音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Don’t Look Back In Anger

2008年09月10日 | 音楽関連ニュース
◆Oasis(オアシス)ノエル・ギャラガーが暴漢に襲われる!瞬間衝撃映像(doops!)
 後ろから襲われては防ぎようがないよ。どうして男がステージに上がってきたのを誰も止めなかったんだろう?

◆音楽の好みで、その人の性格がわかります(BARKS)
 自尊心が高いやつが多いな。

◆歌舞伎町の人気キャバ嬢、再びBARKSに登場(BARKS)
 ウォーターズ系コンピレーションて。

◆米バンド「ハート」、ヒット曲の無断使用で共和党にクレーム(ロイター)
 どっちの言い分がほんとなんすかね。

◆スペシャルズ、テリー・ホールを含めた編成でのライヴを27年ぶりに開催!(CDJournal.com)
 見たいような見たくないような。

◆キンクス、パイ時代のアルバムをまとめたボックスセット(amazon.co.jp)
 輸入盤だから紙ジャケとしての出来はお粗末だろうけど、10枚組で1万円弱というのは安いね。

◆いま手に入る“高音質CD”「SHM-CD」を聞き比べる(IT media)
 SHM-CDの音は嫌いじゃないけど、ここまで手放し絶賛だとちょっと引く。
 はてブコメントも見事にアンチばっか。


 オアシス「Don't Look Back In Anger」。2005年マンチェスターでの大合唱。

Song For Kim

2008年09月09日 | CDの感想
  
○The Wellingtons「Heading North For The Winter」(2008)
 ひさびさにがつんとくるパワーポップに出会った。
 「マフスのはてな」経由で知ったオーストラリアのバンド、ウェリントンズ。
 
 アルバム冒頭、せつなげなオルゴールの音が鳴ったあとに飛び出すサウンドの鮮烈なみずみずしさ。しかもこの曲「Song For Kim」は、マフスのキム・シャタックに捧げられた曲だというじゃありませんか。

 で、頭のインパクトだけで終わらず、しっぽまでおいしい。
 奇をてらったところなどまったくない、パワーポップ・バンドとしてストレートすぎるくらいストレートな作りで、そのまっすぐさは、おっさんの俺には少々まぶしすぎるくらい。
 しかもキム・シャタックには一方的に愛を告白するだけじゃなく、4曲目「Freak Out」でコーラスで参加してもらっていたりするのだ。なんとまあ。

 ちなみにギタリストは日本男児です。浅野浩治くん。ワーキングホリデーでオーストラリアに渡って、いろいろあってこのバンドに参加することになったとのこと。日本盤のライナーノーツも彼が書いてます。それによると、アルバム名の由来は、メンバーみんな寒いのが嫌いなので、冬になったら北へ逃れよう、ということかららしい。オーストラリアは南半球にあるので、北へ行くほど暖かくなる、と。なるほろ。

 試聴はここでどうぞ。


 「Song For Kim」のPV。こういうのもおっさんにはまぶしいなあ。

盗作の文学史

2008年09月08日 | 本の感想
  
○栗原裕一郎「<盗作>の文学史」(2008)
 音楽にはぜんぜん関係ない本だけど、とてもおもしろかったのでご紹介。どんな本かというと…

剽窃は文化である。――ん?
つくづく人間(作家)は面白い。盗作、パクリ、剽窃、無断引用、著作権侵害、作家のモラル……をめぐって繰り広げられたドタバタ(悲喜劇)を博捜し、事件としてでっち上げられる過程を冷静に考察した"盗作大全"
すべての作家、作家志望者、文学愛好家必読必携の書(帯より引用)

 日本の近代文学が誕生した明治時代から現在までの、文芸分野における「盗作事件」を徹底的に集め検証した、492ページにわたる大著である。
 各々の記述は、事件が発生した時の報道記事や関係資料に可能な限りあたったうえでまとめられている。たいへんな労作だと思う。大著であっても難解ではなく、むしろ非常にわかりやすいし、興味深い記述と考察の連続であった。
 具体的な内容については、出版元のサイトに目次が掲載されているのでそちらをどうぞ。これです。(※PDFファイル)

 以下、本の内容とあまり関係ない個人的な感想。

 立松和平「光の雨」は、坂口弘「あさま山荘1972」の記述を使ったことで問題になったわけだけど、現在進行中の山本直樹のマンガ「レッド」は大丈夫なんだろうか。あのマンガは、坂口弘や永田洋子、植垣康博といった連合赤軍事件関係者の手記に出てくるシーンとセリフをかなり忠実に拾い出し、再構成して作られているのだが…。表現そのままでなく、情景として取り入れているからいいのかな?
 あれが問題になるようだと、「レッド」の完成を楽しみにしている人間(俺)としてはたいへん困ることになる。

 井伏鱒二「黒い雨」盗作疑惑論争に主要人物として登場するお方の一人には、以前やっていた仕事でちょっとだけ関わったことがある。少々ファナティックなところのある人だった。その業界の関係者が集まっている場で、その場での議題にまったく関係ない案件に関する自分の意見を訴え始めたり。
 あんなやり方では、たとえまっとうなことを言っていたとしても、誰も耳を傾けなくなってしまうだろうと思った。

 それにしても、文芸の世界はシビアというか、「盗作」と指摘されることで、作家生命を脅かされたりするんだね。ポップミュージックの世界では剽窃、パクリなんてあたりまえのように存在しているのに。(以前書いたこのテキスト参照)
 だいたい「国民的バンド」と呼ばれるグループの代表曲が、海外アーティストの曲をベースに作られていても、だれも文句言わないわけですから↓

 ▼You Taught Me How To Speak in Love - Marlena Shaw



(追記)
 著者のブログによれば、この本に対して、とある文芸評論家から見当違いの批判を受けたらしい。
 で、これに見事に反論しているのがまたまた痛快。
 当の批判がいかに見当違いなものかを知るためにも、また、この本が書かれた意図を再確認するためにも、本書を読み終わってからこの反論を読むといいと思う。CDのボーナストラックを聴くような気分で。

Close To You

2008年09月05日 | 試聴・動画
 SPHERICAL MUSIC経由で知ったカレン・カーペンター映像。彼女がドラムスを演奏しているシーンばかりを集めたもの。

 ▼Karen Carpenter - The Drummer


 カレンは、あんなに素晴らしい声を持ちながら、歌を唄うよりもドラムをたたいているときの方が幸福だったといわれている。たくさんの打楽器を並べて次々とたたいていくシーンを見ていると、それもあながちおおげさではないと思えてくる。本当に楽しそうに演奏しているから。しかもかなり上手い。

 で、この映像を見て連想したのが、もうひとりの女性打楽器奏者だった。ルース・アンダーウッド。

 ▼Frank Zappa - Approximate


 彼女もカレンと同じくらい楽しそうに演奏する人だ。そして、同じようにチャーミングでもある。

 二人のパーカッション共演なんていうのがあったら、と想像してみる。
 でも不可能だね、不可能。過去も違う世界にいたわけだし、今も違う世界にいるのだから。

Please Please Me

2008年09月04日 | 音楽関連ニュース
 噂のGoogle Chrome、さっそく使ってみました。さくさく動いて気持ちいいですね。しかし、このブログを編集しようとするとうまく動いてくれないのでした。なぜだ。

◆ストーンズのベロマークは当時の学生デザインだった(BARKS)
 もう少し金払ってやれよミック。

◆デヴィッド・ボウイ、お気に入りの曲をアルバムに(BARKS)
 以前紹介した自選コンピの記事。いつまでたっても飽きがこない曲を選んだそう。

◆ノエル、お気に入りバンド“究極のトップ10”を明かす(BARKS)
 おおむね予想のつくラインアップだけど、フロイドとビージーズが入ってるのはちょっと意外かな。

◆ジャクソン・ブラウンの名作アルバム群が紙ジャケに(HMV Japan)
 本気でワーナーもSHM-CDモードなんだろうか。なにはともあれ、「孤独なランナー」だけは買う。
 
◆チャットモンチー、ニュー・シングル“染まるよ”とライヴDVD「チャットモンチー レストラン メインディッシュ」を11月5日に同時リリース(bounce.com)
 メインディッシュは武道館でしたか。楽しみ。

◆英Cherry Redの初期シングル曲を集めたCD8枚組ボックス・セットがリリース(CDJournal.com)
 ……手を出さないように気をつけよう。

◆特報!BOX紙ジャケ再発!(杉真理オフィシャルサイト)
◆続報!BOX紙ジャケ再発!(同上)
 杉真理が松尾清憲と組んだビートルズなグループBOXのアルバムが紙ジャケに。リマスターされて、レアトラックなども収録される模様。

◆子供番組でロックを楽しむ(CDJournal.com)
 セサミストリートに負けないよう、日本の子供番組もいろいろがんばってんだね。


 ということで、伝説の「ハッチポッチステーション」からビートルズメドレーを。どぞ。



Black Page

2008年09月04日 | ザッパ関連
 また来日情報なんですが。

◆TERRY BOZZIO JAPAN Tour 2008
 telの日常三昧経由。7月から前売りしてたのか。
 クリムゾン組(トニー・レヴィン+パット・マステロット)with アラン・ホルズワースとの共演日は、先行分がSOLD OUTになってる。
 しかしこの来日頻度は、もはやベンチャーズ状態だねテリー。


 テリー・ボジオvsチャド・ワッカーマン。新旧Zappa Bandドラマー対決。

It’s My Party

2008年09月03日 | 音楽関連ニュース
 来日情報二題。

◆2009年3月20日~22日Dave Stewart & Barbara Gaskin(デイヴ・スチュワート&バーバラ・ガスキン)公演
 80年代ポップ好きには忘れられないユニットが、まさかまさかの来日。しかも同時に新譜も発売されると。
 正直すごく見たいけど、そんな時期に東京まで行けんなあ。うーん。ニューアルバムだけで我慢するか……。
 それにしてもすげえ名前の会場っすね。「月見ル君思フ」て。

◆グレン・ティルブルック来日公演2009
 東京、横浜、名古屋、京都、大阪計7公演。
 「我ながら頑張った。が、埋まるのか?!っていうかファンの皆さん、ぜひ埋めてください。よろしくお願いします。」
 がんがれ。


 ひさびさにYouTubeを検索したら、スチュアート&ガスキンの音源が前より増えてたので、二連発でゆきます。まず「It's My Party」。トップ・オブ・ザ・ポップス出演時の映像。「ユーリズミックスじゃありませんよ」てテロップが流れるのがおかしい。


 そして「I'm in a Different World」。音だけで申し訳ない。でも名カヴァーなのでご勘弁を。オリジナルはフォー・トップス。


 おまけ。デイヴ・スチュアートがコリン・ブランストーン(元ゾンビーズ)とのデュオで演った「What Becomes of The Broken Hearted」。ジミー・ラフィンが歌った名曲のカヴァー。デイヴ氏がPILのTシャツ着てるのはギャグでしょうか。


 もひとつおまけ。スチュアート&ガスキンのMySpaceページ

 お楽しみください。

ピーチ

2008年09月02日 | CDの感想
  
○滝沢乃南「PEACH」(2008)
 Waste Of Pops 80s-90sの8/21付記事を読んで、気になっていたグラビアアイドルのアルバム。DVD付きでちょっと高かったけど、やけっぱちな気分でえいやと買ってしまった。

 で「ほんとうにええのか?ええのんか?」と、どきどきしながらディスクをCDプレーヤに突っ込んでみたら………見事に「あたり」。おお。

 明らかに「Perfume以後」のアイドルポップスではある。2曲目、5曲目なんて完全にPerfumeクローンだし。

 でもそれがぜんぜん安っぽく感じられないのだ。楽曲レベルの高さと、よく練られたサウンドのせいもあるとは思うけれど、なにより滝沢乃南自身のヴォーカルのキュートさ、そのおかげだろう。

 しかもそのキュートさは、アイドルにありがちな、舌足らずで不安定なそれではなく、とても凛としたものである。一本芯の通った感じ。

 そしてそこから生まれる多幸感。爆音で聴くと気持ちいいよこれは。

 どんな音か興味を持った方は、ここで試聴されるとよいかと。30秒ずつではあるけれど全曲試聴できます。

 買い逃すとヤフオクで泣く泣くプレミア値で買うことになったり、あるいはブックオフの250円棚をえんえんと探す羽目になったりするアルバムかも。 

 ちなみにDVDは30分も収録されてるんだけど、そのうち3分間だけが音楽関係(PV)で、あとはまるっきりグラドルのイメージビデオでした。うー。