205予告で示されているように、2202ラストに登場した蒼い巨大なゲルバデス級は何らかの意図(ビジュアル的には波動共鳴的な効果を狙っているようにも見えます)をもって爆散されるようですが、その後を継ぐデウスーラⅢ世――紅い戦闘空母――はヤマトと双璧を為す本作の主役艦になるのは確実です。
更には、先日の記事で簡易改装により特設戦闘空母化されたんじゃないかと妄想したランベアもいますし。

蒼いゲルバデスは、下手をすると2205では「無かったこと」にされてしまうんじゃないかと危惧していましたが、いい意味で裏切られましたね。
また、その爆散にはデスラーにとっても制作陣にとっても何らかの「決別」のような想いを感じずにはいられません。

デウスーラⅢの「紅」については、以前こんな↓ツイートをしました。



いつもながらの考えすぎかもしれませんがw
よりシンプルに考えると、元々は新型デスラー砲を搭載する試作艦という位置づけで、それを塗り替えも間に合わないくらい急いで御座艦に仕立て直したというのもありかも。



何にせよ、2202ではあまり活躍の機会を与えられなかった航空隊共々、これら戦闘空母群の活躍と見せ場に期待が高まりますね。
そして是非それらの艦の1/1000でのキット化を・・・・・・っ!!








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宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち プラモデルシリーズ予約開始と雑感

2021-06-25 17:52:07 | 宇宙戦艦ヤマト2205
驚いたことに、もう予約が開始されていました(^^)
1/1000補給母艦アスカとメカコレのデウスーラⅢ世が10月、メカコレ/バルメスが11月の発売ですね。



1/1000アスカの成形色や指定色は2202アンドロメダと同じじゃないか思うのですが、どうでしょう?
このグレーとアイボリーはオリジナル版主力戦艦の配色にも近く、安心感があります。
ちょっと心配なのは台座ですね。
2202ドレットノートのそれは、すぐにお辞儀してしまう(艦首が下を向く)のが難点でした。
そのせいか、ドレットノートの台座は標準状態では艦が水平でしたが、アスカは少し斜め上を向いていますね。
艦を並べる時は全艦同じ角度で水平を保っていた方が見栄えがするので、これはこれで悩ましいのですが、お辞儀すると丁度水平になるのかもしれません、、、って書くと嫌味が強いですが、もう少し台座の強度にも気をつけていただけるとありがたいですね(^o^;



デウスーラⅢ世はコンパチの甲板があるとはいえ、結構なお値段なのて、サイズも大きめかも?と期待しちゃいますw
はたして2202のアンドロメダやカラクルムと同スケールになるのか、結局あのサイズでの展開はこの二種類+バリエーションで終わったので(しかも両方とも多分2205には出てこないので)、むしろメカコレのヤマトと同じスケールにした方がいいんじゃないか、とか色々と考えちゃいますね(^o^;
あと、砲塔のアップの画像を見ていると、この4連装の砲身は仰角を変えられるんじゃないかと思ったのですが、どうでしょう。



最後のバルメスは2199シュデルグのカラバリだと思ったのですが、お値段にかなり差があるので・・・ちょっと自信が持てないです。
台座と水転写デカールと、昨今の材料費等々の高騰の影響かもしれませんが。

尚、本日からの「時代」上映のラストに2205冒頭の6分18秒か流れるそうです。
これに合わせてか、これまで「時代」のラストで上映されていた2205予告がyoutubeで公開され始めていますね(^^)
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『「宇宙戦艦ヤマト」という時代』200年祭と内惑星戦争(ネタバレ有)

2021-06-19 20:34:32 | 宇宙戦艦ヤマト2202


さて、今週からネタバレ有で「時代」に向き合ってみたいと思います。
まず取り上げるのは、新規作画で遂に公式映像化された第一次・第二次火星沖海戦!!・・・・・・・ではなく更にその前、第二次世界大戦終結200周年式典と内惑星戦争についてです(笑)
このあたりの新情報も噛めば噛むほど味が出る感じで面白いんですよね。
では早速いってみましょう。

まずは気になった点を順に挙げてみました。

1)宇宙戦艦ヤマト建造時の偽装ベースとなったのは、1945年に沈没した戦艦大和ではなく、第二次世界大戦終結200年祭で復元された戦艦大和だった。
2)火星との内惑星戦争は2164年(第一次)と2183年(第二次)に勃発した。
3)火星側は漂着した異星文明の戦闘用宇宙船を入手していた
4)(少なくとも第一次内惑星戦争時は)火星自治政府宇宙海軍の方が技術的に進んだ艦艇を用いていた。
5)2168年に国連宇宙海軍が創設され、その主力となる村雨型は2170年、金剛型が2171年にそれぞれ就役を開始した。
6)2191年のガミラスとの初遭遇時、それを探知したのは天王星ステーションだったが、砲火を交えることになったのは冥王星沖だった。

一旦ここまでにしましょう。

まず1)の第二次世界大戦終結200周年式典について。
映像本編とパンフレットの記載によると、戦艦大和は2141年に坊ノ岬沖から引き上げられて修復・復元され、2145年の式典での慰霊・鎮魂の後、再び海に帰されたとあります。
なるほど、この設定であれば、坊ノ岬沖で沈んでいる大和の状態からは「夕日に眠るヤマト」の姿は成立しないという旧作以来の指摘への回答になりますね。
また、2199公開当時、リメイク版ヤマトはオリジナル版のように戦艦大和から改造されたものではなく、一から新造された艦である(大和からヤマトに受け継がれたものはない)という点について、残念だというファンの声があったとも記憶しています。
また、お手伝いした「アクエリアス・アルゴリズム」の打合せでも、復活篇ヤマトがそれ以前のヤマト/大和から引き継いでいるものがあるのかどうかという点について、かなりの時間をかけて議論したことを覚えています。
その点、「時代」制作陣は「ヤマト」が「大和」を受け継いだ存在であるという点を非常に重要視された上で、このアンサーを用意されたのだと思いました。
また、せっかく復元した大和をなぜ再び沈めてしまうのかという点に疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、鎮魂と慰霊のために大和を引き上げて復元した以上、その後は再び海に帰すという決定が下された事は理解できない話ではないと思います。
もちろん、貴重な歴史遺産、文化遺産として人々が目にすることができる形で保存したいという声も多数あったとは思いますが、そこで海に帰すという選択ができるのが200年間世界大戦を起こさずに過ごした22世紀の地球人のメンタリティーなのではないでしょうか。
そこからすれば、リメイク版の宇宙戦艦ヤマトが全ての使命を終えて退役する時にも、再び鎮魂と慰霊の後、海底に戻される気がしますね。

続いて2)~5)の内惑星戦争です。
予告の時点で火星側が異星文明のオーパーツを入手したことが示唆されていましたが、宇宙艦艇技術で火星が地球よりが遥かに進んでいたとはっきり明言されたのには驚きました。
しかしそれならば、某ジ○ン公国ばりに火星が独立戦争を決意することもあるでしょうでしょうし、少なくとも為政者が決断を下すにあたっての重要なファクターにはなったでしょう。

ここから先は、特に想像の飛躍がひどくなりますが――

開戦にあたり、火星自治政府も地球との圧倒的な国力差や人口差を理解していたでしょうから、優れた宇宙艦艇戦力を以って短期決戦で地球を屈服、あるいは大幅な外交上の譲歩を引き出そうと考えたのではないでしょうか。
そして戦いの経過ですが、緒戦こそ優れた軍事技術や国力差に驕る地球側の油断(この油断には火星がボ○ー艦を入手したことを知らない、あるいは知っていても重要視していないという点も含まれます)もあって火星側が大きな戦術的勝利を得るも、それを戦略的優位にまでは持ち込めなかったと考えるのが妥当の気がします。
まるで太平洋戦争みたいですが、体力(国力)の違い過ぎる二勢力間の戦争の典型と言ってもいいと思います。
火星軍は優れた兵器により戦場での優位(戦術的優位)を獲得しつつも地球を直接占領できるほどの量的戦力には欠け、逆に地球軍は火星圏に侵攻して火星軍を撃滅できるだけの質的戦力を用意できず、戦争は千日手の長期戦に陥った――という絵面が浮かんできます。
そうなると、22世紀のグローバル化は現在よりも更に前進することはあっても後退することはないでしょうから、自勢力圏だけで経済活動を維持しなければならない状況が続くと、経済規模の小さい火星側が先に国力面で苦しくなってきます。
結果、どこかのタイミングで講和が図られ、(第一次)内惑星戦争は終結します。
形としては火星の判定勝利、かなりの自治権拡大が認められたくらいが落としどころの気がします。
戦争期間は明らかにされてはいませんが、短ければ数ヶ月、どれだけ長くても3年以内でしょうか。

こうして(殆どが手前勝手の想像ですがw)宇宙植民開始後初の大規模戦争は終結しました。
しかしそれは単なる戦間期の始まりに過ぎず、特に勝って当たり前と思っていたのに勝てなかった地球側に猛烈な復仇心或いは危機感を植えつけることになりそうです。
その後、年表から地球側が行った事として読み取れるのは二つ、常設軍事組織としての「国連宇宙海軍」の設立及び新型艦艇の開発と量産です。
まず前者について。
おそらく地球側は第一次内惑星戦争を各国混成の国連軍あるいは多国籍軍として戦ったのだと思います。
湾岸戦争の時のような圧倒的な勝ち戦なら、指揮権の統一が不十分でも各国軍の方向性は概ね一致するので問題は生じにくいですが、第一次内惑星戦争はむしろ劣勢な戦いですから、各国間のエゴや駆け引きもあって、一層非効率で統一の取れない戦力運用を強いられたのではないかと想像します。
その反省から、戦後数年を経て、ようやく強固な指揮命令系統を構築することができたのだと思いますが、これを可能としたのも、先ほども述べた「勝てなかった」ことに対する危機感だったと思います。
もし第一次内惑星戦争で地球があっさり勝利したのなら、国連加盟各国のエゴを抑えて地球丸ごとの抜本的な軍事制度改革なんてまとまる訳がないですから。
何にせよ、国連宇宙海軍の創設は下手な新型兵器導入よりもよほど地球軍事力の能力を高める事になったと思います。
どれほど強力な兵器が配備されたとしても、それを統一された指揮命令系統下で整然と運用できなれば、集団としての戦力倍増効果は発揮しきれませんからね。

そして後者。
地球側は戦争中から続けていた先端技術開発を更に加速すると共にその成果物の量産に血道を上げ、火星側唯一のアドバンテージだった宇宙艦艇技術の優位を徐々に打ち崩し始めます。
その象徴が村雨型、金剛型の就役でしょう。
地球側軍事技術の底上げは、自力での努力以上に戦場で回収した火星側の兵器の分析と模倣が効果を上げそうですね。
村雨型の艦橋構造物の形状が火星の戦闘艦艇に酷似している点は、まさにその表出のように思えます。
対する火星側も、こうした地球側の努力(復仇の念)に気づかない筈がありません。
彼らも彼らなりに全力で新技術開発と戦力増強に努めるでしょう。
そうした両国の軍備競争もあって外交関係が悪化し、再び戦端が開かれたのだと思いますが、その状況は色々と考えられますね。
軍事的な優位(逆転)を確信した地球側が「カルタゴ滅ぶべし」的に外交・経済的に火星を締め上げ、火星側の暴発を誘う――というような状況や、逆に将来の軍事的劣勢を恐れた火星側が「今ならまだ勝てる」と先手を打って――という状況、更には第一次戦では得られなかった完全独立を今度こそ――というような状況まで、本当に色々と考えられます。
ただ何にせよ、この時点ではまだ同数兵力であれば火星側の方が宇宙艦艇技術の面では優勢の気がします。
先端軍事技術の後追いは、昔の日本や現在の中国を見ても分りますが、模倣を交えることで追いすがるところまでは比較的容易でも、追い越すのは非常に難しいからです。
しかし、火星側の軍事的・技術的優位は地球側の努力によって前戦争時ほどではなくなっていますし、物量では地球側が圧倒的に上。
火星側も善戦し、度々地球側を苦しめるも、最終的には地球側の大戦力に押し潰されるような格好で敗れたんじゃないかと想像しています。

「時代」での言及はありませんでしたが、2199本編では戦後火星から強制移住が行われたと語られていました。
これは現代の視点から考えても非常に手荒な戦後処理であり、当時の地球でも異論や反論は出たと思います。
ですが、2199の設定では火星が地球に隕石落としの攻撃をかけたという設定があったと記憶しており(ソースが確認できないのですが・・・)、その攻撃で地球市民に大きな被害が出たのなら、火星に対する市民レベルでの懲罰感情は非常に強くなるでしょう。
また、オーパーツを用いた火星の高い科学技術力に対する国連や各国政府、各国軍首脳レベルが感じていた脅威の大きさも、市民感情以上に強制移住断行の要因になりそうです。
戦後、国連や各国から派遣された調査団が、それこそ火星中の土地を掘り返す勢いで異星文明の宇宙船を血眼で探したのでしょうが――結局は見つからなかったのでしょうね。
ガミラス戦時の波動エンジン開発を担い、おそらく地球が有する殆どの技術的トップシークレットに触れることができたであろう真田さんがそう証言しているので、見つからなかったのは事実だと思います。
ただそうなると、地球側は決して小さくはない不安を覚えるでしょう。
もしかしたら火星政府・軍の残党が、異星文明の宇宙船を修復して国連宇宙海軍の進駐前に太陽系外に脱出したんじゃないか。そしていつか、異星文明を引き連れて再び太陽系に戻って来るんじゃないか――と。

それが6)のガミラスとの初遭遇時の地球側アクションにも影響を与えていたような気がします。
つまり、地球は火星独立勢力の残党と異星文明を恐れて太陽系外縁に警戒網を敷き、実戦部隊である国連宇宙海軍も比較的高いレベルでの即応体制を維持していたのだと思います。
未だ第二次内惑星戦争終結から10年も経過しておらず、「簡単に火がつく」状態だった太陽系に拡大政策中のガミラスがタイミングよくやってくるなんて、本当に間が悪い・・・・・・。
あるいは、このタイミングと状況の連なりがなければ、たとえば第二次内惑星戦争の50年後とかなら、遭遇直後の先制攻撃まではなかったんじゃないかと思ってしまいますね(それがその後の地球にとって良かったかどうかは分かりませんが)。

随分長くなってしまいましたが、最後にあと二つだけ。
一つは、火星自治政府側の戦闘艦艇について。
艦級名も明らかではない火星艦艇(個人的には、オリンポス級とか推したいですけど)のバックショット、特に補助エンジンのX字型の配置がアンドロメダ級を連想させるなぁ・・・・・・と思っていて思い出したことが。



2202で公開されたアンドロメダ級のスペックに書かれていた補機「ケルビンインパルスエンジン」。
これ、私の中でずっと謎の存在だったのですが、実は火星式の星間航行機関だったんじゃないか?と思ったり。
2202終盤の展開からすると、アンドロメダやD級の設計も時間断層AIが行っていた可能性が高そうなので、AIならば空気を読んだり忖度などせずに、性能的優位だけでデータバンク内にあった火星式の機関すら採用してしまう気がしまして。
逆に、改装後もヤマト搭載補機が艦本式コスモタービン系なのは、AIではなく人間が設計しているからでは、とか。
ええ、はい、全て妄想ですw

妄想ついでにもう一つ。
第二次内惑星戦争末期から戦後すぐにかけては、地球・火星双方に様々な戦場伝説が生まれてそうだなぁとも思いました。
火星軍が不利な戦況を逆転すべく、極秘裏に超巨大宇宙戦艦を建造している・・・とか、いやもう実際に配備されていて、一週間前に消息を絶った○○○戦隊は、それにやられたらしい・・・とか、技術レベルに勝る敵に対する地球側の恐れと戦局の逆転を願う火星側の願望が絡み合うことで、様々なフー・ファイターを戦場のあちこちに生み出しそうな気がしますね。
このあたりを上手く使えば面白い二次作品も作れそうです。
うーん、さすがに古代守は絡められませんけど、立ち位置や艦名の点で言えば、ア○カ○ィア号ネタとかすごく使いやすいですよねw


『「宇宙戦艦ヤマト」という時代』は総集編とは言いながら、本当に考えて考えて考え抜いて作り込まれた魅力が光る作品だと思います。
まだまだ観返す度に、新たな面白さが発見できそうです。
次回は、第一次・第二次火星沖について取り上げた記事を書いてみたいと思います。








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『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』特報のガイペロン級

2021-06-15 22:43:03 | 宇宙戦艦ヤマト2205


「ヤマトという時代」上映後の劇場で公開されていた2205特報のショートバージョン(劇場版が60秒くらいだったのに対して、youtube版は30秒程度)が今朝早くにyoutubeで公開されました!!
いやー、制作が進んでいるのは様々メディアで報じられていましたが、こうしてじっくり観れる形で公開されると、期待感は俄然高まってきますよね(^^)
本特報の詳細分析はFGTさんが動画で制作されると思いますので(人任せw)、私はメカマニアらしく登場兵器の一つをクローズアップしてみようと思います。



取り上げるのは、21秒あたりで登場するランベアカラーのガイペロン級です。
残念ながら2202の第七章で同じカラーリングのガイペロン級がわんさか登場していたので、ランベアと特定することはできませんが、個人的には「あの」ランベアだと思っています(バーガーも登場していたので、そう思いたいというべきかw)。
それはさておき、コマ送りや静止画で見ると、このガイペロン級の第二甲板(上から二段目の甲板)には三連装陽電子カノンの大型砲塔が二基鎮座しています(映像では発砲もしています)。
また、この甲板の前縁にはブチ穴(笑)そのものの開口があって、ミサイル(魚雷)発射管を思わせますし、この第二甲板はそれより下の第三・第四甲板と比べて色合いが鮮やかで、いかにも後付けで増設されたように感じます。

さて、これが何を意味するのか?
七色星団でも地球沖でもガイペロン級を突撃させてしまったことに対するガミラス人なりの反省か?なんて意見もありましたが(笑)、私はこれをガイペロン級を簡易的に戦闘空母化させた姿と考えます。
ガミラスの戦闘空母(航宙戦闘母艦)といえばゲルバデス級が存在しますが、この艦は2199当時の設定では「単独での作戦行動が可能な高性能艦だが、高価な建造費と複雑な建造工程から少数建造に終わった」とされていました。
にもかかわらず、2202でゼルグート級と同様わんさか登場していましたが、これは自分本位の考えで前作設定を無視したメカ設定者のセンスの悪さが原因と考え、ここでは無視しますw

天の川銀河内でガミラス星に代わる移住先をできるだけ手分けして(効率的に)探索したいデスラー陣営にとっては、対艦戦闘能力と航空機運用能力が高い次元でバランスし、単艦行動が可能なゲルバデス級は非常に使い出がある艦でしょう。
本来ならゲルバデス級を増備したい。
しかし、ガミラス本星とも袂を分かち、基本的には根無し草の現在のデスラー陣営に高価で建造の手間もかかるゲルバデス級を新たに用意することは思いもよりません(建造そのものは可能でも、必要数を確保できない)。
2202に登場したデスラー取り巻き艦隊がピカピカのゼルグート級やゲルバデス級を大量に並べていたのでピンとこないかもしれませんが、彼らのような流浪の根無し草は基本貧乏にならざるを得ないのです。
そんな貧乏な筈の彼らにしてみれば、既存艦艇の中でも旧式故に比較的数も多いガイペロン級を簡易改装して戦闘空母化するのは極めてコストエフェクティブネスの高い手法と言えるでしょう。
具体的には、既存の第二甲板(飛行甲板)を主砲塔とミサイル発射管、その弾庫がユニットになった戦闘甲板に換装し、その甲板の後方か第一甲板の底部に戦闘艦橋を設ける、だけw
この換装なら、本格的なドックや建造施設でなくても実施可能に思えます。
そして換装完了後も、第一・第三・第四甲板は飛行甲板として残るので、航空機運用能力はオリジナルの60%以上は維持できるでしょう。
これで、最小限の改造だけで立派な(?)戦闘空母が完成ですw
もちろん、元が対艦戦闘を考慮しない空母ですから、防御力・構造強度の乏しさだけはどうしようもなく(特に換装された戦闘甲板に直撃したら誘爆で酷いことになりそう)、性能的には実戦経験豊富なガミラス軍人たちを満足させられる代物ではないかもしれませんが、それでも数は力、必要最低限の能力で最大多数という原則でいえば、ベターな選択に思います。
また、防御力の不足については、地球艦艇ばりに波動防壁(ゲシュタム・フィールド)を用いることができれば、かなりカバーできそうです。
そんな感じで私はあのガイペロン級を「単艦行動も可能なように簡易改装で戦闘空母化されたガイペロン級」と予想しますが、いかがでしょうか?
クラスネームとしてはそうですねぇ・・・改ガイペロン級特設航宙戦闘母艦とかどうでしょうか?(長っ!)

いきなり長々と書いてしまいましたが――なんだかこうしていると嬉しくなってきちゃいますね。
2199の時は、こうした艦艇にかかわる設定の妄想を新情報が出る度にいつもやっていた気がしますが、2202は常識的な理詰めで考えられるメカ要素が乏しく、こうした遊びをあまり楽しめませんでしたから。
他にも、特報に登場したメカで触れたいものはありますが(自爆したとおぼしき青いゲルバデス級とかw)、今日はこの辺りでお開きにしようと思います(^^)





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『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』を観てきました(ネタバレなし)

2021-06-13 15:49:40 | 宇宙戦艦ヤマト2202


皆様ご無沙汰しております。
映画公開を機に久しぶりのブログ更新です。
いつもどおり公開開始1週間はネタバレなしですので御了承下さい。

一昨日の上映初回を大阪ステーションシティシネマで観てきました。
元々は昨年公開予定とされていたのが本年1月に延期となり、更に半年近く延期しての公開となったので、待ちに待ったという感じでしたね。

作品時間は2時間弱、この時間で2199前史・2199・2202とお話を繋ぐというので、すごい駆け足か詰め込み過ぎになるんじゃないかと少し心配していましたが、始まってみると特にそんな感じもせず、すんなりとお話に没頭することができました。
私が既に2199と2202を全て観ている(知識のベースがある)からもしれませんが、真田さんの俯瞰的な語りに沿ってストーリーが展開していくことで、視聴者は多少足早ではあっても手を引かれながら案内されるような感覚で作品世界を巡ることができたのだと思います。
実際、「何が起きたのかよく分からん」と言われた2202の第三章や後半部分は、真田さん主観という名の通訳・触媒を介することで、本編よりもむしろ理解しやすくなっていたのではないでしょうか。
その点、本作の「ドキュメンタリー方式」という制作方針は(最終的なセールスは分かりませんが)私のような既存ファンに向けてもより良い選択だったと思います。
また、本作のもう一つのターゲットたる『新たなファンになって欲しい初見の方』にも、「理解しやすい」という点は今後のことを考えても良い方へ作用すると思います。
もちろんオーディオコメンタリーで制作陣が語っておられた通り、カロリー(情報密度)が高すぎるという懸念はありますが、サーガ的な世界観を持つ作品である以上、新規の方にはBD/DVDなどでお腹を壊さない程度に少しずつ咀嚼していただく・・・・・・ということでw

注目だった2199前史の部分についても、設定・作画共に非常に力の入った仕上がりだったと思います。。
内惑星戦争や第一次/第二次火星沖のシーンは、作画的にも2199を彷彿とさせる感じで、特に2199ファンの満足度は高かったのではないでしょうか。
ただ、2198年に設定された第二次火星沖海戦について、以前言及しましたような背景設定(ユリーシャ来訪との係わりとか)が加わるかな?と期待していたのですが、さすがにそこまでのフォローはなかったです。
とはいえ、火星自治政府海軍のあたりの新たな設定は、今後の作品世界にも影響する要素も大きく、情報密度の配分が加減されたのかもしれません。
映画本編中の第二次火星沖海戦の展開について思った点については、ネタバレ解禁後に言及しようと思いますが、私的には2202の小説版を執筆されている皆川ゆかさんに第二次火星沖海戦前後を舞台にした外伝小説をいつか書いていただきたいなぁ・・・と願ってやみません。

また、「時代」の中で取捨選択されたエピソードは、次回作(宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち)の予習を意図してピックアップされているのだろうな、とも感じました。
叛乱覚悟でヤマトがテレザートに旅立つ際の藤堂長官の説得の通信(「ヤマトは強力な兵器だ」から始まる部分)や、2199のシーンでも七色星団の戦いではなくバラン星ゲート突破のシーンが選ばれているのは、それが理由じゃないかと。
そうした意識で「時代」をもう一度観返してみると、これまでとはちょっと違う気づきが得られるかもしれません。
実は以前、2205への登場が予定されている新キャラクターについて、ある予想をしたことがあるのですが、この予想が成立するとすれば第六章の藤堂三佐のある台詞が必ず入ると思いましたが・・・・・・ありませんでした(笑)
できれば2205の公開後にも「時代」を観返して、答え合わせをしてみたいですね。



本編と同じくらい楽しみに劇場限定BDの特典、皆川ゆかさん作の『私の心がこのようにあることは』。
結城信輝さんのの表紙絵から、ほのぼのとした青春追憶話を勝手にイメージしていましたけど、いい意味で裏切られました。
100%混じりっ気なしの「ガチ」の後日談です。
2202の最終章を観た時に「あるもの」の顛末が気になっていたのですが、本小説内でその答えを明らかにしていただきました。
本作のキーワードに「人」と「心」があると思いますが(他にもありますが、ネタバレが強くなるので控えます)、それは2202の終盤にも共通していて、あるいは今後のシリーズでもキーワードになるんじゃないかと思ったり。
そしてウメグラさんの挿絵も、本作の主人公二人の放つ空気感にピッタリで、とても魅力的でした。
尚、ウメグラさんの挿絵とは別のイラストが映画チケットの版権キャンペーンの特典になっていまして、私も応募予定です(^^)



最後に一つ、一昨日の公開初日に『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』についての情報が公開されました。

 ・全二章の「前章」が10月8日に公開
 ・既出の補給母艦「アスカ」とは別に戦闘空母「ヒュウガ」が登場
 ・新キャラとして土門竜介、徳川太助、京塚みやこ、坂本茂、坂東平次が登場
 ・黒色艦隊のみならずボラー連邦も登場。更にはガルマン(?)も

劇場では「時代」のエンディング後に1分程度の予告編も上映されまして、今のところは劇場限定の公開のようです。
私ももちろんこの予告を観たのですが、「あわわわわ」と泡を食ってる内に終わってしまいまして、殆ど記憶が・・・・・・(汗)



ただ、アフロ社長さんからお譲りいただいた「この機体」がワンカット映っていたと思うんですよね。
残念ながら機体のサイズ感までは把握できませんでしたが、既存のコスモタイガーⅡとの役割上の棲み分けが気になります。
戦闘機、戦闘攻撃機はCT2で十分でしょうから、空母も登場することですし、より大型の攻撃機的な機体だと予想したのですが、はてさて。

来週はネタバレありで記事をアップしたいと思います。





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